【レポート】 JTが3連勝!~V・ファイナルステージ 男子ファイナル6福岡大会(2018/2/18)~
第1試合はJTサンダーズがパナソニックパンサーズに3-1で勝利し、続く第2試合はJ豊田合成トレフェルサがサントリーサンバーズを3-1で下し、勝利を収めました。
<第1試合> JTサンダーズ 3 (24-26、25-16、25-19、25-23) 1 パナソニックパンサーズ
現在首位のパナソニックパンサーズと、昨日の勝利に続き勢いにのりたいJTサンダーズとの対戦は、ファイナル6全勝同士の対決となりました。
パナソニックはJTの堅い守りにミスが続き、サーブミスも重なりなかなかリズムを作り出せないスタートとなりましたが、福澤達也、ミハウ,クビアクの活躍にリズムを取り戻し始めます。中盤に清水邦広のアクシデントにより、コートインした今村貴彦が苦しいところで打ち切るなど活躍を見せます。JTも武智洸史・エドガー,トーマスが負けじと気迫のプレーで追い上げデュースに持ち込みますが、パナソニックが福澤、山内晶大の連続得点で逃げ切り、セットを先取します。
2セット目・JTがスタートから唐川大志のナイスレシーブと、エドガーの活躍により勢いが止まりません。パナソニックはセッターを深津英臣から関田誠大に変えて、センターからの攻撃を使い、点差を埋めようとしますが、縮めることができません。また70%近いスパイク決定率をたたき出している山本将平をパナソニックは止める事ができずに25-16と大差をつけて敗れます。
続く3セット目もスタートから小野寺大志のブロック、深津旭弘のサーブが決まり、JTの勢いを止めることができません。パナソニックは流れを変えようと福澤に代わり久原翼を投入しますが、自分達のミスから思うように試合を進めることができずに、苦しい展開が続きます。JTは長いラリーを新人・小野寺が制するなど、終始主導権を握ったまま試合を進め、セットを連取します。
後の無くなったパナソニックはクビアクがプレーで魅せてチームを鼓舞すると、今村・山内・久原が奮闘を見せ、あと一歩のところまで追い詰めるものの、最後の1本を取り切ることができずに敗戦しました。JTは今シーズン・レギュラーラウンドで1度も勝利を挙げられなかったパナソニックを倒して、次週のファイナル6に向けて大きな自信を得ました。
VOM賞にはJTサンダーズの小野寺太志選手が選出されました。
<第2試合> 豊田合成トレフェルサ 3 (25-17、20-25、25-18、25-14) 1 サントリーサンバーズ
連敗を避けたい豊田合成トレフェルサと、ファイナル3進出をかけて負けられないサントリーサンバーズとの対戦。
1セット目は終盤まで一進一退の白熱した攻防が続く中、20点台に入ると豊田合成・傳田亮太がアタック、ブロック、サービスエースを次々と決め、セットポイントまで持ち込む活躍を見せると、最後は近裕崇がブロックを決めて、豊田合成がセットを先取しました。
続くセットはサントリーが反撃を開始します。第1セットを豊田合成のペースに合わせてしまい落としてしまいましたが、藤中謙也・栗山雅史のカットがようやく上がるようになり徐々に自分達のペースをつかむと、エスコバル,ヤドリアンのサーブを起点に逆転します。以降はサントリーが主導権を握り優位に試合を進めると、5点差をつけてセットを取り返します。
3セット目・豊田合成は前田一誠・高松卓矢のブロックから5点差をつけての順調な立ち上がりとなりました。サントリーのセッター岡本祥吾は、栗山、エスコバル、塩田達也を使い幅広い攻撃を展開して、豊田合成のブロックを回避しますが、自分達のミスから流れをつかみきれず、セットを落とします。
4セット目中盤に豊田合成がイゴール,オムルチェン、白岩直也のサーブから6得点すると、一気に差を広げ、試合が動き出します。サントリーはエスコバル、藤中に加えて、塩田、鈴木寛史のミドルブロッカー陣を使い多彩な攻撃を仕掛けますが、豊田合成の古賀幸一郎、川口太一が粘り強くレシーブをつなげると、最後は高松が決めて勝利しました。苦しい連敗を切り抜けた豊田合成は、貴重な3ポイントを獲得し、次週のファイナル6最終戦に向けて大きなはずみをつけました。
VOM賞には豊田合成トレフェルサの高松卓矢選手が選出されました。