試合

【レポート】Teamブイリーが連勝! 越川優と石島雄介のセレモニーも開催!~Vリーグオールスターゲーム男子大会(3/26)~

3月26日(日)、深谷市総合体育館(深谷ビッグタートル)にて「2016/17Vリーグ男子大会」を開催いたしました。

第1試合のV・チャレンジリーグ オールスターゲームはセットカウント3-2でTeamブイリ―がTeamふっかちゃんに勝利しました。第2試合に行われたV・プレミアリーグ オールスターゲームもセットカウント3-2でTeamブイリ―が勝利を飾りました。



<イベント>V・プレミアリーグ選手がお出迎え
会場時に入場口で選手たちが観客をお出迎えし、プログラムの配布などを行いました。





<第1試合>V・チャレンジリーグ男子 Teamふっかちゃん 2(17-25・25-17・25ー22・23ー25・15-17)3 Teamブイリー
前日の女子に引き続き、男子のオールスターゲームもV・チャレンジリーグからの開催です。試合前から、Teamブイリーのキャプテン・中川剛(富士通カワサキレッドスピリッツ)や瀧澤陽紀(つくばユナイテッドSunGAIA)、Teamふっかちゃんの白川佑樹(兵庫デルフィーノ)ら各チームのムードメーカーがノリノリで盛り上げます。



第1セットはその中川や瀧澤、アレキサンダー,オソキン(VC長野トライデンツ)がハッスルして、Teamブイリーが17-25で取りました。第2セットは、キャプテンを務める地元・深谷高校出身の飯塚俊彦がチームを盛り立て、同じスコアでTeamふっかちゃんが取り返しました。





第3セットはTeamふっかちゃん、第4セットはTeamブイリーが取り合い、フルセットへ突入します。中川は、始球式に参加した地元の小学生を、観客席裏で指導した上で試合に出場させたり、両チームの監督、コーチ陣もコートでプレーしたり、白熱しながらも終始和やかな雰囲気で展開します。コートサイドでMCを務めていた50周年アンバサダーの大林素子さんと山本隆弘さんも出場し、サーブにスパイクに奮闘しました。



第5セットも最後までもつれますが、ヤカン,グマ(大分三好ヴァイセアドラー)のスパイクをブロックし、15-17で試合を決めたTeamブイリーがフルセットで勝利。終始笑顔の絶えなかった試合の幕を閉じました。



試合後にはご協賛各社様より選出された各賞の表彰が行われました。

叙々苑賞:Teamふっかちゃん 中川剛 選手(富士通カワサキレッドスピリッツ)
(相手チームで整列していた飯塚選手が、プレゼンターを務めてくれました)


セレスポ賞:Teamふっかちゃん 白川佑樹 選手(兵庫デルフィーノ)


西鉄旅行賞:Teamブイリー 石川俊輔 選手(警視庁フォートファイターズ)


<第2試合>V・プレミアリーグ男子 Teamふっかちゃん 2(19-25・27-29・25ー17・25ー21・11-15)3 Teamブイリー
二日間の大トリを飾るV・プレミアリーグのオールスターは、こちらも入場時から大きな歓声に包まれました。Teamブイリーは、直前のV.LEAGUE AWARDでもネタを披露して喝采を浴びた”元気印”高松卓矢を中心に、試合前から「自撮り棒」で記念撮影をするなど、パフォーマンスで盛り上げ、観客を楽しませます。

第1セットは19-25、第2セットはもつれて27-29とTeamブイリーが連取しました。Teamふっかちゃんは、地元の深谷高校出身でこの日がVリーグのイベントで最後の出番となる石島雄介(堺ブレイザーズ)が出場すると歓声が起こり、同様に今シーズン限りでビーチバレーボールに転向する越川優(JTサンダーズ)も、審判に抗議すると見せかけてズッコケるなど、観客を巻き込んで会場を盛り上げます。

第3セットは両チームの監督も出場します。Teamふっかちゃんは、深谷高校の後輩にあたる金丸晃大(ジェイテクトSTINGS)からボールを譲られてコートに入った小林敦監督(東レアローズ監督)がサーブを放てば、Teamブイリーは増成一志監督(ジェイテクト監督)のトスを山本隆弘さんがスパイクで打ち込みました。25-17でTeamふっかちゃんがひとつ取り返しました。

   



第4セットは「着せ替え」が行われました。「清水さんのユニフォームを着たいと言ったら、いいよと言ってくれたので、着替えました」と、清水邦広(パナソニックパンサーズ)のユニフォームを着た柳田将洋(サントリーサンバーズ)と、柳田の格好をした清水が出場しました。柳田は清水のように左腕からサーブを放つなど器用さを見せて会場を沸かせました。

  

試合後の会見で感想を問われた柳田は「やはり清水さんは大きい。僕はまだまだ小さい身体だと実感しました」とさらなる身体づくりを匂わせました。Teamふっかちゃんが25-21で第4セットを奪ってタイスコアへ持ち込みます。第5セットは越川のスパイクでTeamブイリーが勝負を決め、フルセットで勝利を飾りました。

試合後にはご協賛各社様より選出された各賞の表彰が行われました。

叙々苑賞:Teamブイリー 高松卓矢 選手(豊田合成トレフェルサ)


セノー賞:Teamブイリー 越川優 選手(JTサンダーズ)


セレスポ賞:Teamふっかちゃん イゴール,オムルチェン 選手(豊田合成トレフェルサ)


西鉄旅行賞:Teamブイリー 浅野博亮 選手(ジェイテクトSTINGS)


日清製粉グループ賞:Teamふっかちゃん 石島雄介 選手(堺ブレイザーズ)


表彰終了後には今シーズン限りでビーチバレーボールへの転向を発表した越川優選手と石島雄介選手のセレモニーが行われ、両選手のスピーチのあと、それぞれに花束が贈られ、最後は選手から胴上げされて送られました。









選手コメント
■堺ブレイザーズ 石島雄介 選手

「インドアでやりきりたかった気持ちは少なからずありましたが、環境が色々変わるなかで、ビーチバレーボールにシフトする方が自分にとっていいのではないかと決断して進んできました。やるからには2020年の東京オリンピックでのメダルを目標に頑張りたいです。越川選手が転向すると聞いたときは、正直うそではないのかと思いました。日本のトップ選手がビーチへ転向することは久しくなかったので、興味はありました。ゆくゆくはお互いレベルアップして、ペアとして選んでもらえるような選手になりたいと思います。

オールスターの位置づけは、競技とは少し離れた部分で、エンターテイメントを含めたものと解釈していたので、最後という特別な感情はあまりありませんでした。インドアの練習は4ヶ月弱くらい全くしていなかったのでまずケガをしないことと、しっかりファンの前でパフォーマンスをしてアピールしようということしか思っていませんでした。ただ深谷という地でやれることの感謝や、同級生や先輩後輩、協会など色々な方に支えられてきたので、その感謝を自分なりに表現したいと思っていました。茂木先生は師と仰ぐ人の一人なので、『お疲れ様。次も頑張れよ』と言われたときは込み上げてくるものがありました。

まだビーチに足を踏み入れたばかりですが、僕らみたいなインドアでやった選手が今後ビーチに転向しやすくなるような環境作りや基礎を僕らが示してあげられたらいいと思います。競技に専念することやスポンサー獲得の不安などは正直インドアに比べたら強いと思うので、それを払しょくしなければ、いい選手が入ってくることは少ないです。僕らがまずはレールを作り、どんどん後輩が来られる環境にしたいです」



■JTサンダーズ 越川優 選手
「石島さんが言ったように、自分も最後までインドアでやると思っていましたが、やりたい目標が新しく見えたときがお互いこのタイミングだったということですし、新たな目標として目指せることは本当に幸せだと思います。インドアで続けることよりもビーチでやることが自分たちのモチベーションアップにつながると思ったので、インドアへの心残りよりも、今はやってきたことを生かしてビーチで結果を残すことしかお互い考えていないと思います。

まず自分がレベルアップして、相手に選んでもらえるプレーヤーになることが一番です。ネットを挟むときは負けたくないのはもちろんですが、お互いが目標を目指して頑張ることだと思います。石島さんは間違いなく日本ではトッププレーヤーでしたし、オリンピアンでもあり、お互い技術的なことはこれからやっていくしかないですが、オリンピックでの経験や向かっていく気持ちの部分を知っている方なので、今後お互いがレベルアップしていくなかで、ペアを組めることになれればいいなとは思っています。刺激になるのは間違いないです」


 
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