Press Release

サントリーサンバーズ、フルセットの激闘の末、準優勝 ~2022アジア男子クラブバレーボール選手権大会~

「2022アジア男子クラブバレーボール選手権大会」6日目の決勝は、サントリーサンバーズとイランのテヘランペイカンとの対戦。予選プールAでの同カードでは、ペイカンが3-1でサントリーに勝利しており、サントリーとしてはリベンジを果たして優勝を掴み取りたいところ。
サントリーは第1セット25-21、第2セット28-26で接戦をものにして2セットを連取して、日本勢初のアジア男子クラブ選手権制覇に王手をかける展開。しかし、イラン屈指のセッターのマルーフ選手、フランスのンガペス選手、オランダのニミル選手などの世界のスター選手を擁するペイカンから高いブロックや強力なサーブでの反撃を受けて、サントリーは第3セットを13-25, 第4セットを20-25で落とし、勝負は最終セットまでもつれ込みました。
第5セットは10-10まで両チームともにブレイクを取られることのない一進一退の攻防が続くシーソ―ゲーム。しかし、ペイカンがブロックを決めて12-10と一歩リードを奪うと、そのまま15点まで走り抜け、2時間半以上にも及ぶ激戦に勝利し、2022アジア男子クラブ選手権の優勝を収めました。ペイカンは2006年から2011年に同大会での6連覇を達成して以来、通算8度目の優勝。
サントリーは、世界のスター選手が揃う強豪チームとイランサポーターが埋め尽くす完全アウェイの中で対戦し、最後まで素晴らしいプレーをもって、日本勢初のアジア男子クラブ選手権優勝を目指しました。残念ながら優勝は逃したものの、準優勝に輝きました。そして、この白熱した決勝戦をはじめとして、2022アジア男子クラブ選手権全6試合を通じて、日本、イラン、そしてアジアのバレーボールファンに大きな感動を与えたことと思います。


特設サイトはこちら

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5月20日(木) ファイナル
サントリーサンバーズ 2 (25-21, 28-26, 13-25, 20-25, 12-15) 3 テヘランペイカン

【戦評】

1セット

柳田のサービスエースから、ペイカンとの決勝戦がスタートした。序盤は、柳田とムセルスキーを中心に攻め立てた。大宅がレシーブを連発し、サンバーズのアタッカー陣を奮い立たせる。終盤に柳田のフェイクセットでアタックを決め、突き離す。最後は、ムセルスキーのアタックで第1セットを先取する。ペイカンのアタックをディグで拾うことができたセットである。


2セット

序盤、ペイカンのサーブが牙をむく。しかし藤中と柳田がアタックを決定し、サンバーズも食い下がる。中盤までペイカンにリードされる展開となったが、柳田がニミル選手をブロックで仕留め、流れを引き戻す。デュースまでもつれ込む展開となったが、小野のサービスエースが出てリードをする。最後は、チャレンジ判定までいき、ペイカンのアタックがアウトとなる。第2セットも連取した。


3セット

後がないペイカンは、意地を見せて連続ブロックから始まる。そこから、サンバーズサイドが浮足立ち、サーブミスが連発する。中盤、ムセルスキーのアタックで追撃するが得点差が縮まらない。サンバーズは、栗山と鍬田、西田を投入し、リズムを変えようと試みる。髙橋の懸命なディグや、鍬田のサームも実らず、第3セットは奪われてしまう。


4セット

嫌なムードのまま第4セットがスタートしてしまった。ポンがクイックや2連続ブロックでチームに勢いをもたらし、同点に追いつく。しかし、ニミル選手のサービスエースを皮切りにペイカンの猛攻が始まる。中盤は、小野のクイックやムセルスキーのアタックで攻めるが第4セットもとられてフルセットまでもつれ込む。

第5セット
会場の熱気が最高潮となり第5セットがスタートする。ムセルスキーの圧倒的な高さからアタックでペイカンを追い詰める。互いに一歩も譲らない展開となるが、健闘虚しくフルセットの激闘の末ペイカンに敗れてしまう。


【試合後コメント】

山村宏太監督

残念ながら決勝を勝つことができなかったのですが、スタートからサンバーズらしい試合を展開してくれたと思います。終盤、世界の強さ、底力を改めて感じました。ここに勝つためにこれから何が必要なのか、我々はまだまだレベルアップできるチームだと思うので、来年も挑戦権があるということで、このチャンスを自分たちで更に活かすために、今回この悔しい敗戦を糧に、もっとレベルアップして再チャレンジしたいと思います。日本で応援してくださった皆さま、本当にありがとうございました。

大宅真樹洋手

サンバーズのこのメンバーで、スター集団にここまで戦えたことは経験値になりましたし、勝てる試合だったからこそすごく悔しかったです。個人的にはパイプ攻撃をこの大会を通して上手く使えていたと思いますが、両サイドへのトスの精度だったり、スピード感が他の国に比べてもゆっくりしたテンポだったので、今後スピード感を出しつつ高さを落とさないトスを意識して取り組みたいと思います。また来年もチャンスがあるので、この経験をいかして次こそはアジア制覇を成し遂げたいと思います。沢山のご声援ありがとうございました。

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