Press Release

久光が5位-9位決定戦で全勝! 今大会5位で幕を閉じた -2023アジアクラブ女子選手権大会-

 

2023アジア女子クラブ選手権大会(ベトナム・ビンフック)に日本代表として出場している久光スプリングスは、5-9位決定戦となるプールEの第3戦(最終戦)でアルタイVC(カザフスタン)と対戦し、3-2(16-25, 25-21, 15-25,25-18,19-17)とフルセットを戦い抜き勝利しました。

これで久光は5-9位決定戦を3連勝し、4勝2敗となり、今大会を5位という成績で終えました。

また、今大会は開催地地元チームのスポーツセンターI(ベトナム)が優勝となりました。(久光スプリングスは予選プールA 第2戦(1-3)で敗戦。)
 2023アジア女子クラブ選手権大会は終了となりましたが、続いて5月14日(日)から「2023アジア男子クラブ選手権大会(バーレーン・リファー)」が開催いたします。日本からはサントリーサンバーズが代表として出場いたします。引き続いて、サントリーサンバーズへの応援をお願いいたします。
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【プールE(5-9位決定戦)】
 5月2日(火)13:30(日本時間15:30) ビンフック競技場(ベトナム)
 久光スプリングス 3(16-25, 25-21, 15-25,25-18,19-17)2 アルタイバレーボールクラブ(カザフスタン)


【戦評】

アジアクラブ最終戦は5位をかけてBグループ3位のカザフスタンとの対戦となった。

・第1セット

序盤はミスで相手にリードを許すと高さのあるスパイクに苦しみ3-8で1回目のテクニカルタイムアウトを迎えます。その後も中々リズムに乗れず4-10で久光1回目のタイムアウトをとります。濵松のブロード、深澤のコースをついた攻撃で食らいつきます。11-16で2回目のテクニカルタイムアウトとなります。その後も点の取り合いが続き点差は縮まらず、サービスエースをとられ15-21で2回目のタイムアウトをとります。しかし流れを切れずサーブで攻められブロックに捕まり16-25で第1セットを落とします。


・第2セット

2セット目も相手の高さを活かした攻撃に苦戦しますが、前後に揺さぶるサーブやブロックを弾く力強いスパイクで応戦します。1回目のテクニカルタイムアウトは8-6とリードで迎えます。その後濵松のサービスエース、荒木のブロックでリズムを掴むと、11-6でカザフスタンが1回目のタイムアウトをとります。その後、カザフスタンの高い打点からのスパイクが次々と決まり、じりじりと迫らせますが、久光は13-10、13-12と続けてタイムアウトをとり、嫌な流れを断ち切ろうとします。タイム後は焦らず、荒木のサービスエースで16-13と2回目のテクニカルタイムアウトを迎えます。鉄壁のようなブロックが久光の攻撃陣に立ちはだかりますが、フェイントやブロックの間を抜くスパイクで点を取り、25-21でこのセットを奪取します。

・第3セット

3セットはサーブで攻め、序盤から流れを作ろうとしますが、カザフスタンも高さのあるスパイクで攻め一進一退の攻防が続きます。ラリーを取れず、そのまま流れを持っていかれたくない久光は6-6で1回目のタイムアウトをとります。選手交代で巻き返しを図りますが7-8とビハインドで1回目のテクニカルタイムアウトを迎えます。その後もサーブ、スパイクで攻められる苦しい展開になり、9-13で2回目のタイムアウトを取ります。相手ブロックを利用したスパイクで流れを取り戻そうとしますが、すかさずカザフスタンも1回目のタイムアウトを取ります。ミスが続き点差は縮まらず相手レフトの強烈なクロスが刺さり12-16で2回目のテクニカルタイムアウトとなります。その後もサーブで攻められ思うようなバレーを展開できず、15-25で第3セットを落とします。

・第4セット

序盤からサーブで攻め、久光の流れに持ち込みます。相手もサーブで攻めてくるも久光の多彩な攻撃で着実に得点していきますが、相手も高さを活かしたブロックで阻んできます。1回目のテクニカルタイムアウトは4-8とビハインドで迎えます。タイム明けもサーブ、スパイクで攻め込まれ5-10で1回目のタイムアウトをとります。その後、諦めず繋ぐと相手にミスが出始めます。徐々に点差を詰めると北窓、深澤のコースを狙ったスパイクが決まり、同点に追いつくと16-15と逆転で2回目のテクニカルタイムアウトとなります。カザフスタンもタイムアウトをとり、流れを変えようとしますが、サーブで攻め続け25-18でこのセットを奪取し勝負を第5セットに持ち込みます。

・第5セット

5セット目も攻めの姿勢で得点を決めます。北窓が緩急をつけた攻撃で相手を揺さぶると、濵松が相手のコースを読んだブロックで得点を重ね8-5とリードでコートチェンジとなります。万代がサービスエースを決め9-5でカザフスタンが1回目のタイムアウトをとります。その後ミスで点を与え11-9で久光が1回目のタイムアウトをとりますが、北窓のガッツあるスパイクで流れを再び久光に引き寄せます。しかしカザフスタンも鋭い攻撃で応戦し14-14と同点になります。それでも集中力を切らさず最後は吉武がストレートギリギリにスパイクを決め19-17で第5セットをとり、3-2で最終戦を勝利で飾りました。

この試合の結果、久光は42敗となり、今大会5位という成績で幕を閉じました。

試合後コメント】

酒井 新悟監督

「今日はカザフスタンの高さとパワーに押される場面が多かったが、粘り強く、最後まで諦めず、全員の力で勝ちきった素晴らしい試合だった。またVリーグ直後の短期間でのチーム作り、そして慣れない環境や少人数での戦いの中、選手、スタッフ、みんなで助け合い乗り越えてくれた。ベトナムでお世話して頂いた現地スタッフの皆さん、そしてファンの皆さんの温かい応援に感謝したい。今シーズンもありがとうございました。」

大竹 里歩 選手

「まずたくさんの熱いご声援ありがとうございました!今大会始まってから上手くいかないことやあと1点が取れず負けてしまうことが多かったのですが、最後全員を信じて勝ち切れたことは本当に良かったと思います。

このアジアクラブでの経験を次のシーズンに必ず繋げていき、ここからまた成長していきたいと思います。今シーズン共に歩んで下さったファンの皆様、本当にありがとうございました!!

 

栄 絵里香 選手

「アジアクラブ選手権、日本からも現地でもたくさんのご声援ありがとうございました!今日の試合は、厳しい流れの時もあったけど諦めずに粘り強く最後まで戦えたことが勝利に繋がったと思います。

最終結果は納得いくものではありませんでしたが、これからチームとして成長しまたこの舞台で戦えるように頑張りたいと思います。」

 

【プールE(5位-9位決定戦)】4/30-5/2(5/2終了現在)

チーム名 試合数 ポイント セット率 得点率
久光スプリングス
(日本)
4 4 0 11 6.000 1.471
アルタイVC
(カザフスタン)
4 3 1 10 3.667 1.511
ペイカン
(イラン)
4 2 2 6 1.000 0.973
フブスグル エルチムVC
(モンゴル)
4 1 3 3 0.300 0.720
協興バレーボールチーム
(香港)
4 0 4 0 0.083 0.609



【予選プールA】4/26-29

チーム名 試合数 ポイント セット率 得点率
スポーツセンター I
(ベトナム)
3 3 0 8 2.25 1.11
キングホエール台北
(チャイニーズタイペイ)
3 2 1 5 1.16 1.06
久光スプリングス
(日本)
3 1 2 4 1.00 1.03
ペイカン
(イラン)
3 0 3 1 0.33 0.79


【2023アジア女子クラブ選手権大会最終順位】

最終順位 国名(チーム名)
優勝 ベトナム(スポーツセンター I)
準優勝 タイ(ダイヤモンドフードファインシェフ)
3位 中国(遼寧東華女子VC)
4位 チャイニーズタイペイ(キングホエール台北)
5位 日本(久光スプリングス)
6位 カザフスタン(アルタイVC)
7位 イラン(ペイカン)
8位 モンゴル(フブスグル エルチムVC)
9位 香港(協興バレーボールチーム)



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