2024-25シーズンからの新「V.LEAGUE」構想を発表
一般社団法人日本バレーボールリーグ機構(以下、Vリーグ機構)は、2024-25シーズンからの新V.LEAGUE構想について発表します。現行のV.LEAGUEの上に世界最高峰をめざす「S-V.LEAGUE」を新設し、中期計画「V.LEAGUE REBORN」のミッションである「強く・広く・社会とつなぐ」を世界最高レベルで実現することを目指します。
約2年間にわたってV.LEAGUE改革を推し進めるために全加盟チームとともに協議し続けて整理した「V.LEAGUE REBORN」では、ミッションに「強く・広く・社会とつなぐ」を掲げ、V.LEAGUEが2030年までに「世界最高峰のバレーボールリーグ」に成長するために進むべき方向を示し、その具体的なアクションについても整理しています。
この「世界最高峰のバレーボールリーグ」の中核として2024-25年シーズンより、現行のV.LEAGUEの上に新たに「S-V.LEAGUE」を新設します。Sは「Strong(強く)、Spread(広く)、Society(社会)」を意味し、競技面のみならず組織面、事業面においても世界最高峰を目指すにふさわしいTop of Topのクラブのみ加盟を認めます。
一方、現行のV.LEAGUEはホームタウンとの共生・連携により重点を置き、新たに東西カンファレンス制を導入します。当面はカテゴリーを分けることなく、1カテゴリーとする予定です。
<2024-25シーズンからの新V.LEAGUE構想>
1.「S-V.LEAGUE」の新設
競技力のみならず組織力・事業力においても「世界最高峰」を目指すにふさわしいTop of Topのチームで構成。
男女最大16クラブまでは拡大し、ライセンス不交付以外に原則降格はなし。
現行の「V.LEAGUE」は、よりホームタウンとの共生・連携に重点を置くチームで構成。東西カンファレンス制を導入(東西均等にチームを分ける)、当面は1カテゴリーを予定。
2.地域共生・社会連携の強化・推進
両リーグともホームタウンとの共生・連携に重点を置き、クラブが社会課題の解決に貢献することで地域社会からの信頼を得ることを目指す。本内容をライセンスにも反映。
3.選手登録・起用のルール検討
世界最高峰のリーグを目指すと同時に、日本人選手の活躍の場を確保する方向で選手登録・起用のルールを検討。
両リーグへの具体的なライセンス要件は2023年6月までに整備し、発表することを予定しています。2023年11月までに申請を受け付け、2024年に交付、2024年10月から始まる2024-25シーズンから新たなリーグへ移行します。
2024-25シーズンにスタートするこのS-V.LEAGUEと新V.LEAGUEの両輪で、Vリーグ機構は2030年までに「世界最高峰のバレーボールリーグ」を達成・実現することを目指します。詳細はこちらの資料をご覧ください。
■ 「V.LEAGUE REBORN ~2024-25シーズンからの改革~」記者会見