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【レポート】 パナソニックが2連勝!~V・ファイナルステージ 男子ファイナル6大田大会(2018/2/11)

<第1試合>  パナソニックパンサーズ 3 (25-23、23-25、30-28、25-12) 1 ジェイテクトSTINGS




V・レギュラーラウンド1位のパナソニックパンサーズと、6位ジェイテクトSTINGSの対戦

第1試合は、ジェイテクトのカジースキ,マテイのポイントからスタートします。以降もカジースキに加えて、金丸晃大のセンターからの攻撃でリードを奪います。追いかけるパナソニックも、ブロック決定率NO1ミドルブロッカー白澤健児の攻撃で得点を重ねます。その白澤が西田有志のアタックをブロックし、流れを呼び込むと同点に返します。終盤の白澤のサービスエースをきっかけに点差を広げると、最後は深津英臣がツーアタックを決め、そのまま逃げ切りました。

第2セット、スタートからパナソニックにリードを許すジェイテクトは、カジースキにボールを集め流れを呼び込む活躍を見せると、それに奮起された西田が福澤達哉、白澤を打ち抜くアタックが炸裂します。パナソニックは清水邦広、福澤と多彩なスパイカー陣に加え、山内晶大が活躍し点を広げにかかりますが、ジェイテクトが本間隆太、興梠亮の粘り強いレシーブからパナソニックのミスを誘い、セットを取り返し1-1のタイスコアに戻します。

第3セット目もパナソニックがミハウ,クビアクのサーブ、アタックで先行します。対するジェイテクトもカジースキ、西田にボールを集めて応戦しますが、パナソニック・清水の強烈なサーブに崩されて点差を広げられます。ジェイテクトはフェイントを2回連続で反応する集中力を見せデュースに持ち込みますが、最後はパナソニック・クビアクの強打が迫りくるジェイテクトを振り切りセットを取り返しました。

第4セット、パナソニックが4連続得点しまたも先行します。パナソニック・清水が攻撃の主軸である西田を止めると、すかさずジェイテクトはタイムアウトを取ります。タイムアウト明けにジェイテクトがこのセット初ポイントをあげると、カジースキのノータッチエースなどで点差を縮めますが、パナソニックは福澤らが確実にポイントを重ねます。ジェイテクトは出だしの不調が響き、終始主導権を握ったパナソニックが25-12でジェイテクトを下し、ファイナル6を2連勝しました。


VOM賞にはパナソニックパンサーズのミハウ,クビアク選手が選出されました。


 

<第2試合>  東レアローズ 3  (22-25、19-25、25-22、25-23、15-13)  2 豊田合成トレフェルサ





第1セット目、東レは豊田合成の攻撃陣のサーブに苦しめられ出だしから厳しい展開となります。主導権を握ろうと東レもサーブで攻めますが、決定力の高いイゴール,オムルチェンを止めることができずそのままセットを落とします。

第2セット目はイゴールの2連続サービスエースでスタートし、エンジンのかかった豊田合成は5-0と大量リードで走り出します。
前田一誠のトスワークに翻弄されて東レは持ち味の粘りを発揮できず点差を縮めることができません。中盤の長いラリーを傳田亮太が決めきると、豊田合成は攻撃の手を休めず近裕崇のサーブで崩しにかかります。東レは、途中出場したセッター・阿部裕太が闘志溢れるプレーでチームを鼓舞し、1点1点切り返すも、またも傳田がその流れを止め、東レは結局序盤の点差を詰めきれずにセットを奪われました。

続くセットも2セット目と同様に立ち上がりからイゴールのサーブで、豊田合成が点差を作ります。豊田合成は好調なイゴールにボールを集めて得点を重ねていきますが、東レも戸嵜嵩大、ギャビン,シュミットが意地を見せてコートにスパイクを叩き込み、1点差まで詰め寄ります。
古賀幸一郎の安定したレシーブから、東レは攻撃の的を絞れず苦戦しますが、米山裕太・渡辺俊介が粘り攻撃につなげます。終盤にギャビンが古賀からサービスエースを取り逆転すると、ワンポイントブロッカーの伏見大和と、富松崇彰の高いセンター陣が、イゴールを阻み22-19まで巻き返す活躍を見せます。対する豊田合成は高松卓矢のサービスエースでポイントを奪いますが、富松の速攻がさえる東レがセットを取り返しました。

4セット目は、3セット目の勢いそのままにギャビンのスパイクからスタート。シーソーゲームの中、豊田合成が前田のサーブからリードしますが、藤井直伸の2連続サーブが相手を崩すと9-9の同点につなげます。そこから富松のノータッチエースから逆転すると、この試合初めてのテクニカルタイムアウトを取ります。豊田合成はセッターを前田から内山正平に代えて巻き返しを図りますが、傾いた流れは変わらず、藤井のツーアタックでセットポイントを迎えると、最後は戸嵜が決めてセットを連取し、フルセットに持ち込みました。

最終セットは東レ・富松の速攻からスタートすると、続けてギャビン、李博が連続でブロックを決める好調な出だし。全日本ラインの藤井、李のコンビでの攻撃が効果的に決まると、東レリードでコートチェンジ。緊迫した試合展開が続く中、最後はギャビンのサービスエース、アタックが決まり、フルセットの接戦を制し、昨シーズンV・プレミアリーグ優勝チームの意地を見せつけました。


VOM賞には東レアローズのギャビン,シュミット選手が選出されました。


 
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