【レポート】熱戦を制したパナソニック!いざ、決勝へ!~2019アジアクラブ男子選手権大会7日目~
今大会No.1の平均身長195cmを誇るアルライヤンクラブ。高さを武器に猛攻を仕掛けましたが、パナソニックは久原翼やリベロ永野健の守りからリズムをつかみ、決勝戦への切符をつかみ取りました。
明日4月26日(金)の決勝戦は、ヴァラーミーンミュニシパリティ(イラン)との再戦となります。台北市立大学天母キャンパス体育館にて18:30 (日本時間 19:30)より開始予定です。
<準決勝>4月25日(木)
パナソニックパンサーズ 3(19-25,25-19,25-23,19-25,15-9)2 アルライヤンクラブ(カタール)
戦 評
第1セット 〔2深津、4大竹、6白澤、7久原、10山内、13クビアク、L17永野 <途中出場>1清水、20新〕
序盤はアルライヤンクラブがリードする展開。パナソニックもクビアク・ミハウを中心に得点を重ねるが、アルライヤンクラブはアウグラーフ・ヨーゼフやコスタ・マーカスのサービスエースで徐々に点差を広げていく。後半もアルライヤンクラブのサーブとブロックがパナソニックを苦しめる。最後もコスタ・マーカスのサービスエースが決まり、アルライヤンクラブがセットを先取する。
第2セット 〔2深津、4大竹、6白澤、7久原、10山内、13クビアク、L17永野 <途中出場>1清水、20新〕
スタートから緊迫したラリーが続いたが、僅かにアルライヤンクラブがリードする。ファーストテクニカルタイムアウトを6-8で迎えるが、久原がサーブに回ったローテーションで連続ブレイクし、12-10と逆転に成功。白澤健児のブロックも決まり、16-12とリードを4点に広げる。終盤、パナソニックは2枚替えで清水邦広を投入。23点目、24点目を清水のスパイクで決める。25点目も清水が冷静にブロックの裏にボールを落とし、パナソニックがセットを取り返す。
第3セット 〔2深津、4大竹、6白澤、7久原、10山内、13クビアク、L17永野 <途中出場>1清水、20新〕
アルライヤンクラブが強烈なサーブでパナソニックを苦しめ、このセットも序盤の主導権を握る。パナソニックも両サイドからの攻撃で得点を重ね、徐々に点差を縮める。ここでも流れを変えたのは久原のサーブ。サービスエースで19-19と同点に追いつき、クビアクのブロックポイントで20-19と逆転。22-21の場面でもクビアクのブロックが決まり点差は2点に。パナソニックはサイドアウトを確実にとり、セットを連取した。
第4セット 〔2深津、4大竹、6白澤、7久原、10山内、13クビアク、L17永野 <途中出場>1清水、20新〕
クビアクの強烈なバックアタックからスタート。序盤からクビアクが巧みな攻撃で得点を重ね、パナソニックは8-5でファーストテクニカルタイムアウトを迎える。タイム明け、アルライヤンクラブは連続ブロックポイントで同点に追いつき、ルィフリツキ・カミルのスパイクで逆転する。パナソニックも久原の攻守にわたる活躍で粘るが、終盤のアルライヤンクラブの猛攻を止めることができず、勝負の行方は最終セットに持ち込まれる。
第5セット 〔1清水、2深津、6白澤、7久原、10山内、13クビアク、L17永野 <途中出場>4大竹、19陳〕
パナソニックはオポジットに清水を起用。期待に応えた清水がハイセットを打ち切り、パナソニックが僅かにリードする。アルライヤンクラブもアブナボット・ビラルのサービスエースで追い上げを見せ、5-5の同点に追いつく。ここでパナソニックは台湾出身の陳建禎を投入。湧き上がる歓声で勢いづいたパナソニックは9-6とリードを広げる。終盤、清水に代わって入った大竹がスパイクを決め、マッチポイント。続くクビアクのサーブ、アウトの判定を下されるが、川村慎二監督はチャレンジを要求。結果、ボールはインとなり、パナソニックが熱戦に終止符を打った。
試合後コメント
川村慎二監督
「アルライヤンクラブの強いサーブと高いブロックに苦しめられたが、セットを重ねるにつれて対応することができた。最後まで苦しい戦いになったが、全員で戦い抜いて勝利をつかんだ。明日が最後の試合となる。最後まで諦めず、パナソニックらしいチームワークを発揮したい。」
久原翼選手
「厳しい場面もあったが、自信を持って最後まで戦うことができた。明日も全員の力で、今日よりも良いバレーができるように頑張りたい。」
永野健選手
「とてもタフな試合だったが、チーム全員で勝ちとった1勝である。明日もチーム全員で全力を尽くしたいと思う。」
アジアクラブ選手権の試合情報は特設サイトをご覧ください。
https://www.vleague.jp/asiaclub2019/