【V1男子】今週の見どころ(11/5-11/6)
11/5-11/6 見どころ/V1男子
※新型コロナウイルス感染症の影響により、大会日程、会場は変更になる可能性があります。
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11月に突入し、2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 MEN (V1男子)は3週目の戦いを迎える。ここまでの4戦で全勝の堺ブレイザーズとJTサンダーズ広島が11月5日(土)、6日(日)と大浜だいしんアリーナ(大阪府堺市)で直接対決を控えているため、この週末で全勝のチームはさらに減ることになる。
チーム技術集計を見ると、JT広島は現状「サーブ効果率」「サーブレシーブ成功率」の2部門でトップ。堺は「アタック決定率」と「サーブ効果率」で2位を走っているが、サーブレシーブ成功率は7位と振るわず、ミドルブロッカーを軸とした効果的な攻撃が展開できているとは言いがたい。事実、レジェンド松本慶彦、キャプテン出耒田敬の両名とも打数は伸びておらず、決定率も50%前後と本領発揮にはまだまだ。すなわち、ここまで気を吐いているのがサイドアタッカー陣であり、特に身長183㎝の迫田郭志が総得点ランキングで8位に食い込んでいるのは注目に値する。JT広島の堅いブロックに対し、堺はホームでどんな攻撃を展開できるのだろうか。そして連戦を終えたとき、全勝チームは残っているのだろうか?
先週末も数多くのトピックがあったなかで、大きなニュースとなった一つに昨季10位だったVC長野トライデンツの健闘があげられる。昨季チャンピオン、サントリーサンバーズをホームに迎えた10月29日(土)の初戦では、第1セットを16-25で落としてから3-1で逆転勝利を飾っているが、試合を通してのアタック決定率は48.6%でサントリー(52.6%)を下回っていた。絶対的な攻撃力では上をいく相手に対し、VC長野は粘り強い戦いを展開。新たに加入したセッター下川諒が途中出場し、我慢強く攻撃を組み立てて接戦を制した。今季から指揮を執る川村慎二監督にとっても、うれしい1勝目だったにちがいない。
翌30日(日)は王者の前に0-3で敗れたが、サントリーの山村宏太監督は「VC長野は昨シーズンよりも攻撃力が上がり、持ち前のディフェンスとかみ合い、非常に力のあるチームになっていると思います」とコメントしている。気になる今週末、VC長野は昨季準優勝のウルフドッグス名古屋とアウェーのエントリオ(愛知県稲沢市)での対戦。相手の警戒も高まってくることが予想されるが、持ち味を出して強敵を苦しめ、あるいは勝利を手にすることができるだろうか。
そのほかYMITアリーナ(滋賀県草津市)では東レアローズとジェイテクトSTINGSが対戦し、パナソニックアリーナ(大阪府枚方市)ではパナソニックパンサーズ対大分三好ヴァイセアドラーが、丸善インテックアリーナ(大阪府大阪市)ではサントリーと東京グレートベアーズの連戦が予定されている。今週末は、関西方面でのV1男子の熱い戦いをぜひチェックしよう!
<10月30日現在の順位>
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