試合
【レポート】警視庁、トヨタ自動車らが先勝!~V・チャレンジリーグ入替戦(3/4)~
2016/17V・チャレンジリーグ入替戦 チャレンジマッチは3月4日(土)、大阪府枚方市のパナソニックアリーナにて1日目が行われました。
第1試合は、JAぎふリオレーナがブレス浜松にセットカウント3-1で勝利。第2試合はトヨタ自動車が柏エンゼルクロスをセットカウント3ー1で破りました。第3試合は警視庁フォートファイターズがきんでんトリニティーブリッツをセットカウント3-0で下しました。第4試合は埼玉アザレアが東京ヴェルディをセットカウント3ー1で破り、勝ち点3を獲得しました。
<第1試合>JAぎふリオレーナ 3 (24-26・26-24・25-18・25-18) 1 ブレス浜松
独特の緊張感が立ち込める初戦の立ち上がりは、JAぎふのパワフルな攻撃、ブレス浜松のスピードバレーと両者の持ち味がぶつかり合い、互角の戦いを見せます。デュースに突入する接戦となりますが、勝負所の場面でも慌てずラリーを制したブレス浜松が、第1セットを26-24と先取しました。第2セットも、第1セットの勢いそのまま、順調に得点を重ねていきます。JAぎふはエース・岡部彩花に替わって、20歳の新鋭・吉井奎乃をコートに送り込みます。その吉井が仕掛けた軟攻が、終盤ブレス浜松の守備のリズムを崩し、第2セットは26-24とJAぎふが取り返しました。第3セットは序盤からJAぎふの吉井のサーブがきわどいコースに決まります。4-1とリードを奪ったことで、強気なプレーが見られるようになったJAぎふは、第3セットを25-18と危なげなく連取しました。第4セットも、JAぎふは高さを活かしたブロックで、ブレス浜松の速い攻撃をしっかりマーク。25-18とJAぎふが取り、セットカウント3-1で勝利しました。
選手コメント
■JAぎふリオレーナ
吉井奎乃 選手
「第1セットは流れが悪かったので、コートに入った時は声を出して盛り上げようと思いました。替わった岡部選手とは、それぞれ持ち味が違うので、自分のリズムを活かしていこうと思いました。今日は1セット落としてしまったので、最終日は笑って終われるように3-0で勝ちたいです」
<第2試合>柏エンゼルクロス 1 (25-23・15-25・23-25・15-25) 3 トヨタ自動車ヴァルキューレ
第2試合は、昨季の入替戦と同じカードとなります。第1セットは、柏が隙のない堅実なブロックを展開し、トヨタ自動車の攻撃を封じ込めます。エース・石川綾菜の強弱をつけた攻撃も冴え、第1セットは柏が25-23と先取しました。第2セットは、緩急をつけたトヨタ自動車のサーブが機能。柏のサーブレシーブを崩し始め、ディフェンスにつなげていきます。好レシーブから主将の佐藤優花が確実に力強いスパイクを決め、トヨタ自動車が25-15と第2セットを奪い返します。第3セットは、中盤までは両者は一進一退の攻防戦を展開。ここからトヨタ自動車は、エース・佐藤優花、新人エース・杉山瑠夏、ミドルブロッカーの浅野美波ら多彩な攻撃で、柏のブロックを翻弄し始めます。追いすがる柏を振り切り、トヨタ自動車は第3セットを25-23と取りました。第4セットも、トヨタ自動車はスパイクの決定力を見せつけます。「昨年、負けた悔しさを晴らすためにこの一年間、チームでがんばってきた。最後は『気持ち』だった」と主将の佐藤優花が振り返ったように、最後まで集中力を切らせなかったトヨタ自動車が25-15と勝利し、勝ち点3をあげました。
選手コメント
■トヨタ自動車ヴァルキューレ
佐藤優花 選手
「私たちのチームは攻撃に自信はあるが、守備から崩れてしまうことがあったので、この一年間、サーブ、ブロック、レシーブの関係を強化してきました。明日はシーズンの本当の最終戦なので、チームが一つになって勝利を目指したいと思います」
<第3試合>警視庁フォートファイターズ 3 (25-22・25-21・25-21) 0 きんでんトリニティーブリッツ
第1セットは序盤、「チームとして初めての経験で最初は動きが固かった」という警視庁に対し、きんでんが19-15とリードを奪う展開に。しかし、「ここから自分たちのバレーを取り戻せた」と主将の中村航太朗が振り返るように、警視庁は少しずつブロックで圧力をかけていきます。警視庁は、終盤逆転に成功すると、25-22で第1セットを先取しました。第2セットも、小川功太や中村を中心とした警視庁の効果的なサーブを仕掛けていきます。序盤から8-4ときんでんを大きく引き離した警視庁は、第2セットを危なげなく25-21と連取しました。第3セットも高さを活かした警視庁の攻撃が鮮やかに決まり、きんでんは第1セット終盤以降、なかなか突破口を開くことができません。力の差を見せつけた警視庁が第3セットを25-21と取り、セットカウント3-0で勝利し勝ち点3をあげました。
選手コメント
■警視庁フォートファイターズ
中村航太朗 選手
「第1セットの20点目以降で、自分たちの本来のリズムを取り戻したことが勝因だと思う。サーブ効果率もブロック本数も自分たちのチームの出来としてはまだまだ。明日はサーブ得点10、ブロック本数も2桁に乗せられるように内容にもこだわってがんばりたいです」
<第4試合>埼玉アザレア 3(25-19・25-22・23-25・25-19) 1 東京ヴェルディ
第4試合は、残留を目指す埼玉が、昨季の入替戦で悔しい想いを味わった東京ヴェルディに対し、多彩な攻撃が機能し10-7と先手をとりました。埼玉は正確なサーブレシーブを起点にミドルブロッカーの小島大輝、今シーズン新加入の浜田翔太のブロード攻撃を仕掛け、東京ヴェルディのブロックマークを外していきます。テンポの速い攻撃で流れを引き寄せた埼玉は、第1セットを25-19で先取しました。第2セットはエース・倉田真が奮起し、東京ヴェルディが10-6と巻き返します。しかし、ここから埼玉の浜田翔太が、ブロック連続ポイントを量産。第2セットも波に乗った埼玉が25-22と取りました。第3セットは、それまで意気消沈した東京ヴェルディが終盤に粘りを見せて、25-23とセットを奪いました。しかし、第4セットもそれまでの流れは変わらず、攻守ともにミスなく安定感を発揮した埼玉が、25-19と制し、セットカウント3-1で決着をつけました。
選手コメント
■埼玉アザレア
浜田翔太 選手
「普段は週2回の練習ですが、入替戦の相手が決まってからしっかり対策を練って、試合に出ていない選手も含めて一丸となってきたことが勝因だと思います。今シーズン、一つ上のリーグで戦ってきたことは収穫も多く、いま、チームは伸び盛りだと思うので、明日はストレートで勝ちたいです」
第1試合は、JAぎふリオレーナがブレス浜松にセットカウント3-1で勝利。第2試合はトヨタ自動車が柏エンゼルクロスをセットカウント3ー1で破りました。第3試合は警視庁フォートファイターズがきんでんトリニティーブリッツをセットカウント3-0で下しました。第4試合は埼玉アザレアが東京ヴェルディをセットカウント3ー1で破り、勝ち点3を獲得しました。
<第1試合>JAぎふリオレーナ 3 (24-26・26-24・25-18・25-18) 1 ブレス浜松
独特の緊張感が立ち込める初戦の立ち上がりは、JAぎふのパワフルな攻撃、ブレス浜松のスピードバレーと両者の持ち味がぶつかり合い、互角の戦いを見せます。デュースに突入する接戦となりますが、勝負所の場面でも慌てずラリーを制したブレス浜松が、第1セットを26-24と先取しました。第2セットも、第1セットの勢いそのまま、順調に得点を重ねていきます。JAぎふはエース・岡部彩花に替わって、20歳の新鋭・吉井奎乃をコートに送り込みます。その吉井が仕掛けた軟攻が、終盤ブレス浜松の守備のリズムを崩し、第2セットは26-24とJAぎふが取り返しました。第3セットは序盤からJAぎふの吉井のサーブがきわどいコースに決まります。4-1とリードを奪ったことで、強気なプレーが見られるようになったJAぎふは、第3セットを25-18と危なげなく連取しました。第4セットも、JAぎふは高さを活かしたブロックで、ブレス浜松の速い攻撃をしっかりマーク。25-18とJAぎふが取り、セットカウント3-1で勝利しました。
選手コメント
■JAぎふリオレーナ
吉井奎乃 選手
「第1セットは流れが悪かったので、コートに入った時は声を出して盛り上げようと思いました。替わった岡部選手とは、それぞれ持ち味が違うので、自分のリズムを活かしていこうと思いました。今日は1セット落としてしまったので、最終日は笑って終われるように3-0で勝ちたいです」
<第2試合>柏エンゼルクロス 1 (25-23・15-25・23-25・15-25) 3 トヨタ自動車ヴァルキューレ
第2試合は、昨季の入替戦と同じカードとなります。第1セットは、柏が隙のない堅実なブロックを展開し、トヨタ自動車の攻撃を封じ込めます。エース・石川綾菜の強弱をつけた攻撃も冴え、第1セットは柏が25-23と先取しました。第2セットは、緩急をつけたトヨタ自動車のサーブが機能。柏のサーブレシーブを崩し始め、ディフェンスにつなげていきます。好レシーブから主将の佐藤優花が確実に力強いスパイクを決め、トヨタ自動車が25-15と第2セットを奪い返します。第3セットは、中盤までは両者は一進一退の攻防戦を展開。ここからトヨタ自動車は、エース・佐藤優花、新人エース・杉山瑠夏、ミドルブロッカーの浅野美波ら多彩な攻撃で、柏のブロックを翻弄し始めます。追いすがる柏を振り切り、トヨタ自動車は第3セットを25-23と取りました。第4セットも、トヨタ自動車はスパイクの決定力を見せつけます。「昨年、負けた悔しさを晴らすためにこの一年間、チームでがんばってきた。最後は『気持ち』だった」と主将の佐藤優花が振り返ったように、最後まで集中力を切らせなかったトヨタ自動車が25-15と勝利し、勝ち点3をあげました。
選手コメント
■トヨタ自動車ヴァルキューレ
佐藤優花 選手
「私たちのチームは攻撃に自信はあるが、守備から崩れてしまうことがあったので、この一年間、サーブ、ブロック、レシーブの関係を強化してきました。明日はシーズンの本当の最終戦なので、チームが一つになって勝利を目指したいと思います」
<第3試合>警視庁フォートファイターズ 3 (25-22・25-21・25-21) 0 きんでんトリニティーブリッツ
第1セットは序盤、「チームとして初めての経験で最初は動きが固かった」という警視庁に対し、きんでんが19-15とリードを奪う展開に。しかし、「ここから自分たちのバレーを取り戻せた」と主将の中村航太朗が振り返るように、警視庁は少しずつブロックで圧力をかけていきます。警視庁は、終盤逆転に成功すると、25-22で第1セットを先取しました。第2セットも、小川功太や中村を中心とした警視庁の効果的なサーブを仕掛けていきます。序盤から8-4ときんでんを大きく引き離した警視庁は、第2セットを危なげなく25-21と連取しました。第3セットも高さを活かした警視庁の攻撃が鮮やかに決まり、きんでんは第1セット終盤以降、なかなか突破口を開くことができません。力の差を見せつけた警視庁が第3セットを25-21と取り、セットカウント3-0で勝利し勝ち点3をあげました。
選手コメント
■警視庁フォートファイターズ
中村航太朗 選手
「第1セットの20点目以降で、自分たちの本来のリズムを取り戻したことが勝因だと思う。サーブ効果率もブロック本数も自分たちのチームの出来としてはまだまだ。明日はサーブ得点10、ブロック本数も2桁に乗せられるように内容にもこだわってがんばりたいです」
<第4試合>埼玉アザレア 3(25-19・25-22・23-25・25-19) 1 東京ヴェルディ
第4試合は、残留を目指す埼玉が、昨季の入替戦で悔しい想いを味わった東京ヴェルディに対し、多彩な攻撃が機能し10-7と先手をとりました。埼玉は正確なサーブレシーブを起点にミドルブロッカーの小島大輝、今シーズン新加入の浜田翔太のブロード攻撃を仕掛け、東京ヴェルディのブロックマークを外していきます。テンポの速い攻撃で流れを引き寄せた埼玉は、第1セットを25-19で先取しました。第2セットはエース・倉田真が奮起し、東京ヴェルディが10-6と巻き返します。しかし、ここから埼玉の浜田翔太が、ブロック連続ポイントを量産。第2セットも波に乗った埼玉が25-22と取りました。第3セットは、それまで意気消沈した東京ヴェルディが終盤に粘りを見せて、25-23とセットを奪いました。しかし、第4セットもそれまでの流れは変わらず、攻守ともにミスなく安定感を発揮した埼玉が、25-19と制し、セットカウント3-1で決着をつけました。
選手コメント
■埼玉アザレア
浜田翔太 選手
「普段は週2回の練習ですが、入替戦の相手が決まってからしっかり対策を練って、試合に出ていない選手も含めて一丸となってきたことが勝因だと思います。今シーズン、一つ上のリーグで戦ってきたことは収穫も多く、いま、チームは伸び盛りだと思うので、明日はストレートで勝ちたいです」