2024アジア女子バレーボールクラブ選手権大会 ~第2戦 試合結果~
9月22日(日)から29日(日)までタイ・ナコーンラーチャシーマーにて、2024アジア女子バレーボールクラブ選手権大会が開催されています。
日本代表として出場するNECレッドロケッツ川崎の試合結果を、下記の通りお知らせいたします。
【予選ラウンド2日目】
9/23(月) 10:00(日本時間 12:00)
NECレッドロケッツ川崎 3(25-27,25-12,25-18,25-14)1 サーイパー(イラン)
スターティングメンバ―(第1セットのみ)
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22番 佐藤 |
15番 ロレイナ |
7番 甲 |
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8番 野嶋 |
3番 塚田 |
23番 佐々木 |
リベロ 大工園 |
【戦評】
(第1セット)
甲のクイックが決まり、試合がスタート。NEC川崎での初公式戦出場のロレイナもライトから気迫溢れるスパイクとダイナミックなブロックを披露し4連続ポイントで先行する。相手の粘り強いプレーがあるものの、ベテランの島村が決めるところを決めきり抜群の安定感を魅せる。昨日の試合から続けてスタートで出場しているルーキーの佐々木も相手をよく見て空いてるところに上手く落とし点数を重ねていく。
中盤以降にコンビが合わず、ブロックに阻まれ、サービスエースも許してしまい4点差あった点差も15-14まで追いつかれる展開。その後もサーブで攻められ流れを掴めず16-17と逆転を許す。自チームのコミュニケーションミスもあり、相手に流れを完全に渡してしまう。ベテランセッターの塚田がネット際ギリギリを粘り、甲のクイックが決まる好プレーで流れを掴みたいが19-20と追いかける展開は変わらない。終盤、ロレイナの豪快なスパイクでチームを盛り上げると、島村が2本連続で決めブレイクに成功。
相手のミスもあり、24-21とセットポイントを握るが相手のサービスエースやスパイクを決められ24-24とデュースになる。ここから一進一退の攻防が続き、最後は自チームのスパイクがアウトとなり25-27で1セット目を落とした。
(第2セット)
ロレイナのスパイクから甲のサービスエースで流れを変え、佐藤の1枚モンスターブロックもあり5-1と好スタート。その後、再び甲のサービスエースで7-1と大量にリードを広げる。ブロックポイントもありチームの勢いがつくとさらに佐藤のサービスエースで勢いが加速し、14-4と10点差をつける。
中盤にリードはしているものの、相手の高いオフェンスに得点を決められ、なかなか対応が出来ない場面もあったが、本日絶好調のロレイナを中心に攻撃を展開し25-12で2セット目を奪い返した。
(第3セット)
序盤からロレイナと佐藤が奮闘し、得点を重ねる。相手のサーブにプレッシャーを与えられサイドアウト取ることが出来ず、5-7と先行されるゲーム展開。
しかし、オポジットのロレイナやミドルブロッカーの甲がオフェンスで奮闘し、11-8と逆転。その後も塚田の安定したトス回しと、佐々木もコンスタントに決め14-10。島村、ロレイナが点数を重ね自分たちのリズムで22-15と終盤を迎え、最後は塚田がロレイナに託し、25-18で3セット目を連取した。
(第4セット)
3セット目同様、ロレイナと佐藤のスパイクで序盤に得点を重ねていく。ブロックを利用して得点を取られる嫌なリズムとなるが、ロレイナと島村のナイスディフェンスから佐々木が空いているところに落とすと7-4で流れを掴み一歩前に出る。島村のサービスエースで5点差となり、その勢いのままいきたいが、相手もサーブやオフェンスでブレイクを重ね、12-10と点差を詰められる
チームの流れが悪くなりそうと思った場面で、NEC川崎15年目頼もしいベテラン島村が意地のブロードを決めチームを鼓舞する。佐々木も続けてレフトから決め16-12に。佐藤のディフェンスが要所で光ると、塚田のサービスエースもあり24-14。最後は塚田のサーブで相手を崩し、佐々木がダイレクトを決め切ってセットカウント3-1で勝利した。
【試合後コメント】
金子 隆行ヘッドコーチ
「イランは高さがあり、サーブも非常にいいチームということは理解した上で臨んだ一戦でした。ゲームの入りはすごく良い形で入ることが出来たが、中盤相手の好サーブでリズムが悪くなるシチュエーションがあり、そこで耐え切れず1セット目は取られてしまいました。2セット目以降は、甲のサーブをきっかけにチーム全体でサーブで攻め、相手のやりたいことを阻止できたことが大きな勝因だと思います。試合を追うごとにチームは成長していければいいと感じた一戦でした。明日もタフな試合になると思いますが、チーム力でカバーしていきたいと思います。予選リーグ最終戦、日本から沢山応援していただけると嬉しいです。 」
塚田 しおり選手
「スタートは良かったですが、中盤以降に相手にサーブで攻められたところで、自チーム失点だったりオフェンスのところ嚙み合わなかった部分もあり1セット目を取られてしまった。2セット目以降は自分たちのサーブで崩すことが出来て自分たちのリズムでプレーすることができ、勝利できたので良かったです。明日は昨日・今日よりもっと精度を上げて、予選リーグを3連勝して決勝トーナメントに臨めるように頑張ります。」
【プールB NECレッドロケッツ川崎 対戦日程】※時刻はすべて現地時間
第1戦:vs LPバンク・ニンビン(ベトナム) 9/22(日) 16:00
第2戦:vsサーイパー(イラン) 9/23(月) 10:00
第3戦:vsモノリス・スカイ・ライザーズ(フィリピン) 9/24(火) 13:00
9/26(木) 準々決勝
9/27(金) 準決勝
9/28(土) 5位決定戦・7位決定戦
9/29(日) 決勝・3位決定戦