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【V1女子】今週の見どころ(10/17-18)

10/17-18見どころ/V1女子


昨季ファイナルの再戦で開幕

 

 昨季はJTマーヴェラスと岡山シーガルズがファイナルで対戦し、壮絶なフルセットの末にJTが9季ぶりの優勝を勝ち取った。岡山は6季ぶりの準優勝。埼玉上尾メディックスが初めて3位に食い込んだが、その前の2018-19シーズンまで8季連続でファイナルに進出していた久光(当時は久光製薬)スプリングスは7位に終わるなど、勢力図にはある程度の変化が見られた。

 開幕戦でまず注目すべきは1017日(土)、佐賀市会場での第2試合。昨季のファイナルと同カードとなる、JTと岡山の一戦である。戦力的に昨季からの変化が比較的少ないと見られるJTは、2年目のセッター籾井あきのトスワークが興味深いところ。サウスポーの主砲ドルーズ,アンドレアをより生かす意味でも、どれだけ周囲のスパイカーたちを絡めた幅の広い攻撃が演出できるか。

  

一方の岡山は得点源だった佐々木萌がチームを去っており、新たな布陣で挑む初戦となる。エース金田修佳や攻守でアクセントとなる渡邊真恵らに加えて、若きタレントの活躍が見られるのか、宮下遥のトスワークと合わせて期待は大きい。

  

 

新監督就任のチームがさっそく対戦

 

 続いて気になるのが、新監督どうしの初対決である。今季は埼玉上尾のアントニオマルコス,レルバッキ監督、東レアローズの越谷章監督、ヴィクトリーナ姫路の中谷宏大監督の3人が新たに就任。17日には石川県の白山市会場(リモート)での第2試合で、埼玉上尾と東レがさっそく顔を合わせる。埼玉上尾にはレシーブと速い攻撃に秀でた内瀬戸真実が加わったほか、優れたボールセンスを備えるセッター田川紘美が9人制から期限付き移籍で加入しており、スタイルの異なったバレーが見られそうである。
 
東レには日本代表でも注目を集める黒後愛石川真佑ら得点力を誇るタレントが在籍しており、現役時代は高い技術を誇った新監督が作り上げるチームの戦いぶりも見逃せないところ。

  

 もうひとつ同じく17日、白山市会場の第1試合となるPFUブルーキャッツ(昨季11位)とKUROBEアクアフェアリーズ(同10位)の一戦も好ゲーム必至の組み合わせと言える。昨季はリーグ最終盤までデッドヒートを繰り広げた、北陸のライバルどうしがどんな試合を展開するのか? 上位へのジャンプアップを目指す両チームの仕上がり具合は、他の各チームにとっても気になるところに違いない。

 開幕週はそれぞれ日立リヴァーレ(水戸市会場)、PFU(白山市会場)、久光(佐賀市会場)のホームゲーム。白山市会場はリモートマッチ(無観客)での実施となるが、水戸市会場と佐賀市会場はリモート50で開催される(定員の50%まで観客入場可)。各試合はV.TVDAZNほか、GAORAや地方局による配信・放送が行われる。コロナ禍においても工夫して強化を重ねてきた各チームの仕上がり具合や、新戦力の様子をぜひ確かめてほしい。


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