試合会場レポート

<要約レポート>

　ファイナル進出をかけたレギュラーラウンド２位の大同特殊鋼レッドスターと３位の長野GaRonsの対戦は、両チームの積極的なプレーが際立つ好ゲームとなった。
　第１セット、両者譲らずサイドアウトを互いに重ねる展開となる。長野GRは齊藤の巧みなサーブから相手を崩し、福池の連続得点を含めて18－14と突き放しにかかる。対する大同特殊鋼は寺尾が要所でポイントを取り、空のサービスエースで21－20と逆転する。その後もサイドアウトの応酬は続き、最後は大同特殊鋼・阿部がアタックポイントを決め、セットを奪取した。
　第２セット、大同特殊鋼は森のサービスエースから流れを掴み一気に引き離す。長野GRはセッター高井が福池の攻撃力を生かしつつ両サイドからの攻撃を仕掛けて得点を重ねる。終盤になると、大同特殊鋼が藤川の好レシーブから流れを掴み徐々に点差をつけ、最後は森のノータッチエースが決まり大同特殊鋼がこのセットも奪取した。
　第３セット、長野GRは序盤から川角、常田、福池の両サイド攻撃で相手にプレッシャーをかけ、試合の主導権を握る。大同特殊鋼は中盤の２枚替えから連続得点をして反撃を試みる。しかし、長野GRの前半の勢いは衰えず、最後は常田と鰐川の３連続ブロックポイントが決まり、長野GRが奪取してセットカウント１－２とした。
　第４セット、序盤は長野GRがトランジションからのポイントを奪って流れを掴み、一歩リードする。対する大同特殊鋼は大坪と阿部にボールを集めて反撃を狙う。長野GRは川角、福池が攻守にわたる活躍を見せ25－18でこのセットを取り、勝負の行方をファイナルセットに持ち込んだ。
　第５セット、大同特殊鋼・藤川、長野GR難波、内藤の好レシーブから互いにポイントを決め、譲らない展開が続く。長野GRは福池のサービスエースが決まり11－７とし、マッチポイントから川角がアタックポイントを奪いファイナル進出を果たした。