【V1女子】今週の見どころ（11/21-11/22）

11/21-11/22見どころ／V1女子

V・レギュラーラウンド後半戦へ勢いをつけるのは!?

2020-21 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN（V1女子）は今週末、全12チームが試合を行う。11月22日（日）終了時点で久光スプリングスは一足先に１レグの11試合を消化し、V・レギュラーラウンドの前半戦を終えることになる。消化試合数を数えると、続くNECレッドロケッツが10試合、残りの10チームは９試合。１レグ、すなわち前半戦がいよいよ大詰めを迎えようとしている。

　現在１～３位を走るNEC、JTマーヴェラス、東レアローズら上位チーム同士の直接対決はない中、上位入りをうかがう２番手グループにとっても重要な局面が続く。21日（土）には福岡市会場で現在５位の久光と同６位、岡山シーガルズが対戦。いずれも上位チームからは勝利を奪えていないが、２レグの戦いを優位に進めるためにもここで白星を重ねておきたい。安定感のある岡山のエース金田修佳に対し、久光はアキンラデウォ,フォルケら高さのあるブロッカーが立ちはだかる。

　

　先週末の試合で、順位が上の相手から白星をあげたのはKUROBEアクアフェアリーズ（10位）とトヨタ車体クインシーズ（８位）。KUROBEはホームゲームで久光とのシーソーゲームを制し、トヨタ車体はNECを相手ホームで撃破した。現在２勝５敗で並ぶこの両チームが、21日（土）に姫路市会場で顔を合わせる。３勝目を手にし、２レグに向けて勢いをつかめるのはどちらだろうか？　KUROBEはリー,シモーンと並ぶ得点源である間橋香織、舛田紗淑らのさらなる奮闘がカギ。トヨタ車体もポイントとなるのは日本人のアウトサイドヒッター陣で、鴫原ひなたら成長途上の選手たちが持てる力をどれだけ発揮できるかが、勝負の行方を分けそうである。

　

　連敗から脱出したいのは日立リヴァーレ（９位）、ヴィクトリーナ姫路（11位）、PFUブルーキャッツ（12位）の３チーム。日立は開幕週に連勝して以来６連敗で、特に先週末はストレートでの連敗と苦しい戦いが続いている。故障者もいる中で多治見麻子監督は「大事なところで自分たちから失点している。ここが変わらなければ」と話すが、雑賀恵斗や野中瑠衣ら、新人選手の活躍は明るい材料。姫路やPFUも惜しい内容の試合を展開しているため、そこでいっそう奮起して勝利に手を伸ばし、さらにリーグへと熱風を吹き込んでくれることを期待したい。

　

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