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【レポート】 トヨタ車体がファイナル3 初進出~ V・ファイナルステージ 女子ファイナル6川崎大会(2018/2/25)~

2017/18V・プレミアリーグ女子 V・ファイナルステージ ファイナル6は本日、川崎市とどろきアリーナにて最終戦が開催されました。
第1試合はNECが東レにストレートで勝利を収め5位を決めました。続く第2試合ではトヨタ車体がデンソーを3-1で下し、ファイナル3初進出を決めました。
 

<第1試合>  NECレッドロケッツ  3 (25-19、25-16、25-21) 0 東レアローズ




両チームとも、今シーズン最後の試合となるNECレッドロケッツと、東レアローズの対戦。

第1セット序盤から東レ・堀川真理、ケイディリン,ロルフゼンの攻撃を、NECはリベロ・岩﨑紗也加を中心に粘りを見せて攻撃につなげていきます。一方、東レはNEC・山口かなめのサーブで攻撃を乱され、さらに古賀紗理那、大野果奈らの攻撃を止めることができずに9-13とリードを奪われます。新人・小川愛里奈、黒後愛が要所で活躍を見せますが、流れに乗ったNECを止めることができずにセットを落としました。

続くセットも東レはスタートから追う展開となります。長いラリーをNEC・柳田光綺が決めきり、一気に点差を広げます。さらにNECは山口、大野がこのセットで2度もサービスエースを決める大活躍を見せ、食らいつく東レを振り切り、セットを連取しました。

第3セット目、後の無くなった東レは、大野果歩、杉原若葉をスターティングメンバーに起用し巻き返しを図りますが、スタートから島村春世がブロックを決めるなど勢いにのるNECを止めることができません。中盤に東レはセッターを田代佳奈美に戻し、ケイディリン、黒後を軸に一歩一歩詰め寄りますが、NECのミドルブロッカー陣の壁は厚く、最後は新人の山内美咲が決めストレートで勝利し、今シーズン5位でシーズンを終えました。


VOM賞にはNECレッドロケッツの柳田光綺選手が選出されました



 

<第2試合>  トヨタ車体クインシーズ   3 (25-20、25-22、16-25、25-13) 1  デンソーエアリービーズ




開始早々デンソーエアリービーズがスタートダッシュをかけます。以降両チーム共に激しい打ち合いが展開されますが、中盤に荒木絵里香が攻守に渡る活躍でポイントを重ねると、トヨタ車体が一歩抜け出します。対するデンソーもミドルブロッカー石井里沙の活躍から点差を詰めますが、ネリマン,ゲンシュレックの活躍から再び引き離されます。終盤にデンソー・石田瑞穂が荒木、ネリマンの2枚ブロックを打ち抜く渾身のプレーを見せますが、トヨタ車体・ネリマンが20点台に4点を稼ぐ大活躍を見せてセットを先取します。

第2セット目、トヨタ車体・ネリマンのレシーバーをはじく激しいスパイクを見せると、デンソーは石田がブロックを決めるなど開始早々白熱した試合展開が続きます。坂本奈々香のノータッチエースから流れがデンソーに傾くかと思われましたが、トヨタ車体リベロ・佐藤澪の安定したレシーブから髙橋沙織が2連続得点するとトヨタ車体が反撃を開始します。デンソーもクリスティアネ,フュルスト、鍋谷友理枝のバックアタックなど多彩な攻撃で意地を見せます。また途中交代の朝日優衣が攻守に渡る活躍を見せ同点に追いつきますが、トヨタ車体・ネリマンの気迫溢れるプレーに押し切られてセットを落とします。

第3セット、デンソーは鍋谷に代わり好調な朝日を起用し、スタートします。序盤にデンソー・リベロの中川千世がコートの外までボールを追いかけるファインプレーでチームを奮い立たせると、石田、坂本がそれに応える活躍を見せます。トヨタ車体は要所で竹田沙希の活躍が光りましたが、開いた点差を縮めることができずにセットを落とします。

第4セット、引き続きセットを取り返し、タイスコアに戻したいデンソーですが、トヨタ車体・ネリマンが気迫溢れるプレーでチームを牽引すると一気に6連続得点され追い込まれた状態となります。デンソーは朝日、石井が最後の意地を見せ踏ん張ります。また中盤にレシーブを安定させようと鍋谷を投入しますが、本日29点獲得したネリマンの勢いを止める事ができずに、大差をつけられ厳しい敗戦となりました。この試合結果を受けてトヨタ車体のファイナル3初進出が決まりました。


VOM賞にはトヨタ車体クインシーズの髙橋沙織選手が選出されました

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