コラム

【V1女子】今週の見どころ(1/28-1/29)





1/28-29 見どころ/V1女子:上位争いに食い込むチームは? V1女子は今週末も注目カードの連続


※新型コロナウイルス感染症の影響により、大会日程、会場は変更になる可能性があります。

最新の情報は、チームのHP、ならびにVリーグオフィシャルサイトなどでご確認下さい。

 先週末の2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 WOMENV1女子)では、JTマーヴェラス(1位・153敗)が苦しみながらも連勝で乗り切ったが、25位の4チームはそれぞれ11敗。6位のトヨタ車体クインシーズ(108敗)が連勝でまとめた結果、上位6チームがいずれも勝ち越して10勝に到達し、下位6チームは負け越しという状態になっている。

 

 上位4チームによるV・ファイナルステージ進出に向けて、今後も気が抜けない戦いが続くことは間違いない。今週末は皇后杯女王のNECレッドロケッツ(3位・124敗)と、昨季2冠の久光スプリングス(4位・117敗)が大田区総合体育館(東京都)で激突。昨年末の皇后杯ファイナルラウンドにおいて両者は準決勝で対戦し、そのときはNEC3-1で勝利している。

 年明けの見どころでも紹介したように、JT、東レアローズ(2位・135敗)、NEC、久光の上位4チームは皇后杯でもベスト4に残っており、その実力は互いに接近している。今季のリーグ戦でも、ここまでこの上位4チームどうしの対戦において、ストレートで決した試合は一つもない。今週末の2連戦は、果たしてどのような展開になるのだろうか。

 

 激しい上位争いの最中、121日(土)には埼玉上尾メディックス(5位・115敗)が久光スプリングスに3-1で勝利し、一時的にではあるが4位に浮上を果たした。翌22日(日)には久光がストレートで取り返し、再び順位は逆転したが、現在も勝率では埼玉上尾が上回っており、トヨタ車体もすぐその後ろに迫っている。今週末、埼玉上尾はデンソーエアリービーズ(7位・810敗)と、トヨタ車体は日立Astemoリヴァーレ(9位・711敗)とそれぞれ連戦。連勝でさらに上位へと躍進するチームは出てくるのだろうか。

 

 

 昨季の陣容と、今季開幕時のメンバー構成とを比較したとき、日立Astemo12チームの中でも変化の小さなチームの一つだった。そこへ新人の高間来瞳に加え、先週末からは高間の大学の後輩に当たる倉田朱里がコートに立ってアクセントを加えており、今後の活躍に期待がかかる。22日のJT戦では、第5セットにリードして終盤を迎え、金星を目前にしながら逆転負けを喫したが、この悔しさをバネに後半戦も粘り強い戦いを展開したいところ。



 一方ホームで辛勝したJTは「2日目は相手も新しい戦術を組むので、まったく新しいチームと対戦するような気持ちで戦術を考えなければならない」と吉原知子監督がコメントしたように、苦しい時間が多かったものの、最後はさすがの勝負強さを発揮していた。今週末はアウェー、ジップアリーナ岡山(岡山市)で岡山シーガルズ(11位・313敗)との連戦に挑む。JTの首位固めはなるのか、これ以上負けられない岡山が意地を見せるのか。注目カードは尽きない。

 


<1月22日現在の順位>


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