SV.LEAGUE 2026-27 シーズンより 選手・クラブのプロ化ならびにオンザコートルールの改正を実施
一般社団法人SVリーグ(SVL)は、「選手・クラブのプロ化」ならびに「オンザコートルールの改正」につき、WOMEN・MENともに2026-27シーズンより実施することを決定しました。
具体的な実施内容は以下の通りです。
(1)選手のプロ化(新規)
・1クラブに所属する選手の過半数がプロ契約選手であることを必須条件とする。
※プロ選手の定義:バレーボールの活動による対価(出場給、勝利給等)を得ている選手
(2)クラブのプロ化(新規/既存要件引き上げ)
・バレーボールを主たる事業とする運営法人(株式会社)の保有を必須とする。
・SVL実行委員の必須要件を、クラブ運営法人の代表権をもった取締役(原則常勤)とする。
・クラブ運営法人の決算情報の公開を必須とする。
(3)オンザコートルールの改正(2027-28から1年前倒し)
・同時出場可能な外国籍選手の人数を現状の2名から3名に変更する。(アジア枠は現行のまま1名)
SVL(当時は一般社団法人日本バレーボールリーグ機構)は2021年春に中期計画の策定に着手し、2023年2月にV.LEAGUE REBORNとして発表しました。V.LEAGUE REBORNの中では選手・クラブいずれにも完全なプロ化を求めることは保留し、まずは新しいビジョン・ミッションへの同意を得ることを優先した上で、2030年に向けた新しいライセンス基準を策定しました。
V.LEAGUE REBORNの発表後、SVリーグの開幕に向けて特に男子クラブは集客・演出・ホームタウンとの連携に注力し、当初の想定以上のスピードで成長しています。実際、2024年10月の大同生命SVリーグ開幕以降、男子は過半の試合が満員となる好調な集客を見せていると同時に、世界的な名プレーヤーが数多く来日するなど、世界最高峰のリーグとなる地盤が整いつつあります。
それを追って女子クラブにも動きが生まれ、日本の女子スポーツにおける先進事例となるべく、成長へ向けて機運の盛り上がりが芽生え始めています。
SVLは男女のクラブと活発な議論を重ね、こうした動きをさらに加速させ、世界最高峰のバレーボールリーグというゴールをより確実に、より早く達成する具体的施策を検討してまいりました。その結果、バレーボールを主たる業務とする運営法人の創設、すなわちクラブのプロ化を進めるフェーズに到達したと判断し、MENは2025年1月21日、WOMENは同3月18日のSVL理事会にて、選手のプロ化やオンザコートルール (外国籍選手3名)の前倒しとともに2026-27シーズンからの実施を決定したものです。
今後、これらの変更を各種の規約・規程等に織り込み、2026-27シーズンからの施行を目指してまいります。SVLは引き続きクラブや関連するステークホルダーと対話を行いながら、世界最高峰のバレーボールリーグをめざし、歩みを進めてまいります。