お知らせ

【レポート】久光製薬、予選ラウンドの悔しさをバネにベスト4進出!~2019アジアクラブ女子選手権大会6日目~

「2019アジアクラブ女子選手権大会」は休養日を挟んだ大会6日目の5月3日(金)、クォーターファイナルラウンド(準々決勝)が行われました。順位決定予備戦Pool Bを2位通過した日本代表チームの久光製薬スプリングスは、Pool Aを3位通過したチャイニーズタイペイ代表の台湾選抜チームと対戦しました。
 前半戦は久光製薬が主導権を握るも、3セット目は意地をみせてきた台湾選抜チームと点をとってはとられの攻防に。しかし、予選ラウンドの悔しさを胸に久光製薬はチーム一丸となり、粘る台湾選抜チームを突き放しストレートで勝利を収め、準決勝へと駒を進めました。
 決勝進出をかけ、明日5月4日(土)は開催国及び地元チーム 天津渤海銀行(中国)と対戦します。Wuqing Sports Center(武清区体育中心)にて19:00 (日本時間 20:00)より開始予定です。

IMG_6788
<準々決勝>5月3日(金) 

 久光製薬スプリングス 3(25-14,25-13,25-23)0 台湾選抜チーム(チャイニーズタイペイ)

 戦 評 

第1セット〔5加藤、7井上、11栄、14森谷、17濵松、19中川、L20筒井 <途中出場>8野本、9比金〕

 1点目、台湾選抜チームのクイックを筒井さやかが反応し、井上愛里沙のスパイクポイントから主導権を握ると、井上や濵松明日香のスパイク、サーブで久光製薬は10-2と好調な滑り出しをみせる。中盤、台湾選抜チームは、ツェン・ワンリン、チン・ツヤを中心に鋭いスパイクを打ち込み、徐々に点差を詰めていく。流れが台湾選抜チームに傾きかけたところで試合が動いた。19-14の場面で久光製薬は加藤光のフェイントを皮切りに再び走り出すと、サーブ、スパイクで追いすがる台湾選抜チームを抑え込み、最後は台湾選抜チームのスパイクミスでセットを先取した。

第2セット〔5加藤、7井上、11栄、14森谷、17濵松、19中川、L20筒井 <途中出場>9比金〕
 このセットは1セット目と同じ試合展開となった。台湾選抜チームのミスが続くと、久光製薬はそこを攻め込み8-0でファーストテクニカルタイムアウトを迎える。対する台湾選抜チームは、久光製薬のサーブミスが続いたところから少しずつ調子を取り戻し、ブロックの間やフェイントなどを冷静に決めてくる。終盤、久光製薬は相手のサーブミスから井上のスパイクポイントでブレイクすると、一気に加速する。台湾選抜チームのツェン・ワンリン、ウ・ファンユが応戦するも、筒井が連続でひろい、スパイクポイントへつなぐ。最後は久光製薬の気迫に圧された台湾選抜チームのミスでセットを連取した。

第3セット〔5加藤、7井上、11栄、14森谷、17濵松、19中川、L20筒井 <途中出場>8野本、9比金、16金森〕
 2セットを先取された台湾選抜チームが粘りをみせる。スタートから互いに一歩もリードを譲らないまま一進一退の攻防が続く。台湾選抜チームのネット際の連続ミスから久光製薬がブレイクし18-14とリードするも、タイムアウトで流れを切った台湾選抜チームはサーブやブロックで久光製薬の守備を崩し逆転する。再びサイドアウトが続いたが、22-22の場面で途中出場した比金のサーブが光る。2連続サービスエースを奪い僅かにリードを奪うと、最後はキャプテン森谷のブロードが決まり、久光製薬はセミファイナル進出を決めた。


 試合後コメント 

酒井新悟 監督

「互いに若い選手が中心の対戦。セットの出だしからどのように主導権を握っていくかをキーポイントに試合に臨んだ。1、2セット目はサーブが効果的に決まり良い展開をつくれたが、3セット目は相手の粘りに合い、終始主導権を握られてしまった。しかし、選手たちが最後まで集中力を切らさずラリーの中で取り切れたことや、途中出場した選手を中心にしっかりと仕事をしてくれて勝利することができた。」

 

栄絵里香 選手

「チームとしては試合の入りを大事に臨んだ。1セット目のスタートから、自分たちの持ち味であるサーブが走れた。3セット目は相手に崩される展開で苦しい場面もあったが、最後はチーム全員で勝ち切ることができた。明日の準決勝もチーム全員の力で勝ち切れるように頑張ります。応援よろしくお願いします。」

 

筒井さやか 選手

「一昨日の敗戦から気持ちを切り替え、今日の試合は最初から攻めることができてよかったと思う。準決勝もみんなで勝ちたいという気持ちを一つに試合に挑みたいと思います。応援よろしくお願いします。」

 

アジアクラブ選手権の試合情報は特設サイトをご覧ください。
https://www.vleague.jp/asiaclub2019/

IMG_6959

  • X
  • Instagram
  • facebook
  • TIKTOK
  • LINE
  • YouTube

OFFICIAL PARTNERS

Copyright c SV.LEAGUE / Japan Volleyball League ALL RIGHTS RESERVED.