【コラム】今週の見どころ(10/26-27)
<10/26-27週の見どころ>
いよいよ開幕する2019-20 V.LEAGUE DIVISION1 MEN(V1男子)。今週末は10月26日(土)に3会場(松本、名古屋、島原)で5試合、
翌27日(日)に2会場(名古屋、島原)で4試合が実施される。
昨シーズン王者のパナソニックパンサーズは松本会場で26日に、VC長野トライデンツとの開幕戦を戦う。パナソニックは山内晶大や久原翼、
清水邦広、大竹壱青といった日本代表メンバーのほか、在籍4シーズン目を迎えたクビアク,ミハウも世界トップレベルのパフォーマンスを携えており、
充実の戦力で連覇を目指す。対するVC長野はトップリーグ初挑戦となった昨シーズンを1勝で終えただけに、逆襲を誓う。
26日の名古屋会場では、ウルフドッグス名古屋がホームゲームでシーズンの開幕を迎える。前・豊田合成トレフェルサからチーム名を一新させ、
ユニフォームもモデルチェンジ。黄金期を築いた功労者イゴール, オムルチェンとアンディッシュ・クリスティアンソン シニアヘッドコーチが
チームを去り、新外国人選手にスロベニア代表のオポジットミティア,ガスパリニが入団するなど、装いを新しくした。
その名古屋と初戦を戦うサントリーサンバーズは、リーグ最高身長を誇る218センチのミドルブロッカー、ムセルスキー,ドミトリーが健在。
その圧倒的な得点能力だけでなく、アウトサイドヒッター藤中謙也を筆頭とする日本人選手の奮起がシーズンの鍵を握りそうだ。
同日の名古屋会場ではジェイテクトSTINGSとFC東京が開幕カードで激突。ジェイテクトは、今年10月のFIVBワールドカップバレー2019での
活躍が記憶に新しい、オポジットの西田有志が所属。昨シーズンはサーブ賞と最優秀新人賞に輝いたが、代表活動を経て、さらにパワーアップした
姿を見せてくれることだろう。一方のFC東京は新監督に真保綱一郎氏を迎えてシーズンに臨む。キャプテン長友優磨の負傷離脱は痛手だが、
チーム力で乗り切ることができるか。
島原会場の初日は、東レアローズと堺ブレイザーズが対戦する。どちらも日本代表選手が名を連ね、なかでも東レ・藤井直伸、堺・関田誠大の
セッター陣に注目。髙橋健太郎や李博らミドルブロッカーを最大限に生かす藤井か、プエルトリコ代表経験のある新外国人選手モーリス,トーレスや
髙野直哉らの、アウトサイドヒッターの高い打点からのアタックを引き出す関田か、“司令塔対決”に注目したい。
また、島原会場でホームゲームを戦う大分三好ヴァイセアドラーはJTサンダーズ広島と対戦。昨シーズンは4勝に終わった大分三好だが、
上位チームからの勝ち星も含まれており、今シーズンはさらなる上積みを狙う。対するJTは日本代表としても2019年に目覚しい活躍を見せた
ミドルブロッカー小野寺太志が、今度は所属チームの屋台骨としてコートに立つ。昨シーズン準優勝の悔しさを晴らすべく、まずはスタート
ダッシュを切りたいところだ。
計10チームによる、3回戦総当りのV・レギュラーラウンド。日本トップレベルのプレーヤーたちが見せる熱き戦いが、ここに始まる。