【V1女子】今週の見どころ(11/7-11/8)
11/7-11/8見どころ/V1女子
無敗の東レが、久光の鉄壁に挑む
今週末の2020-21 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN(V1女子)は大津市、京都市、加古川市の3会場で両日、各5試合、計10試合が実施される。
まず注目したいのは大津市会場で行われる東レアローズのホームゲーム。現在、東レは開幕から4戦無敗と好調をキープしている。全勝対決となった10月31日(土)のNEC戦ではキャプテンの黒後愛がチーム最多19得点、石川真佑が16得点、クラン,ヤナが14得点と“3本の矢”が炸裂した。まず7日(土)に対戦する久光スプリングスは現在、チームのブロックポイント合計が50本でトップを走り、それに次ぐ埼玉上尾メディックスの36本を大きく引き離していることからも、ブロックが強みなのは明白。その鉄壁をいかに攻略するか、東レは関菜々巳、白井美沙紀の両セッターの組み立てが焦点となるか。
また、翌8日(日)に対戦する日立リヴァーレも現在3連敗中とはいえ、あなどれない相手。今季は開幕から新人セッターの雑賀恵斗がスタメンに抜擢されており、入澤まいやタップ,ハンナのミドルブロッカーを絡めつつ、オクム大庭冬実ハウィや長内美和子らアタッカー陣の力を引き出している。チームとしては相手のうまさの前に後塵を拝するケースがあるが、開幕2連勝で見せたような粘りが強み。連敗ストップを目指す。
今週は関西圏を舞台に熱戦が展開
琵琶湖沿いに西へ移動した先の京都市会場では、埼玉上尾がホームゲーム2連戦を戦う。先週末はJT、岡山という昨季上位勢に敗れる結果に終わったが、10月25日(日)には久光をストレートで下すなど、地力はある。昨季まで司令塔を務めた井上美咲が久光へ移籍したため、今季は山崎のの花や田川紘美を起用。決定力の高いミドルブロッカーのサンティアゴ,アライジャダフニとのコンビを高めることが、躍進の鍵をにぎるだろう。
その埼玉上尾と7日に対戦するトヨタ車体クインシーズは、いまだ勝ち星なしと苦しい戦いが続く。新加入の外国籍アタッカー、ソロカイテ,インドレを擁するものの総じてまだまだ攻撃力を欠いており、待望の初勝利を早くつかみたいところ。また、翌8日にトヨタ車体と対戦するPFUブルーキャッツも試合数が他チームより少ないものの、開幕から全敗中。こちらはリーグ最下位の成功率(50.2%)となっているサーブレシーブを立て直しのきっかけとしたい。京都市会場は両日リモート開催となっているため、試合の模様はDAZNでご覧を。
そして、さらに西へ移動した加古川市会場では昨季女王のJTマーヴェラスがホームゲーム2連戦。昨季から顔ぶれに大きな変化がないなか、優勝の立役者となったセッター籾井あきのトスワークに磨きがかかる。エースのドルーズ,アンドレアだけでなく、芥川愛加や小川杏奈らミドルブロッカーの機動力を生かした攻撃や、林琴奈のバックアタックを自在に操り、チームもここまで1敗のみ。7日には、同様に充実のアタッカー陣をそろえ3連勝中と勢いに乗るデンソーエアリービーズと対戦する。「アタッカーを生かすトスワークを意識している」というデンソーの田代佳奈美の組み立ても必見だ。
翌8日にはJT対ヴィクトリーナ姫路という“兵庫ダービー”も(※JTはサブホームタウンが兵庫県西宮市)。
試合の模様はV.TVで配信予定となっている。
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