コラム

【V1男子】今週の見どころ(2/5-2/6)

2/5-2/6 見どころ/V1男子


※新型コロナウイルス感染症の影響により、大会日程、会場は変更になる可能性があります。

最新の情報は、チームのHP、ならびにVリーグオフィシャルサイトなどでご確認下さい。


首位攻防戦、そして上位に食い込む重要な一戦

 2021-22 V.LEAGUE DIVISION1 MENは今週末の2月5日(土)、6日(日)、5会場で10試合が行われる予定だ。

 先週末は首位争いに動きがあった。先週を迎えた時点では、首位の東レアローズ、2位堺ブレイザーズ、3位サントリーサンバーズがともに15勝5敗で並んでいたが、先週末は東レ、堺が直接対決を行い1勝1敗。サントリーがJTサンダーズ広島に2連勝したため、17勝5敗で首位に浮上し、2位東レ、3位堺が16勝6敗で追うかたちとなった。


 今週末も、首位攻防戦がサントリーのホームとなる元気フィールド仙台(宮城県)で行われる。サントリーは1月からムセルスキー,ドミトリーが合流し、引退した塩田達也を除く昨季の優勝メンバーが先発にそろって安定感を高めてきた。今後は、年内の試合でオポジットとして活躍したデ アルマス,アラインをアウトサイドヒッターとしてどう生かすかが戦力アップの鍵になる。東レは、前半戦首位の原動力になった正セッターの藤井直伸やミドルブロッカー高橋健太郎を欠きながら、ルーキーの真子康佑らの活躍で堺を相手に1勝1敗で踏ん張った。優勝争いに大きな影響を与えるであろう2連戦に注目だ。

 

 墨田区総合体育館(東京都)では、ホームの8位FC東京(6勝16敗)と9位大分三好ヴァイセアドラー(5勝17敗)が対戦する。下位にいるものの、今季は上位チームからも白星を挙げている両チーム。現在は1勝差で競り合っており、この2連戦は互いに負けられない。コロナ禍の中、観客が声を出して応援できないため、FC東京は選手たちが歌うチャントを録音して試合中に流し、その音声に観客の手拍子を乗せて後押しする演出を始めた。そうしたホームゲームの工夫にも注目してほしい。

 

 エントリオ(愛知県稲沢市)では、6位ウルフドッグス名古屋が10位VC長野トライデンツを迎え、久しぶりのホームゲームを開催する。新型コロナウイルス感染症からの活動再開後初の試合だった先週は、初戦で大分三好に痛い敗戦を喫したが、2戦目は立て直してストレートで勝利した。VC長野は今季ここまで1勝と苦しんでいるが、先週はパナソニックパンサーズから先に2セットを奪い追いつめた。今週は善戦を勝利に結びつけたい。

 

 パナソニックアリーナ(大阪府枚方市)では、ホームの4位パナソニック(13勝7敗)が5位ジェイテクトSTINGS(13勝9敗)と対戦する。パナソニックは、1月に試合が中止になったため2試合少ない状態で3位の堺を追う。V・ファイナルステージに進出できるのはわずか3チームのため、両者にとっては生き残りをかけた2連戦とも言える。

 

 東広島運動公園体育館(広島県)では、ホームの7位JTサンダーズ広島が堺を迎えうつ。JT広島は先週2連敗したものの、首位のサントリーを相手に、サーブで攻める戦い方に選手たちは手応えを得ていた。今週末もサーブをきっかけに勝機を見出したい。一方の堺は、3位とはいえ首位とは1勝差。2連勝すれば首位浮上の可能性もある。今週末も順位争いから目が離せない。

 

 

<前試合の振り返り>

サントリー vs JT広島 大分三好 vs WD名古屋 ジェイテクト vs FC東京 堺 vs 東レ VC長野 vs パナソニック

<1月30日現在の順位>


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