試合会場レポート

<要約レポート>

　リーグも後半戦、今後の戦いに向けてチームを勢いづけたい東レアローズ静岡が、3連勝の日本製鉄堺ブレイザーズをホームに迎えての第15節初戦。
　第１セット、日鉄堺BZはパロンスキー、バーノン、安井の攻撃で先行する。東レ静岡は、重藤、楠本が硬軟織り交ぜた攻撃、山田のブロックで迫る。日鉄堺BZは、高野のブロック、バーノンのアタックで粘る東レ静岡を振り切り、第１セットを先取。
　第２セットも序盤から激しい攻防。東レ静岡は重藤のサーブからの連続得点、新のツーアタックも絡め僅かに先行する。日鉄堺BZは山口らが粘り強い守備を見せると攻撃陣も奮闘。デュースにもつれたが、最後は日鉄堺BZ高野がアタックを決めセットを連取。
　第３セット、東レ静岡・西本が好サーブでチームを鼓舞、楠本らも巧みな攻撃でリードを奪う。日鉄堺BZも、竹元や蔡のブロック、リベロ森や山口が好レシーブを見せるが、東レ静岡・重藤のサービスエースで流れを掴むと、山田のアタックで締め、東レ静岡がセットを奪取。
　第４セット、日鉄堺BZはバーノンのアタック、高野の連続ブロックなどでリードするが、東レ静岡は、山田が攻守にわたり躍動。リベロ山口の渾身の守備で逆転すると、勢いに乗った東レ静岡がこのセットも奪い、決着は最終セットに持ち越された。
　勝負の第５セット、日鉄堺BZがパロンスキーのサービスエースも絡め先行する。東レ静岡は西本、難波のブロッカー陣も奮闘し同点に追い付くが、バーノンらのアタックで再度突き放した日鉄堺BZがフルセットの熱戦を制した。