試合
【レポート】トヨタ自動車が入替戦勝利! JAぎふ、警視庁、埼玉アザレアは残留~V・チャレンジリーグ入替戦(3/5)~
2016/17V・チャレンジリーグ入替戦は3月5日(日)、大阪府枚方市のパナソニックアリーナにて第2日目が行われました。
第1試合は、JAぎふリオレーナがブレス浜松にセットカウント3-1で勝利。第2試合は柏エンゼルクロスがトヨタ自動車ヴァルキューレをセットカウント3ー1で破りました。第3試合は、警視庁フォートファイターズがきんでんトリニティブリッツをセットカウント3-0で下しました。第4試合は、埼玉アザレアが東京ヴェルディをセットカウント3-2で破り、勝ち点3を獲得しました。
<第1試合> JAぎふリオレーナ 3 (25-13・21-25・25-18・25-19) 1 ブレス浜松
第1セットは、昨日の試合で活躍を見せた吉井奎乃の強烈なジャンプサーブで主導権を握ったJAぎふが、8-3と先行。ブレス浜松のエース・多田遥の攻撃をブロックし、攻撃を封じ込めたJAぎふが、第1セット25-13と先取します。第2セットはセッター・菅井美貴の好レシーブから浜松がリズムを取り戻します。足が止まったJAぎふの隙を攻め、10-6とリードを奪う展開となります。終盤も攻守のリズムを維持した浜松は、21-25と第2セットを取り返しました。勝敗の鍵を握る第3セットは、一進一退の展開。JAぎふは、苦しい場面で宮井遥、このセットからコートに入った主将・中村早紀子のスパイクが決まり、少しずつ主導権を握ります。ブレス浜松を引き離したJAぎふがこのセット、25-18ともぎ取りました。第4セットも、JAぎふが先行します。パワフルなサーブは効果的に決まり、ブレス浜松は攻守のリズムをつかむことができません。最後は粘りのあるレシーブを見せますが、JAぎふが25-19と取り、2連勝しました。JAぎふは勝ち点6とし、チャレンジリーグⅠ残留を決めました。
監督コメント
■JAぎふリオレーナ 椿本真恵 監督
「今シーズンは厳しい戦いが続き、勝ちきらないといけないところで勝ちきれず、その結果が入替戦の出場につながってしまいました。この2日間、選手はよくがんばったと思います。来シーズンは厳しい戦いではなく、上位進出を目指してがんばります」
選手コメント
■JAぎふリオレーナ 中村早紀子 選手
「本当はストレートで勝ちたかったですが、ボールを落とさないという気持ちで、自分たちのバレーができたのが勝因だと思います。個人的には、今シーズンはケガをして迷惑をかけてしまい不完全燃焼ですが、若手たちにとっても自信になったと思うので、来シーズンはケガを完治させて、勝ちきれるチームを作っていきたいです」
<第2試合>柏エンゼルクロス 3 (22-25・27-25・25-15・26-24) 1 トヨタ自動車ヴァルキューレ
第1セットは、昨日勝利をあげたトヨタ自動車のサーブが有効的に決まり、柏のサーブレシーブを崩して5-1とリードします。主将・佐藤優花の平行攻撃が冴え、第1セット25-22とトヨタ自動車が先取しました。第2セットは、エース同士の打ち合い。一進一退の中でも、柏のブロックがトヨタ自動車の権藤玲奈のクイックを少しずつとらえ始めます。デュースとなった終盤、柏は石川綾菜にボールを集め、27-25と第2セットをとりました。第3セットは序盤から6-1と柏が大きくリードします。「1日目はコート前方にきたので、今日は長めのコースを狙われると予想していたが、対応に苦しんだ」とトヨタ自動車の加藤信也監督。サーブとブロックの関係が機能し始めた柏が、息の合った攻撃を展開し第3セットを25-15と制しました。第4セットは、トヨタ自動車の杉山瑠夏が攻守にフル回転、柏も小清水茉弥の攻撃を起点に躍動します。両者一歩も譲らないゲームとなりますが、最後は苦しい場面でトヨタ自動車の粘りに全員攻撃で打ち勝った柏が第4セットを26-24と制し、今シーズンの最終戦に勝利しました。セットカウントで両者ともに3-1と並びましたが、得点率でトヨタ自動車が上回り、チャレンジリーグⅠ昇格の権利を得ました。
監督コメント
■トヨタ自動車ヴァルキューレ 加藤信也 監督
「昨年も1勝1敗となって昇格できなかったので、リベンジするつもりでこの1年間をがんばってきたので、昇格の権利を得られてうれしいです。初日はサーブが機能し相手の攻撃を封じ込めたが、2日目は逆に苦しめられました。新シーズンに向けて、練習をやりこみ、チャレンジリーグⅠに挑みたいと思います」
選手コメント
■トヨタ自動車ヴァルキューレ 杉山瑠夏 選手
「私自身、入替戦は初めてだったのですが、高校とは違って社会人は一球一球のボールの重みがありました。相手も一つ上のリーグで戦ってきたので、2日目はマークが厳しくなると思っていました。それでも得意のレシーブを活かして、スパイクを決めることができたし、チームとして入替戦に勝ててよかったです」
<第3試合>警視庁フォートファイターズ 3 (25-18・25-21・25-22) 0 きんでんトリニティーブリッツ
第1セットは、警視庁が主導権を握ります。警視庁の司令塔・中道元貴の的を絞らせないトスで得点を重ね、25-18と第1セットを先取します。第2セットは6-3ときんでんの反撃開始。警視庁のミスを誘う粘りを発揮しますが、中盤以降は警視庁が加藤啓のブロック、小川功太のジャンプサーブで16-12と逆転に成功します。第2セットはそのリードを守り抜いた警視庁が25-21と連取しました。第3セットは、なんとか巻き返しを図りたいきんでんが、両ウィングの松本永志と田端将伍の攻撃を中心に警視庁の高いブロックを打ち破ります。18-17と互角の展開となりますが、きんでんのイージーミスもあり、警視庁が22-20と逆転に成功。第3セットも警視庁が25-23と取り切り、2連勝でチャレンジリーグ残留を決めました。
監督コメント
■警視庁フォートファイターズ 松本幸博監督
「絶対に負けられない戦いで2日間ともストレート勝利できたので、うれしい。リーグ中は自分たちのプレーが思うようにできなかったですが、入替戦への出場が決まってからしっかり調整することができたことも、来年につながると思います」
選手コメント
■警視庁フォートファイターズ 中村航太朗選手
「きんでんは、勢いのあるチームだったが、チーム一丸となって阻止し、盛り上げることができました。初めて主将に任命されて入替戦に出ることになったので責任を感じています。来季は、自分たちのバレーを作り直して、ファンの皆さんにいい形を見てもらえるようにやっていきます」
<第4試合>埼玉アザレア 3 (25-27・25-19・28-26・17-25・15-10) 2 東京ヴェルディ
第1セットは、初日に敗戦を喫した東京ヴェルディが先制します。昨日は見られなかった力強いサーブを連発し、ブロックで得点を重ねていきます。埼玉も必死に食らいつきますが、第1セットは東京ヴェルディが27-25と先取しました。第2セットの出だしは、まったく逆の展開。埼玉は機動力を活かした堅実な守備で、東京ヴェルディの攻撃を封じ込め、第2セットを25-19と奪いました。第3セットはシーソーゲーム。東京ヴェルディは好調の中村耕平のブロックなどで流れを引き寄せますが、埼玉の組織的なブロックを打ち破れず。28-26のデュースを埼玉が制しました。第4セットは、東京ヴェルディが中村の強烈なジャンプサーブから4連続得点に成功。16-6と大きくリードを奪い、25-17とフルセットに持ち込みました。最終セットは、埼玉が序盤から8-5と走ります。コートチェンジ以降も、埼玉は前後左右にサーブの揺さぶりをかけ、調子に波のある東京ヴェルディを引き離します。大量リードを奪った埼玉は、最終セット15-10と激戦を制しました。埼玉は2連勝となり、チャレンジリーグⅠの残留が決定しました。
監督コメント
■埼玉アザレア 工藤晴康監督
「リーグ戦はとれるゲームを落とし、苦しい試合が多かったので、最終戦となる今回の入替戦はチーム全員、全力で戦いました。2日間、よく選手は辛抱したと思います。来季は、チームの弱点を修正してAクラス入りを目指せるようにがんばっていきます」
選手コメント
■埼玉アザレア 金丸真司選手
「残留を決めて一安心ですが、誰がコートに立っても、勝てるようなチームにならなければいけないと思います。そのあたりが課題として見えたので強化していきます。来季は安定した試合運びを心がけて、開幕戦から上位に食い込んでいきたいです」
第1試合は、JAぎふリオレーナがブレス浜松にセットカウント3-1で勝利。第2試合は柏エンゼルクロスがトヨタ自動車ヴァルキューレをセットカウント3ー1で破りました。第3試合は、警視庁フォートファイターズがきんでんトリニティブリッツをセットカウント3-0で下しました。第4試合は、埼玉アザレアが東京ヴェルディをセットカウント3-2で破り、勝ち点3を獲得しました。
<第1試合> JAぎふリオレーナ 3 (25-13・21-25・25-18・25-19) 1 ブレス浜松
第1セットは、昨日の試合で活躍を見せた吉井奎乃の強烈なジャンプサーブで主導権を握ったJAぎふが、8-3と先行。ブレス浜松のエース・多田遥の攻撃をブロックし、攻撃を封じ込めたJAぎふが、第1セット25-13と先取します。第2セットはセッター・菅井美貴の好レシーブから浜松がリズムを取り戻します。足が止まったJAぎふの隙を攻め、10-6とリードを奪う展開となります。終盤も攻守のリズムを維持した浜松は、21-25と第2セットを取り返しました。勝敗の鍵を握る第3セットは、一進一退の展開。JAぎふは、苦しい場面で宮井遥、このセットからコートに入った主将・中村早紀子のスパイクが決まり、少しずつ主導権を握ります。ブレス浜松を引き離したJAぎふがこのセット、25-18ともぎ取りました。第4セットも、JAぎふが先行します。パワフルなサーブは効果的に決まり、ブレス浜松は攻守のリズムをつかむことができません。最後は粘りのあるレシーブを見せますが、JAぎふが25-19と取り、2連勝しました。JAぎふは勝ち点6とし、チャレンジリーグⅠ残留を決めました。
監督コメント
■JAぎふリオレーナ 椿本真恵 監督
「今シーズンは厳しい戦いが続き、勝ちきらないといけないところで勝ちきれず、その結果が入替戦の出場につながってしまいました。この2日間、選手はよくがんばったと思います。来シーズンは厳しい戦いではなく、上位進出を目指してがんばります」
選手コメント
■JAぎふリオレーナ 中村早紀子 選手
「本当はストレートで勝ちたかったですが、ボールを落とさないという気持ちで、自分たちのバレーができたのが勝因だと思います。個人的には、今シーズンはケガをして迷惑をかけてしまい不完全燃焼ですが、若手たちにとっても自信になったと思うので、来シーズンはケガを完治させて、勝ちきれるチームを作っていきたいです」
<第2試合>柏エンゼルクロス 3 (22-25・27-25・25-15・26-24) 1 トヨタ自動車ヴァルキューレ
第1セットは、昨日勝利をあげたトヨタ自動車のサーブが有効的に決まり、柏のサーブレシーブを崩して5-1とリードします。主将・佐藤優花の平行攻撃が冴え、第1セット25-22とトヨタ自動車が先取しました。第2セットは、エース同士の打ち合い。一進一退の中でも、柏のブロックがトヨタ自動車の権藤玲奈のクイックを少しずつとらえ始めます。デュースとなった終盤、柏は石川綾菜にボールを集め、27-25と第2セットをとりました。第3セットは序盤から6-1と柏が大きくリードします。「1日目はコート前方にきたので、今日は長めのコースを狙われると予想していたが、対応に苦しんだ」とトヨタ自動車の加藤信也監督。サーブとブロックの関係が機能し始めた柏が、息の合った攻撃を展開し第3セットを25-15と制しました。第4セットは、トヨタ自動車の杉山瑠夏が攻守にフル回転、柏も小清水茉弥の攻撃を起点に躍動します。両者一歩も譲らないゲームとなりますが、最後は苦しい場面でトヨタ自動車の粘りに全員攻撃で打ち勝った柏が第4セットを26-24と制し、今シーズンの最終戦に勝利しました。セットカウントで両者ともに3-1と並びましたが、得点率でトヨタ自動車が上回り、チャレンジリーグⅠ昇格の権利を得ました。
監督コメント
■トヨタ自動車ヴァルキューレ 加藤信也 監督
「昨年も1勝1敗となって昇格できなかったので、リベンジするつもりでこの1年間をがんばってきたので、昇格の権利を得られてうれしいです。初日はサーブが機能し相手の攻撃を封じ込めたが、2日目は逆に苦しめられました。新シーズンに向けて、練習をやりこみ、チャレンジリーグⅠに挑みたいと思います」
選手コメント
■トヨタ自動車ヴァルキューレ 杉山瑠夏 選手
「私自身、入替戦は初めてだったのですが、高校とは違って社会人は一球一球のボールの重みがありました。相手も一つ上のリーグで戦ってきたので、2日目はマークが厳しくなると思っていました。それでも得意のレシーブを活かして、スパイクを決めることができたし、チームとして入替戦に勝ててよかったです」
<第3試合>警視庁フォートファイターズ 3 (25-18・25-21・25-22) 0 きんでんトリニティーブリッツ
第1セットは、警視庁が主導権を握ります。警視庁の司令塔・中道元貴の的を絞らせないトスで得点を重ね、25-18と第1セットを先取します。第2セットは6-3ときんでんの反撃開始。警視庁のミスを誘う粘りを発揮しますが、中盤以降は警視庁が加藤啓のブロック、小川功太のジャンプサーブで16-12と逆転に成功します。第2セットはそのリードを守り抜いた警視庁が25-21と連取しました。第3セットは、なんとか巻き返しを図りたいきんでんが、両ウィングの松本永志と田端将伍の攻撃を中心に警視庁の高いブロックを打ち破ります。18-17と互角の展開となりますが、きんでんのイージーミスもあり、警視庁が22-20と逆転に成功。第3セットも警視庁が25-23と取り切り、2連勝でチャレンジリーグ残留を決めました。
監督コメント
■警視庁フォートファイターズ 松本幸博監督
「絶対に負けられない戦いで2日間ともストレート勝利できたので、うれしい。リーグ中は自分たちのプレーが思うようにできなかったですが、入替戦への出場が決まってからしっかり調整することができたことも、来年につながると思います」
選手コメント
■警視庁フォートファイターズ 中村航太朗選手
「きんでんは、勢いのあるチームだったが、チーム一丸となって阻止し、盛り上げることができました。初めて主将に任命されて入替戦に出ることになったので責任を感じています。来季は、自分たちのバレーを作り直して、ファンの皆さんにいい形を見てもらえるようにやっていきます」
<第4試合>埼玉アザレア 3 (25-27・25-19・28-26・17-25・15-10) 2 東京ヴェルディ
第1セットは、初日に敗戦を喫した東京ヴェルディが先制します。昨日は見られなかった力強いサーブを連発し、ブロックで得点を重ねていきます。埼玉も必死に食らいつきますが、第1セットは東京ヴェルディが27-25と先取しました。第2セットの出だしは、まったく逆の展開。埼玉は機動力を活かした堅実な守備で、東京ヴェルディの攻撃を封じ込め、第2セットを25-19と奪いました。第3セットはシーソーゲーム。東京ヴェルディは好調の中村耕平のブロックなどで流れを引き寄せますが、埼玉の組織的なブロックを打ち破れず。28-26のデュースを埼玉が制しました。第4セットは、東京ヴェルディが中村の強烈なジャンプサーブから4連続得点に成功。16-6と大きくリードを奪い、25-17とフルセットに持ち込みました。最終セットは、埼玉が序盤から8-5と走ります。コートチェンジ以降も、埼玉は前後左右にサーブの揺さぶりをかけ、調子に波のある東京ヴェルディを引き離します。大量リードを奪った埼玉は、最終セット15-10と激戦を制しました。埼玉は2連勝となり、チャレンジリーグⅠの残留が決定しました。
監督コメント
■埼玉アザレア 工藤晴康監督
「リーグ戦はとれるゲームを落とし、苦しい試合が多かったので、最終戦となる今回の入替戦はチーム全員、全力で戦いました。2日間、よく選手は辛抱したと思います。来季は、チームの弱点を修正してAクラス入りを目指せるようにがんばっていきます」
選手コメント
■埼玉アザレア 金丸真司選手
「残留を決めて一安心ですが、誰がコートに立っても、勝てるようなチームにならなければいけないと思います。そのあたりが課題として見えたので強化していきます。来季は安定した試合運びを心がけて、開幕戦から上位に食い込んでいきたいです」