2021-22 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN V・レギュラーラウンド JTマーヴェラスが3連覇に向けて1位通過
JTマーヴェラスが27勝6敗80ptsの成績で、2021-22 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN(V1女子) V・レギュラーラウンドの優勝を成し遂げ、4月9日(土)から始まるV1女子のV・ファイナルステージで今シーズンのタイトル獲得を決めるV・ファイナルステージへのトップ通過を果たしました。JTマーヴェラスは、昨年10月の開幕以来10連勝と好スタートを切って波に乗り、途中上位チームにいくつかの敗戦を喫するものの好調を維持して、V・レギュラーラウンドを勝ち切りました。
2019-20シーズンと2020-21シーズンに連覇中にあり、3連覇をかけて来週からのV・ファイナルステージに臨むことになります。1勝差で東レアローズ(26勝7敗79pts)が2位となりました。昨シーズンのV・ファイナルステージの優勝と準優勝チームが今年も出揃いました。以後、3位に久光スプリングス(23勝10敗72pts)、4位がNECレッドロケッツ(23勝10敗70pts)という結果となりました(下記の星取表参照)。
今シーズンは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて198試合中30試合が中止となりました。そのうち27試合は再試合を実施、再試合ができなかった残りの3試合については、新型コロナウイルス対策に関する規程に沿って、中止・延期を申し出たチームがセットカウント0-3(0-25、0-25、0-25)で敗戦したものとするみなし開催となり、これらの結果も各チームの成績に加算して順位が付けられました。
個人賞についても、V・レギュラーラウンドの記録によって確定する部門の受賞者が決まりました(表彰規程参照)。得点王に東レアローズのクラン,ヤナ選手、スパイク賞は久光スプリングスのアキンラデウォ,フォルケ選手、ブロック賞とフェアプレー賞の2部門で埼玉上尾メディックスのサンティアゴ,アライジャダフニ選手、サーブ賞にトヨタ車体クインシーズの藪田美穂子選手、サーブレシーブ賞にJTマーヴェラスの小幡真子選手、もう一人のフェアプレー賞にデンソーエアリービーズの横田真未選手それぞれの受賞が決まりました。
スパイク部門、ブロック部門、サーブ部門、サーブレシーブ部門および最多得点部門の各部門で、日本人最高記録を有する選手を表彰するVリーグ日本記録賞においても、これまで2009/10シーズンに東レアローズの木村沙織選手が566点で最多得点部門を受賞していましたが、今シーズン、久光スプリングスの井上愛里沙選手が通算で584点を取り、12シーズンぶりに記録を塗り替え受賞となりました。
V・レギュラーラウンドの上位3チームは、4月9日(土)と10日(日)に、このはなアリーナ(静岡県草薙総合運動場体育館、静岡市)および4月16日(土)に千葉ポートアリーナ(千葉県千葉市)にて開催するV1女子のV・ファイナルステージに進出します。V・ファイナルステージは、V・レギュラーラウンド2位の東レアローズと3位の久光スプリングスが対戦するファイナル3と、その勝者とV・レギュラーラウンドで優勝したJTマーヴェラスが対戦するトーナメント方式です。ファイナル3は、1戦方式で勝利数により勝敗を決定しますが、2位の東レアローズには、アドバンテージとして1勝が付与されており、勝利数が並んだ場合は、試合後に25点制(1セット)のゴールデンセットを行い、勝敗を決定します。ファイナルは2戦方式とし、勝利数により勝敗を決定します。勝利数が並んだ場合は、試合後に25点制(1セット)のゴールデンセットを行い、勝敗を決定します。昨年優勝したJTマーヴェラスと準優勝の東レアローズが再びファイナルステージに勝ち上がってきています。
また、V・レギュラーラウンド11位のヴィクトリーナ姫路と12位のKUROBEアクアフェアリーズは、4月9日(土)と10日(日)に四日市市総合体育館(三重県)で行われるV・チャレンジマッチ ~2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN 出場決定戦~(V1女子・V2女子入替戦)に出場し、先週V2女子のV・ファイナルステージで優勝を果たしたルートインホテルズブリリアントアリーズと2位となった群馬銀行グリーンウイングスと来シーズンのV1女子への残留をかけて対戦することとなります。V・チャンレンジマッチは5セットマッチの2戦方式で行い、勝利数が多いチームが上位となります。V2女子からは、昨シーズンと同じ2チームが勝ち上がり、V1への昇格を狙っています。V1女子の2チームにとっては絶対に負けられない試合です。
V・ファイナルステージとV・チャレンジマッチの開催を残し、まだまだ緊張感のあるシーズンが続きます。ぜひとも引き続きご注目ください。
【2021-22 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN V・レギュラーラウンド順位表】2022年4月3日現在
V・レギュラーラウンド優勝を決めたJTマーヴェラス (撮影は3月13日宇都宮会場)
【2021-22 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN 個人賞】
個人賞 |
受賞選手名 |
所属チーム名 |
記録 |
受賞回数 |
得点王(最多得点) |
クラン, ヤナ |
東レアローズ |
789得点 |
2年連続 3度目 |
スパイク賞(アタック決定率) |
アキンラデウォ, フォルケ |
久光スプリングス |
56.5 % |
3年ぶり 4度目 |
ブロック賞 (セット当たりブロック決定本数) |
サンティアゴ, アライジャダフニ |
埼玉上尾メディックス |
0.81本 |
初受賞 |
サーブ賞(サーブ効果率) |
藪田 美穂子 |
トヨタ車体クインシーズ |
13.4% |
初受賞 |
サーブレシーブ賞 (サーブレシーブ成功率) |
小幡 真子 |
JTマーヴェラス |
69.5% |
2年連続 2度目 |
フェアプレー賞 |
サンティアゴ, アライジャダフニ 横田 真未 |
埼玉上尾メディックス デンソーエアリービーズ |
グリーン カード2枚 |
初受賞 初受賞 |
※優勝監督賞、最高殊勲選手賞、敢闘賞、最優秀新人賞等その他の個人賞については後日決定します。
2年連続3度目の得点王を獲得したクラン,ヤナ 選手(3月20日撮影)
【Vリーグ日本記録賞(女子)】
記録賞 |
選手 |
受賞時所属チーム |
記録 |
シーズン |
最多得点部門 |
井上 愛里沙 |
久光スプリングス |
584得点 |
2021-22 V.LEAGUE DIVISION1 |
スパイク部門 (アタック決定率) |
荒木絵里香 |
東レアローズ |
54.7% |
2007/08 V・プレミアリーグ |
ブロック決定本数 (セット当たりブロック決定本数) |
江藤直美 |
日立ベルフィーユ |
1.10本 |
第7回Vリーグ (2000-01) |
サーブ部門 (サーブ効果率) |
山口かなめ |
NECレッドロケッツ |
19.7% |
2017/18 V・プレミアリーグ |
サーブレシーブ部門 (サーブレシーブ成功率) |
新鍋理沙 |
久光製薬スプリングス |
70.0% |
2018-19 V.LEAGUE DIVISION1 |