コラム

【V2男女】今週の見どころ(10/30-10/31)

10/30-10/31 見どころ/V2男子

 

全15チームの熾烈な上位争い

 2021-22 V.LEAGUE DIVISION2 MENV2男子)は、V3から千葉ZELVA、クボタスピアーズ、奈良ドリーマーズが昇格し15チームになったことでよりハードな戦いが展開される。V・レギュラーラウンドは、2回戦総当り方式によるリーグ戦。全28試合を戦い、「V・チャレンジマッチ ~2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 MEN 出場決定戦~」進出をかけて上位2チーム入りを目指すことになる。

 昨シーズン、無敗のまま4季連続5度目の優勝を果たした富士通カワサキレッドスピリッツは、昨シーズンから大きな戦力補強は行わず、実績を重ねることでチーム力を高めた布陣で前人未到の5連覇を狙う。

 対称的に、大幅補強でチームを刷新したのが昨季準優勝のヴォレアス北海道だ。人数よりクオリティ重視の4選手を加えたというヴォレアスは、V2男子3年目の挑戦でV2優勝、V1昇格を目指して1030日(土)の開幕戦をホームの道北アークス大雪アリーナ(北海道旭川市)で戦う。対するは、昨季3位の埼玉アザレアだ。 昨季、準優勝のヴォレアスと3位の埼玉のV・レギュラーラウンドで獲得した勝数とポイントは同点。新型コロナウイルスの影響で中止となった試合数が勝率に影響し、両チームの明暗を分けることになった。直接対決ではヴォレアスが2勝しているものの、因縁の相手との開幕対決に埼玉の士気は高まっていることだろう。開幕戦いちばんの注目カードである。

  

 また、1030日(土)、31日(日)の開幕シリーズには、千葉ZELVA(道北アークス大雪アリーナ)と奈良ドリーマーズ(苫小牧市総合体育館=北海道苫小牧市)の昇格チームが初登場。そして、昨季リーグ戦を辞退したトヨタ自動車サンホークス(苫小牧市総合体育館)と警視庁フォートファイターズ(道北アークス大雪アリーナ)も登場する。いずれも今シーズンの動向を予測するうえで重要なゲームとなる。

  今季のV2男子は下位5チームが来季V3に自動降格、9位チーム、10位チームがV3とのV・チャレンジマッチにまわるなど、開幕戦から1試合も負けられない試合が続く。バレーボールファンのみならず、V2男子全チームが注視する開幕戦でどんなゲームが展開されるのか?期待は高まるばかりである。


  



10/30-10/31 見どころ/V2女子

 

ホームゲームで初戦から勢いに乗れるか

 昨シーズンは途中で参加辞退を余儀無くされるチームが生じるなど新型コロナウイルスの影響を大きく受けたV.LEAGUE DIVISION2 WOMEN。最終的には群馬銀行グリーンウイングスが連覇、ルートインホテルズブリリアントアリーズが準優勝を果たし、この2チームがV・チャレンジマッチ(入れ替え戦)に出場した(結果はともに敗退)。今季は新規参入のリガーレ仙台を加え、10チームの2回戦総当り方式のV・レギュラーラウンドとその上位4チームによるV・ファイナルステージで優勝を争う。

 開幕週は上田市自然運動公園総合体育館(長野県上田市)と酒田市国体記念体育館(山形県酒田市)で行われる。上田会場でホームゲームに臨むルートインは30日(土)にGSS東京サンビームズ、31日(日)にJAぎふリオレーナと対戦。昨季は参戦2季目にして準優勝の成績を収めるなど躍進著しいルートインは、今季から元男子日本代表の井上謙が監督に就任。また、今年のV・サマーリーグ東部大会でフレッシュスター賞に輝いた野上菜月も即戦力として期待を集め、今季はいよいよ頂点に狙いを定める。ホームのアドバンテージを生かし、開幕スタートダッシュを決められるか。

  

 
 もう一方の酒田会場でホームゲームを戦うのはプレステージ・インターナショナルアランマーレ。昨季は終盤まで優勝争いに加わりながらも、最後は悔しい3位に終わっただけに、いっそう闘志を燃やしていることだろう。オポジットの宮本菜月が新キャプテンに就任し、より攻撃的なバレーボールを掲げる一方で、昨季ブロック賞の菅原里奈や今季より移籍加入のリベロ・溝口由利香(姫路から移籍)が守備を支える。総合力の高さで、今季も優勝戦線に名乗り出たい。

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