試合

【レポート】 パナソニックが白星発進!~V・ファイナルステージ 男子ファイナル6大田大会(2018/2/10)

2017/18V・プレミアリーグ男子 V・ファイナルステージ ファイナル6は2月10日(土)、大田区総合体育館にて開幕しました。

第1試合はV・レギュラーラウンド1位のパナソニックが3位の東レに
第2試合は2位の豊田合成が6位のジェイテクトをストレートで下し、勝利しました。
最終試合は4位のJTが5位のサントリーにフルセットの末、勝利を収めました。
 

<第1試合>  パナソニックパンサーズ 3 (25-14、25-20、25-17) 0 東レアローズ




試合試前にはパナソニックパンサーズのV・レギュラーラウンドの1位表彰、及び個人賞受賞選手の表彰が行われました。
パナソニックからは白澤健児選手がブロック賞(初受賞)を受賞し、それぞれ賞金やトロフィーが贈られました。

第1セット序盤から、パナソニックのミハウ, クビアク選手のサーブが立て続けに決まり、7連続得点を挙げて主導権を握ります。一方の東レはサーブミスなど、自分たちの形がつくれず、25-14でパナソニックが先取。第2セットも東レはギャビン, シュミットのアタックが決まらず、先行を許します。中盤からは李博のアタックや米山裕太のブロックが決まって追い上げますが、パナソニックはクビアクがブロック、アタックともに冴え、このセットも25-20でパナソニックが連取します。

後のない東レは、第3セット出だしから戸嵜嵩大が連続アタックを決めて先行しますが、パナソニックは清水邦広がブロック、アタックで連続ポイントを挙げ、すかさず逆転します。その後も深津英臣のサーブ、山内晶大のブロックなど、攻守で流れに乗ったパナソニックに対し、東レは要所でミスが出て流れをつかめず、25-17でパナソニックがストレート勝ちとし、幸先のいいスタートを切りました。一方の東レは、チーム全体のアタック決定率が34.2%、サーブ効果率3.4%と振るわず、明日のJTサンダーズ戦に向けて立て直しを図ります。

 

選手コメント
■パナソニックパンサーズ
深津英臣選手
「サーブで崩せるようにと思って臨んだので、それができて流れがつかめたと思います。また、ファイナル6に向けて、ブロックとディフェンスの形を徹底して練習してきましたが、それを試合できちっと出すことができました」

清水邦広選手
「ファイナル6の初戦として、試合の序盤からいい流れを作れて、そのまま勝つことができて、いいゲームだったと思います。すべてにおいて、今日はいい出来だったと思います」

ミハウ, クビアク選手
「いい試合内容ではありましたが、まだ一つ勝っただけなので、もっと向上させないとと思います」

■東レアローズ
渡辺俊介選手
「自分たちのやろうとしていたバレーができず、粘り強さなど自分たちの形が出せない試合になってしまいました」


VOM賞にはパナソニックパンサーズの深津英臣選手が選出されました。


 

<第2試合>  豊田合成トレフェルサ 3  (25-16、25-22、25-21)  0 ジェイテクトSTINGS





この試合前にはサーブ賞を受賞(サーブ効果率/3年連続5回目)した豊田合成トレフェルサの古賀幸一郎選手、サーブ賞を受賞したカジースキ,マテイ選手の表彰が行われ、賞金やトロフィーが贈られました。

V・ファイナル6初戦は、昨年のファイナル3と同じ「豊田合成トレフェルサと、ジェイテクトSTINGS」となりました。
豊田合成は出だしから古賀幸一郎の好レシーブ、イゴール,オムルチェンの的確な判断で勢いづきます。ジェイテクトは浅野博亮のスパイク、金丸晃大のダイレクトで応戦しますが、豊田合成が近裕崇のサーブを起点に5点差に引き離す。豊田合成・ 傳田亮太がカジースキをブロックするなど相手に流れを渡しません。終盤にジェイテクトはピンチサーバーで8番の郡浩也を投入し、巻き返しをはかりますが、傾いた流れは変わらず25-16で豊田合成が先取しました。

第2セット序盤、ジェイテクトはカジースキ,マテイが得点を重ねます。また新人・西田有志が豊田合成の高松卓矢をブロックするなど先行してスタートします。対する豊田合成はイゴールがブロックアウトなどで食らいつき、3連続得点し8-7と、逆転しファーストテクニカルタイムアウトを迎えます。
ジェイテクトは浅野に代わり、新人の郡を投入し、追い上げを見せます。一進一退の攻防が続く中、豊田合成の傳田が勢いにのるジェイテクト・郡をブロック。最後は近のアタックでセットを連取しました。

後がなくなったジェイテクトは、浅野に代わりスタメン起用された郡が落ち着いたプレーで健闘を見せます。一進一退の攻防が続く中、豊田合成は乱れたレシーブをイゴールがトスし、高松がスパイクを決めるなどチームワークを見せ、8-5でファーストテクニカルタイムアウトを迎えました。
ジェイテクトは郡のスパイク、西田の強烈なサーブなど新人コンビの活躍で11-11まで持ち直すも、近のサービスエースをきっかけに豊田合成は流れをつかむと、傳田が2連続ポイントし、最後はイゴールがスパイクを決め、ストレート勝利を収めました。豊田合成ミドルブロッカー陣の活躍が光る試合でした。


VOM賞には豊田合成トレフェルサのイゴール,オムルチェン選手が選出されました。



 

<第3試合>  JTサンダーズ 3 (25-27、28-30、25-18、25-22、22-20) 2 サントリーサンバーズ

 

第3試合は第1セットからデュースにもつれる熱戦となりました。JTがエドガー, トーマスを中心に得点を重ねると、サントリーは藤中謙也が高いアタック決定率を見せます。JTは23-19と第1セット先取まであと一歩まで迫るも、アタックが決まらず。デュースから先に24-25とセットポイントを握られたサントリーでしたが、エスコバル, ヤドリアンのアタックで26-24と第1セットをものにします。

続く第2セットも競り合いの展開。サントリーはエスコバルがサービスエースを次々と決めると、JTは小野寺太志が連続ブロックを見せ、互いに譲らず迎えた28-28から、サントリーは相手サーブミスとエスコバルのアタックで30-28として2セットを連取します。

このまま試合を決めたいサントリーでしたが、続く第3セットは序盤にサーブミスが続き、高いアタック成功率を生かせません。サントリーが得点を伸ばせない中、JTは井上航のレシーブからの小野寺の速攻などで、次第にリードを広げ、25-18でまず1セットを取ります。さらに、第4セットもエドガーを中心に、リードを広げ、終盤のサントリーの反撃をしのいで、25-22でこのセットを制し、勝負の行方は最終第5セットにもつれ込みます。

第5セットは栗山雅史のアタックを中心に、得点を重ねたサントリーが9-4と先行。しかし、ここからJTは吉岡光大の3連続アタックで盛り返し、4点差で迎えた相手マッチポイントからエドガーなどの得点で4連続得点を挙げ、デュースに持ち込みます。両チームの意地がぶつかり、点の取り合いが続きますが、JTは21-20からエドガーがこの日50得点目となるアタックを決め、死闘に終止符を打ちました。

 

選手コメント
■JTサンダーズ
エドガー, トーマス選手
「すごい試合になりましたが、全員の力で苦しい状況を跳ね返して、勝つことができました。(Q.一人で50得点をあげました)明日試合がなくてよかったです(笑)。勝つためには何本でも打ち続けるという気持ちで戦いました」

■サントリーサンバーズ
栗山雅史選手
「最終セットにあれだけリードしていても勝ちきれないのが、レギュラーシーズンでもあった、自分たちの課題です。終盤、あと1点で勝てるところで、その1点が取れずに負けてしまったので、チーム全員でチャレンジ精神を前面に出してやっていきたいと思います」

 


VOM賞にはJTサンダーズのエドガー,トーマス選手が選出されました。


 

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