Press Release

<V.LEAGUE 今週のみどころ>幅広いアタックセンスを存分に発揮 ~ 荒谷栞(NEC)~

【DIVISION1 WOMEN】

 

 

V・レギュラーラウンドも残すところ2週となったV.LEAGUE DIVISION1 WOMEN(V1女子)。

 ウエスタンカンファレンスは久光製薬スプリングスが1位通過を確定させた。また先週末にてV・ファイナルステージ ファイナル8(以下、ファイナル8)進出をJTマーヴェラス(V・レギュラーラウンド2位も確定)とトヨタ車体クインシーズが確定させている。残り1枠を、現在4位の東レアローズと5位の岡山シーガルズが争う形だ。

 

東レは前週9日のホームゲームで埼玉上尾メディックスに勝利した。ヤナ, クランと黒後愛のポイントゲッターに加え、井上奈々未や大野果歩のミドルブロッカー陣がブロックでも奮闘を見せている。
シーズンも大詰めを迎え、「負けられない戦いが続く中で、いかに自分たちの力を出し切れるか。そこがこれからの戦いで、勝てるチームか勝てないチームか、の分かれ目になる」と菅野幸一郎監督は言う。
今週末はサブホームの愛媛大会にてKUROBEアクアフェアリーズ、PFUブルーキャッツとの交流戦がある。ともに今シーズンは苦しい戦いを強いられているチームが相手とはいえ、白星を落とすわけにはいかず、油断は禁物だ。なぜなら、4ポイントリードしているとはいえ、岡山の猛追があるからだ。

 

岡山は年明けからホームゲームが多く、7連勝をあげ、一気にファイナル8進出争いに食い込んできた。先週末、久光製薬に敗れ、連勝はストップしたものの、今週末はふたたび岡山での2連戦をむかえる。最低でも4ポイント差以上の勝利と東レの敗戦が条件となってくるため厳しい戦いが予想されるが、金田修佳と佐々木萌の両エースの活躍はもちろん、ほとんどの試合でベンチ入りメンバーの大半が出場する、まさに“全員バレー”で奇跡を起こせるか。

 

その岡山と今週末に対戦するのがイースタンカンファレンスのNECレッドロケッツと埼玉上尾。埼玉上尾は大エースのシュシュニャル,カタリナの高い得点能力は健在だが、先週末の対戦で東レに敗北。一方、NECは同日に地元で日立リヴァーレにストレート勝ちを収め、カンファレンス首位の座を奪い返した。
NECはそれまで5試合連続でのフルセットゲームが続いていた中で、久しぶりの完勝だけに 「疲労も見える中で、選手たちが頑張ってくれました」と金子隆行監督は称えた。エースの古賀紗理那に加え、2年目の荒谷栞がバックアタックにブロード攻撃、と持ち味である幅広いアタックセンスを存分に発揮する姿は頼もしい限り。ホームゲームで弾みをつけて、敵地・岡山へと乗り込む。

 

敗れた日立は年明けから黒星が先行する苦しい状況だが、それでも角田博文監督は「選手たちの士気はまったく落ちていない」と信頼を寄せる。ファイナル8進出は決まっており、残りのV・レギュラーラウンドで少しでも立て直しを図りたいところだ。

 

 

 

 

【DIVISION2 WOMEN】

 

 

V.LEAGUE DIVISION2 WOMEN(V2女子)は、今週末に10チームが柏市中央体育館に集結する。

1か所で全チームをチェックできるまたとないチャンスだが、最も注目を集めるのはファイナル6に進出できるか否かの当落線上にいる現在6位のブレス浜松(21ポイント/7勝9敗/残り2試合)と、7位の大野石油広島オイラーズ(20ポイント/7勝8敗/残り3試合)だろう。

 

このうち大野石油は今週末に2試合を戦うが、相手は10位の大阪スーペリアーズと、1位のヴィクトリーナ姫路。これまでの直接対決の結果から1勝1敗となる可能性が高く、その結果22~24ポイント(8勝9敗)となりそうだ。さらに次週のV・レギュラーラウンド最終戦の相手が一度勝利しているトヨタ自動車ヴァルキューレということを考えると、それに勝利し最終的に24~27ポイント(9勝9敗)でフィニッシュすると予想される。
一方、現在6位の浜松は、今週末の5位GSS東京サンビームズとの対戦に敗れると21~22ポイント(7勝10敗)。最終戦の相手が一度ストレートで負けている1位の姫路ということもあり、このままでは最終予想は21~23ポイント(7勝11敗)で大野石油に届かず7位に終わる可能性もある。
つまり、現在6位の浜松にとっては17日のGSS東京との一戦がファイナル6進出をかけた天王山となる。そこで勝利しても23~24ポイントで6位確定ではないが、勝って望みをつなげたい重要な一戦であることは間違いない。

 

最後の最後まで目の離せない展開の続くV2女子大会。“柏決戦”お見逃しなく。

 

 

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