Matches
【レポート】豊田合成は日本勢16年ぶりの決勝進出! 2017アジアクラブ男子選手権大会7日目(7/5)
ベトナムで開催中の「2017アジアクラブ男子選手権大会」(以下、男子アジアクラブ2017)は7月5日(水)、大会7日目が開催されました。
日本から出場している豊田合成トレフェルサは、準決勝でカザフスタン代表のアルタイVCと戦い、3ー0でストレート勝ちを収め、日本勢16年ぶりの決勝進出を決めました。
<第5戦目>7月5日(水) 準決勝
豊田合成トレフェルサ 3(25-16・25-22・25-22)0 アルタイVC(カザフスタン)
豊田合成トレフェルサは日本勢16年ぶりの決勝進出をかけ、カザフスタン代表のアルタイVCとの準決勝に臨みました。アルタイVCはこの大会、一次リーグ、順位決定予備戦を含めてここまで全勝で準決勝まで勝ちあがってきました。
第1セット、豊田合成はイゴール,オムルチェンが流れを引き寄せます。まずは強烈なスパイクで先制すると、8-7の場面からアルタイVC・ヴィタリー,ヴォリヴォディンのスパイクをイゴールがシャットし、豊田合成がリードを広げます。その後も豊田合成は高松卓矢、イゴールのスパイク、さらには相手エースのアレクサンダー,ストロニコフを傳田亮太がブロックするなど、得点を重ね、終盤で20-13と大きくリードします。アルタイVCも2枚代えで流れを変えようと試みますが、イゴールの攻撃を中心とした豊田合成の勢いを止めることができず、第1セットは25-16で豊田合成が取ります。
第2セットもイゴールの勢いは止まりません。序盤、豊田合成はイゴールの強烈なサーブからアルタイVCの守備を乱し、イゴールの連続スパイクに繋げ4-1とリードします。たまらず、アルタイVCはタイムアウトを取りますが流れを変えることができず、山田脩造、傳田のスパイクなどで9-5とリードを広げます。中盤、アルタイVCはウクライナ人サウスポーのヴァジル,トゥプチとアレクサンダー,ストロニコフのサイド攻撃、そして、ダミア,アキモフのブロックなどで反撃します。更には、豊田合成はサーブミスの乱れから得点を許し、終盤で20-19と追い上げられます。この嫌な流れを切ったのはイゴールでした。豊田合成はイゴールのスパイクが次々と決まり、24-22とすると、最後は近のクイックが決まり25-22と第2セットも豊田合成が取ります。
第3セットもイゴールのスパイク、ブロックで4得点し序盤で5-2とリードします。しかし、後の無いアルタイVCもここから反撃します。アレクサンダー,ストロニコフが連続サービスエースを決めて5-6と逆転すると、豊田合成・山田のスパイクをダミア,アキモフがブロックし、5-7とリードを広げます。ここで豊田合成はタイムアウトを取りチームを落ち着かせると、古賀幸一郎の好レシーブや近のブロックをイゴールのスパイクに繋げ11-10と逆転に成功します。その後は山田の2本のサービスエースや近のブロック、さらには相手のミスにも助けられ、17-13とリードを広げます。しかし、終盤、アルタイVCはサーブで活路を見出し、ダミア,アキモフのブロック、更にはアレクサンダー,ストロニコフとダミア,アキモフのサービスエースも飛び出し19-18まで追い上げます。この流れをきったのは、またしてもイゴールでした。豊田合成はイゴールのスパイクで得点を重ねると、最後までイゴールにボールを集め25-22で第3セットも豊田合成が取りました。イゴールはこの試合、スパイク得点31を記録する活躍で、チームを勝利に導きました。
この結果、豊田合成トレフェルサは6日の決勝戦に進むことが決定しました。日本勢男子の決勝進出は現行の方式では2001年のサントリーサンバーズ以来16年ぶり、優勝すれば初の快挙となります。
決勝戦は7月6日20時(日本時間22時)より、イラン代表のBANK SARMAYEHとの対戦となります。
コメント
トミー,ティリカイネン監督
「我々のチームは戦う姿勢を全面に出して戦うことができたこと、そして、イゴール選手の素晴らしいパフォーマンスが今日のゲームの勝因です。チームの戦う姿勢がイゴール選手にいい状況を作り出し、イゴール選手がそれを確実に決めてくれました。
明日の決勝戦も選手には今日のゲームと同様に戦う姿勢を出してほしいと思います。決勝戦は私たちにとっても、ファンの皆さんにとっても一番のビッグマッチです。決勝の相手は間違いなく強いチームですが、勝利に向かってしっかりと準備したいと思います。アンディッシュ監督が築き上げたチームに敬意を表し、それを継承していきたいと思います」
古賀幸一郎 選手
「まだ修正すべき点はたくさんあると思います。決勝戦のホイッスルまで、(準決勝終了後から)24時間しかないので、『修正できる部分』と『突き詰めて行かなければならない部分』をしっかり見極めて、いい時間の過ごし方をして明日の決勝戦に臨みたいと思います。自分たちは日本の代表という誇りを持って、明日の決勝戦をしっかり戦ってきたいと思います」
写真:AVC
2017アジアクラブ選手権 特設ページ
http://www.vleague.or.jp/2017_asia_club/
日本から出場している豊田合成トレフェルサは、準決勝でカザフスタン代表のアルタイVCと戦い、3ー0でストレート勝ちを収め、日本勢16年ぶりの決勝進出を決めました。
<第5戦目>7月5日(水) 準決勝
豊田合成トレフェルサ 3(25-16・25-22・25-22)0 アルタイVC(カザフスタン)
豊田合成トレフェルサは日本勢16年ぶりの決勝進出をかけ、カザフスタン代表のアルタイVCとの準決勝に臨みました。アルタイVCはこの大会、一次リーグ、順位決定予備戦を含めてここまで全勝で準決勝まで勝ちあがってきました。
第1セット、豊田合成はイゴール,オムルチェンが流れを引き寄せます。まずは強烈なスパイクで先制すると、8-7の場面からアルタイVC・ヴィタリー,ヴォリヴォディンのスパイクをイゴールがシャットし、豊田合成がリードを広げます。その後も豊田合成は高松卓矢、イゴールのスパイク、さらには相手エースのアレクサンダー,ストロニコフを傳田亮太がブロックするなど、得点を重ね、終盤で20-13と大きくリードします。アルタイVCも2枚代えで流れを変えようと試みますが、イゴールの攻撃を中心とした豊田合成の勢いを止めることができず、第1セットは25-16で豊田合成が取ります。
第2セットもイゴールの勢いは止まりません。序盤、豊田合成はイゴールの強烈なサーブからアルタイVCの守備を乱し、イゴールの連続スパイクに繋げ4-1とリードします。たまらず、アルタイVCはタイムアウトを取りますが流れを変えることができず、山田脩造、傳田のスパイクなどで9-5とリードを広げます。中盤、アルタイVCはウクライナ人サウスポーのヴァジル,トゥプチとアレクサンダー,ストロニコフのサイド攻撃、そして、ダミア,アキモフのブロックなどで反撃します。更には、豊田合成はサーブミスの乱れから得点を許し、終盤で20-19と追い上げられます。この嫌な流れを切ったのはイゴールでした。豊田合成はイゴールのスパイクが次々と決まり、24-22とすると、最後は近のクイックが決まり25-22と第2セットも豊田合成が取ります。
第3セットもイゴールのスパイク、ブロックで4得点し序盤で5-2とリードします。しかし、後の無いアルタイVCもここから反撃します。アレクサンダー,ストロニコフが連続サービスエースを決めて5-6と逆転すると、豊田合成・山田のスパイクをダミア,アキモフがブロックし、5-7とリードを広げます。ここで豊田合成はタイムアウトを取りチームを落ち着かせると、古賀幸一郎の好レシーブや近のブロックをイゴールのスパイクに繋げ11-10と逆転に成功します。その後は山田の2本のサービスエースや近のブロック、さらには相手のミスにも助けられ、17-13とリードを広げます。しかし、終盤、アルタイVCはサーブで活路を見出し、ダミア,アキモフのブロック、更にはアレクサンダー,ストロニコフとダミア,アキモフのサービスエースも飛び出し19-18まで追い上げます。この流れをきったのは、またしてもイゴールでした。豊田合成はイゴールのスパイクで得点を重ねると、最後までイゴールにボールを集め25-22で第3セットも豊田合成が取りました。イゴールはこの試合、スパイク得点31を記録する活躍で、チームを勝利に導きました。
この結果、豊田合成トレフェルサは6日の決勝戦に進むことが決定しました。日本勢男子の決勝進出は現行の方式では2001年のサントリーサンバーズ以来16年ぶり、優勝すれば初の快挙となります。
決勝戦は7月6日20時(日本時間22時)より、イラン代表のBANK SARMAYEHとの対戦となります。
コメント
トミー,ティリカイネン監督
「我々のチームは戦う姿勢を全面に出して戦うことができたこと、そして、イゴール選手の素晴らしいパフォーマンスが今日のゲームの勝因です。チームの戦う姿勢がイゴール選手にいい状況を作り出し、イゴール選手がそれを確実に決めてくれました。
明日の決勝戦も選手には今日のゲームと同様に戦う姿勢を出してほしいと思います。決勝戦は私たちにとっても、ファンの皆さんにとっても一番のビッグマッチです。決勝の相手は間違いなく強いチームですが、勝利に向かってしっかりと準備したいと思います。アンディッシュ監督が築き上げたチームに敬意を表し、それを継承していきたいと思います」
古賀幸一郎 選手
「まだ修正すべき点はたくさんあると思います。決勝戦のホイッスルまで、(準決勝終了後から)24時間しかないので、『修正できる部分』と『突き詰めて行かなければならない部分』をしっかり見極めて、いい時間の過ごし方をして明日の決勝戦に臨みたいと思います。自分たちは日本の代表という誇りを持って、明日の決勝戦をしっかり戦ってきたいと思います」
写真:AVC
2017アジアクラブ選手権 特設ページ
http://www.vleague.or.jp/2017_asia_club/