【V1女子】今週の見どころ(10/31-11/1)
10/31-11/1見どころ/V1女子
ここまで無敗の東レとNECが激突
今週末の2020-21 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN(V1女子)は郡山市、姫路市、岡山市の3会場で両日、計5試合ずつが実施される。
まず注目したいのは10月31日(土)の姫路市会場の東レアローズとNECレッドロケッツの一戦だ。両チームともここまで負けなしの開幕3連勝をあげている。NECは先週末にホームゲーム2連戦を戦い、24日(土)には昨季女王のJTマーヴェラスを撃破。攻守ともに充実の気配をみなぎらせ、何より「目の前の一戦に集中するだけ」(島村春世)と地に足をつけて戦っている。対する東レは昨季最優秀新人賞のエース石川真佑が総得点、アタック決定率(バックアタック)でチームトップの数字をマーク。東レの石川に対して、NECが修正として例に挙げたブロックディフェンスをどのように繰り出すかが見どころといえるだろう。
同日の姫路市会場では、ヴィクトリーナ姫路が久光スプリングスを迎えてのホームゲームも行われる。姫路は24日の埼玉上尾メディックス戦で、2セットダウンからの逆転勝利を収めて今季初白星をゲット。今季からキャプテンを務める貞包里穂の力強いプレーや、鋭いスパイクが魅力の田中咲希のアタックが光る。対する久光は先週末から外国籍選手のアキンラデウォ,フォルケが合流し、攻守で厚みが増した。2018-19シーズン最高殊勲選手賞のアキンラデウォの圧倒的存在感は言わずもがな。チームとの連係も深まれば、勝ち星もぐっと近づくに違いない。
昨季上位勢はホームの利を生かせるか
岡山市会場では昨季準優勝の岡山シーガルズが31日に昨季3位の埼玉上尾と対戦する。岡山は開幕2連敗とスタートでつまずいたが、24日にKUROBEアクアフェアリーズを下し今季初勝利。エース金田修佳を筆頭に、吉岡美晴、渡邊真恵らアタッカー陣の活躍が光る。今週末は埼玉上尾、日立リヴァーレと守備力の高いチームとの戦いとなるが、ホームの利を生かし、弾みをつけたいところ。
なお、埼玉上尾は今季から指揮をとるアントニオマルコス,レルバッキ監督が合流し、公式戦デビュー。これまではリモートでチームに携わっていたが、「現場だからこそリアルタイムで細かな修正ができる」と現場での初采配の感想を語った。バレーボール大国ブラジルを築いた指導がここからチームをさらにレベルアップさせることだろう。
郡山市会場ではデンソーエアリービーズが31日にKUROBE、翌日にPFUブルーキャッツを迎えてホームゲーム2試合を戦う。デンソーは奥村麻依が持ち味のブロック力を発揮、攻めては爆発力のある工藤嶺や今季新加入の身長198センチの大型ヒッター、プラマー,キャサリンが力強いアタックを繰り出す。24日の今季初勝利から、ここで連勝をあげて勢いに乗りたい。
リーグが開幕してまだ2週間。戦況を語るには時期早々だが、ここまで苦しい戦いを強いられているのが、トヨタ車体クインシーズとPFU。両チームとも勝ち星なしとなっている。PFUは先週末に試合がなく、今週からリスタート。一試合でも早く勝ち星をつかみとりたい。
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