【SV男子 第7節見どころ】髙橋藍復帰のサントリーサンバーズ大阪がジェイテクトSTINGS愛知のホームに乗り込む! 上位同士の対決の行方は?
「2024-25 大同生命SVリーグ」の男子は今週末の11月23日(土)から24日(日)にかけて計4つのカードが実施される。
■ジェイテクトSTINGS愛知 vs サントリーサンバーズ大阪
今節の注目はジェイテクトSTINGS愛知vsサントリーサンバーズ大阪のカードだろう。STINGS愛知のホームであるジェイテクトアリーナ奈良で行われる。
STINGS愛知は第6節の大阪ブルテオン戦でGAME1こそストレートで敗れたものの、GAME2ではフルセットの激闘を制し1勝1敗とした。大阪B戦で高い決定率を誇った日本代表オポジット(OP)の宮浦健人とアメリカ代表アウトサイドヒッター(OH)のトリー・デファルコの二人はサントリー戦でもチームのオフェンスを担うことになるだろう。ディフェンスの中核を担うリベロの小川智大はディグやレセプションでチームに安定感をもたらし、ミドルブロッカー(MB)の村山豪はブロックでチームに貢献。ブロックの高いサントリーを相手に関田誠大のトスワークがどうブロックを欺くのか注目だ。
対戦相手のサントリーは前節、藤中颯志のレシーブから大宅真樹が多彩なトスワークを見せ、スパイカー全員がバランスよく得点を獲得し二戦ともに広島サンダーズ相手にストレート勝利を収めた。第5節を欠場していた髙橋藍の試合出場もあり、STINGS愛知との対戦をいい雰囲気で迎えるだろう。両日ともに活躍を見せたデ・アルマス・アラインと鬼木錬の活躍や勝負所でトスを託されるドミトリー・ムセルスキーがサントリー勝利の鍵になるだろう。
■広島サンダーズ vs ウルフドッグス名古屋
サントリーに敗れた広島THはホームでウルフドックス名古屋と対戦する。6位に順位を落とした広島THは6試合連続ストレート勝利と波に乗る4位のウルフドッグス名古屋から勝ち星を挙げて順位をあげていきたい。サントリー戦で途中出場からサービスエースを決めた山本将平や、シーズンを通して安定したプレーを見せるMBの三輪大将らがWD名古屋戦でも存在感を見せられるか。GAME1ではチーム最多の17得点を獲得し、両日ともにサントリーをサーブで乱したフェリペ・モレイラ・ロケにも注目だ。
一方のWD名古屋は前節の対戦相手だった東レアローズ静岡を攻撃力で圧倒。OHを交代しても高い攻撃力を維持できる層の厚さが感じられる。ただその中でもオフェンスの中心はやはりSVリーグ男子の総得点ランキング1位に君臨するニミル・アブデルアジズだ。前節でも両日ともに3本のサービスエースを決めるなどスパイク以外でも点をもぎ取っているが、層の厚いWD名古屋がOHに誰を起用するのか。ニミル以外にも充実した戦力を抱えているだけにヴァレリオ・バルドヴィン監督の選手起用も気になるところだ。
■ヴォレアス北海道 vs VC長野トライデンツ
前節試合のなかったヴォレアス北海道はホームでVC長野トライデンツを迎え撃つ。チームの勝利にはOHの池田幸太とサントリーからレンタル移籍中の鍬田憲伸、OP張育陞の奮起が欠かせないだろう。ホームでファンに勝利を届けたいヴォレアスは10月27日以来、およそ1ヵ月ぶりの白星をつかむことができるか。
対するVC長野は東京グレートベアーズ相手に2連敗したものの、怪我で離脱していたウルリック・ボ・ダールが途中出場で試合に復帰するなどうれしい出来事もあった。移籍加入組の迫田郭志や樋口裕希も存在感を発揮しており、チームを連敗から救うのはどの選手か。
■日本製鉄堺ブレイザーズ vs 東京グレートベアーズ
また前節試合のなかった日本製鉄堺ブレイザーズは今季初の和歌山県立体育館で東京GBと対戦。ルーキーの上村琉乃介がサービスエースを決めるなど活躍を見せるも第5節ではWD名古屋にストレートで2連敗を喫しており、開幕4連勝からの6連敗と苦しんでいる状況を打破できるか。
一方の東京GBは前節のVC長野戦で2連勝。GAME1とGAME2でセッターやMBなどスターティングメンバーを変えて臨み誰が出ても強いチームとなっていることを証明した。日鉄堺BZを相手に連勝を伸ばし、上位進出といきたいところだ。
なお、今節は東レ静岡と大阪Bは試合を行わない。
■SVリーグ男子第7節試合日程・放送情報・配信情報
- 日本製鉄堺ブレイザーズ vs 東京グレートベアーズ
- 広島サンダーズ vs ウルフドッグス名古屋
- ヴォレアス北海道 vs VC長野トライデンツ
- ジェイテクトSTINGS愛知 vs サントリーサンバーズ大阪