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【レポート】岡山、デンソー、JT、FC東京が先勝!~V・チャレンジマッチ(3/11)~
2016/17V・プレミアリーグ チャレンジマッチは3月11日(土)、神奈川県大和市の大和スポーツセンターにて第1日目が行われました。
第1試合は、岡山シーガルズが上尾メディックスにセットカウント3-1で勝利。第2試合はデンソーエアリービーズがPFUブルーキャッツにフルセットの接戦の末、勝利しました。第3試合は、JTサンダーズが富士通カワサキレッドスピリッツをセットカウント3-1で下しました。第4試合は、FC東京が大分三好ヴァイセアドラーをセットカウント3-0で破り、3ポイントを獲得しました。
<第1試合> 岡山シーガルズ 3 (29-27・19-25・25-18・25-23) 1 上尾メディックス
第1セットは、上尾が先行します。上尾の大砲・カルデロンディアス,ロシルが、岡山のブロックの上から強烈なスパイクを次々に叩き込みます。なかなか点差を詰められない岡山ですが、「序盤はミスが多かったが、少しずつ自分たちのバレーを取り戻せた」と佐々木萌。中盤からカルデロンディアスのスパイクに対応し始め、23-22と逆転に成功。岡山がデュースの接戦を29-27と制しました。
第2セットはミドルブロッカー・松本亜弥華の攻撃を起点に上尾がリズムを掴みます。松本はブロックでも存在感を発揮し、このセットは上尾が終始リード。25-19と第2セットを奪い返します。
第3セットは、「イージーなサーブは少なかった」と河本昭義監督が振り返るように、岡山の攻めのサーブが機能。持ち前の粘り強いディフェンスから多彩な攻撃を展開し、岡山が25-18と第3セットをものにしました。
第4セットも岡山は攻撃の手を休めません。上尾は終盤カルデロンディアスの攻撃を中心に食い下がりますが、最後までリズムを維持した岡山が25-23とし、セットカウント3-1で勝利しました。
■コメント
岡山シーガルズ 河本昭義監督
「どちらが勝ってもおかしくない状況の中で、第1セットを逆転で取ったことが7割くらい重要でした。途中から選手たちも落ち着いてきて練習どおりにやっていたと思います。身を挺して防いだことで、相手チームにいつもない焦りの感覚を生み出し、自分たちは逃げ切ることができました。」
山口舞選手
「試合序盤は調子がよくなく、固さがありました。相手のカルデロンディアス選手は強打だけではないと把握していたので、常に状況判断することを皆で意識していました。明日は相手も気持ちを切り替えて必死でやってくると思うので、最後まで自分たちのバレーボールができるようにがんばりたいです。」
<第2試合> PFUブルーキャッツ 2 (25-19・14-25・19-25・25-19・17-19) 3 デンソーエアリービーズ
第1セットは、PFUが14-10と中盤からデンソーを引き離します。今季初スタメンとなった秋山愛海の強打、狩野舞子の強弱を織り交ぜた攻撃が決まり、第1セットは25-19とPFUが取りました。
第2セット、第3セットは、デンソーのペース。山口祐之監督が「1セット途中から出場した鍋谷が機能し、攻撃のリズムがよくなった」と振り返ったように、石田瑞穂を始めとしたエース陣の歯車がかみ合います。デンソーが一気に流れをたぐり寄せ、第2セットを25-14、第3セットを25-19と連取しました。
第4セットは序盤からPFUの江畑幸子が両足をつるアクシデントに見舞われます。しかし、PFUは江畑の替わりに入ったルーキーの堀口あやかが奮起。石田にボールを集めるデンソーの攻撃を全員バレーで阻止し、25-19と第4セットを奪取しました。
第5セットは終盤まで一進一退の展開。両チームともに外国人選手が高さのあるブロードで突破口をこじ開けようとします。一歩も引かない攻防戦が繰り広げられますが、デンソーがPFUの粘りを打ち破り、セットカウント3-2で勝利しました。
■コメント
デンソーエアリービーズ 山口祐之監督
「1セット目は緊張がありましたが、2セット目以降は、今シーズン自分たちがやってきたサーブ、ブロック、ディグを展開することができて、セットを連取できました。4セット目は疲れも見えてきましたが、最終セットは全員バレーで勝つことができました」
石田瑞穂選手
「今日勝てたのは、明日の試合につながるし、自分たちの自信になりました。この一年間、やれるところまでやってきたので、明日が本当の勝負になります。試合後はリカバリーを心がけて、相手チームの研究と自分たちの修正をチームで共有して、臨みたいと思います」
<第3試合> JT サンダーズ 3 (25-13・25-19・24-26・25-18) 1 富士通カワサキレッドスピリッツ
第1セットはJTがプレミアリーグの実力を見せつけます。富士通のスパイクがなかなか決まらず、8-1と大きく先行。中盤以降もぐいぐいとJTが得点を重ね、第1セットを25-13と奪いました。
第2セットも、今大会がリーグ戦最後となる越川優の攻撃がコンスタントに決まり、25-19と第2セットもJTが連取します。
第3セットもJTが主導権を握りますが、22-22の場面で「集中力が切れてミスが出てしまった。元に戻せなかった」とヴコヴィッチ,ヴェセリン監督。JTの隙を見逃さなかった富士通はルーキーの浅野卓雅のスパイクが光り、このセットを26-24と取りました。
「3年連続の入替戦で初めてセットを取ることができた」(勝田祥平監督)と粘りたい富士通。しかし、第4セットはドラジェン,ルブリッチのスパイクなどで序盤からリードを奪ったJTが押し切り、25-18でこのセットも取って勝利しました。
■コメント
JT ヴコヴィッチ,ヴェセリン監督
「レギュラーシーズンが終わってから1ヵ月強、時間があったのでしっかり準備してきました。第1セット、第2セットは自分たちでコントロールすることができ、正直、実力差があったと思いますが、第3セット目は自分たちのミスが立て続けに起きてしまい、4セット目はそれを立て直すことができました」
越川優選手
「第3セット目は勝ち急いだわけではなく、レギュラーシーズン中も相手に1、2点取られてセットを取られてしまうという弱さがありました。相手のレベルというよりも、自分たちのプレーレベルの弱さが出ていると思います。シーズン中の課題が、今日の試合でも出てしまったと感じています」
<第4試合> FC東京 3 (25-22・25-21・25-22) 0 大分三好ヴァイセアドラー
第1セットは、FC東京が主導権を握ります。入替戦は自身初出場となるペピチ,ミランが、スパイク、ブロックと大車輪の活躍を見せ、25-22と第1セットを先取しました。
第2セットはスタートから、互角の攻防戦が繰り広げられます。大分三好はスピードサーブで攻める姿勢を見せ、20-20と両者一歩も引きません。この勝負所で、FC東京は奥村航らのクイック攻撃で中央突破。さらに大分三好のヤカン,グマのスパイクをシャットアウトし、FC東京がこのセットも25-21と連取しました。
第3セットも同様の展開。「20点以降にどう勝負するかが課題だった」(小川貴史監督)という後がない大分三好は必死で追いすがります。しかし、「大分三好は大事なところでミスが多かった」とペピチ。終盤、ヤカンにボールを集める大分三好をFC東京がブロックで封じ込め、25-22とセットカウント3-0で勝利しました。
■コメント
FC東京 坂本将康監督
「選手自身がナーバスになって、心配事が増える試合で、ストレートで勝てたことは大きいです。プレッシャーをはねのける練習は十分積んできたと思います。自分たちのペースになるまで我慢できたというのが、自信になりました」
ペピチ,ミラン選手
「簡単に勝てる試合になるとは思っていませんでしたので、しっかりチーム全体で準備をしてきました。思ったとおり、楽ではありませんでした。明日もストレートで勝ちたいと思います」
第1試合は、岡山シーガルズが上尾メディックスにセットカウント3-1で勝利。第2試合はデンソーエアリービーズがPFUブルーキャッツにフルセットの接戦の末、勝利しました。第3試合は、JTサンダーズが富士通カワサキレッドスピリッツをセットカウント3-1で下しました。第4試合は、FC東京が大分三好ヴァイセアドラーをセットカウント3-0で破り、3ポイントを獲得しました。
<第1試合> 岡山シーガルズ 3 (29-27・19-25・25-18・25-23) 1 上尾メディックス
第1セットは、上尾が先行します。上尾の大砲・カルデロンディアス,ロシルが、岡山のブロックの上から強烈なスパイクを次々に叩き込みます。なかなか点差を詰められない岡山ですが、「序盤はミスが多かったが、少しずつ自分たちのバレーを取り戻せた」と佐々木萌。中盤からカルデロンディアスのスパイクに対応し始め、23-22と逆転に成功。岡山がデュースの接戦を29-27と制しました。
第2セットはミドルブロッカー・松本亜弥華の攻撃を起点に上尾がリズムを掴みます。松本はブロックでも存在感を発揮し、このセットは上尾が終始リード。25-19と第2セットを奪い返します。
第3セットは、「イージーなサーブは少なかった」と河本昭義監督が振り返るように、岡山の攻めのサーブが機能。持ち前の粘り強いディフェンスから多彩な攻撃を展開し、岡山が25-18と第3セットをものにしました。
第4セットも岡山は攻撃の手を休めません。上尾は終盤カルデロンディアスの攻撃を中心に食い下がりますが、最後までリズムを維持した岡山が25-23とし、セットカウント3-1で勝利しました。
■コメント
岡山シーガルズ 河本昭義監督
「どちらが勝ってもおかしくない状況の中で、第1セットを逆転で取ったことが7割くらい重要でした。途中から選手たちも落ち着いてきて練習どおりにやっていたと思います。身を挺して防いだことで、相手チームにいつもない焦りの感覚を生み出し、自分たちは逃げ切ることができました。」
山口舞選手
「試合序盤は調子がよくなく、固さがありました。相手のカルデロンディアス選手は強打だけではないと把握していたので、常に状況判断することを皆で意識していました。明日は相手も気持ちを切り替えて必死でやってくると思うので、最後まで自分たちのバレーボールができるようにがんばりたいです。」
<第2試合> PFUブルーキャッツ 2 (25-19・14-25・19-25・25-19・17-19) 3 デンソーエアリービーズ
第1セットは、PFUが14-10と中盤からデンソーを引き離します。今季初スタメンとなった秋山愛海の強打、狩野舞子の強弱を織り交ぜた攻撃が決まり、第1セットは25-19とPFUが取りました。
第2セット、第3セットは、デンソーのペース。山口祐之監督が「1セット途中から出場した鍋谷が機能し、攻撃のリズムがよくなった」と振り返ったように、石田瑞穂を始めとしたエース陣の歯車がかみ合います。デンソーが一気に流れをたぐり寄せ、第2セットを25-14、第3セットを25-19と連取しました。
第4セットは序盤からPFUの江畑幸子が両足をつるアクシデントに見舞われます。しかし、PFUは江畑の替わりに入ったルーキーの堀口あやかが奮起。石田にボールを集めるデンソーの攻撃を全員バレーで阻止し、25-19と第4セットを奪取しました。
第5セットは終盤まで一進一退の展開。両チームともに外国人選手が高さのあるブロードで突破口をこじ開けようとします。一歩も引かない攻防戦が繰り広げられますが、デンソーがPFUの粘りを打ち破り、セットカウント3-2で勝利しました。
■コメント
デンソーエアリービーズ 山口祐之監督
「1セット目は緊張がありましたが、2セット目以降は、今シーズン自分たちがやってきたサーブ、ブロック、ディグを展開することができて、セットを連取できました。4セット目は疲れも見えてきましたが、最終セットは全員バレーで勝つことができました」
石田瑞穂選手
「今日勝てたのは、明日の試合につながるし、自分たちの自信になりました。この一年間、やれるところまでやってきたので、明日が本当の勝負になります。試合後はリカバリーを心がけて、相手チームの研究と自分たちの修正をチームで共有して、臨みたいと思います」
<第3試合> JT サンダーズ 3 (25-13・25-19・24-26・25-18) 1 富士通カワサキレッドスピリッツ
第1セットはJTがプレミアリーグの実力を見せつけます。富士通のスパイクがなかなか決まらず、8-1と大きく先行。中盤以降もぐいぐいとJTが得点を重ね、第1セットを25-13と奪いました。
第2セットも、今大会がリーグ戦最後となる越川優の攻撃がコンスタントに決まり、25-19と第2セットもJTが連取します。
第3セットもJTが主導権を握りますが、22-22の場面で「集中力が切れてミスが出てしまった。元に戻せなかった」とヴコヴィッチ,ヴェセリン監督。JTの隙を見逃さなかった富士通はルーキーの浅野卓雅のスパイクが光り、このセットを26-24と取りました。
「3年連続の入替戦で初めてセットを取ることができた」(勝田祥平監督)と粘りたい富士通。しかし、第4セットはドラジェン,ルブリッチのスパイクなどで序盤からリードを奪ったJTが押し切り、25-18でこのセットも取って勝利しました。
■コメント
JT ヴコヴィッチ,ヴェセリン監督
「レギュラーシーズンが終わってから1ヵ月強、時間があったのでしっかり準備してきました。第1セット、第2セットは自分たちでコントロールすることができ、正直、実力差があったと思いますが、第3セット目は自分たちのミスが立て続けに起きてしまい、4セット目はそれを立て直すことができました」
越川優選手
「第3セット目は勝ち急いだわけではなく、レギュラーシーズン中も相手に1、2点取られてセットを取られてしまうという弱さがありました。相手のレベルというよりも、自分たちのプレーレベルの弱さが出ていると思います。シーズン中の課題が、今日の試合でも出てしまったと感じています」
<第4試合> FC東京 3 (25-22・25-21・25-22) 0 大分三好ヴァイセアドラー
第1セットは、FC東京が主導権を握ります。入替戦は自身初出場となるペピチ,ミランが、スパイク、ブロックと大車輪の活躍を見せ、25-22と第1セットを先取しました。
第2セットはスタートから、互角の攻防戦が繰り広げられます。大分三好はスピードサーブで攻める姿勢を見せ、20-20と両者一歩も引きません。この勝負所で、FC東京は奥村航らのクイック攻撃で中央突破。さらに大分三好のヤカン,グマのスパイクをシャットアウトし、FC東京がこのセットも25-21と連取しました。
第3セットも同様の展開。「20点以降にどう勝負するかが課題だった」(小川貴史監督)という後がない大分三好は必死で追いすがります。しかし、「大分三好は大事なところでミスが多かった」とペピチ。終盤、ヤカンにボールを集める大分三好をFC東京がブロックで封じ込め、25-22とセットカウント3-0で勝利しました。
■コメント
FC東京 坂本将康監督
「選手自身がナーバスになって、心配事が増える試合で、ストレートで勝てたことは大きいです。プレッシャーをはねのける練習は十分積んできたと思います。自分たちのペースになるまで我慢できたというのが、自信になりました」
ペピチ,ミラン選手
「簡単に勝てる試合になるとは思っていませんでしたので、しっかりチーム全体で準備をしてきました。思ったとおり、楽ではありませんでした。明日もストレートで勝ちたいと思います」