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<V.LEAGUE 今週の見どころ> 新旧日本代表リベロのプレーに注目!

【DIVISION1 MEN】

 

 

V.LEAGUE DIVISION1 MENは、V・レギュラーラウンド後半戦に突入した。
V.LEAGUEの中断期間中の12月14日から2週に渡って開催された天皇杯ファイナルラウンドにより、V.LEAGUEの戦いの潮目も変わったように見受けられる。それが最も顕著なのは東レアローズだ。

 

年内に行われたV・レギュラーラウンド前半戦は、故障者が多かったこともあり5勝7敗の7位と苦しんでいたが、ミドルブロッカーの李博、伏見大和、髙橋健太郎が怪我から復帰し、フランス出身のルジェ,アントニンもチームにフィットし始めたことで、天皇杯では快進撃を見せ決勝に進出。決勝ではJTサンダーズに敗れたものの、リーグ後半戦に向けて大きな手応えをつかんだ。するとリーグ再開後の1月5、6日の試合では、豊田合成トレフェルサ、堺ブレイザーズに2連勝し、勝敗を7勝7敗の五分とした。まだ順位は6位だが、一気に浮上していく可能性がある。
好調時の東レは、ボールがコートに落ちない。その象徴はリベロの井手智だ。この2年間日本代表にも選出されて経験を積んだことで安定感が増し、サーブレシーブ成功率では現在1位に立っている。


長年、安定感を落とすことなく維持しているリベロと言えば、前週ホームゲームでサントリーサンバーズに勝利して首位を取り返したパナソニックパンサーズのリベロ・永野健だ。優秀な若手リベロが加入しようと、守護神の座を譲ることなく絶対的な存在感を発揮し続けている33歳。「負けたくない、という気持ちがなくなったら、もう僕の成長はないので、それだけは絶対に持ちながらやっている。誰かに任せてもいいやと思った時点でたぶん僕は終わりだと思う」と気力にも衰えを見せない。
パナソニックは天皇杯準決勝の試合中にクビアク,ミハウが怪我で途中退場したが、前週のサントリー戦では先発復帰し、ファンを安心させた。今週末の大分大会では、そのパナソニックと、今もっとも勢いのある東レが激突する。新旧日本代表リベロの落とさないプレーにも注目だ。


福山大会では、天皇杯で優勝し、年明けのリーグでも連勝スタートを切って勢いに乗る3位のJTが、ホームゲームで4位の豊田合成、7位の堺を迎え撃つ。3位から7位の2番手集団は現在混戦となっているが、今週末の結果次第で、そこから抜け出すチームが出てくるかもしれない。
もう1会場は東京大会。ホームの8位FC東京は、10位のVC長野トライデンツを退け、なんとか2番手集団に近づきたいところだ。

 

 

 

 

【DIVISION2 MEN】

 

 

V.LEAGUE DIVISION2 MENでは、今週末、3位の警視庁フォートファイターズが東京都東村山市で今シーズン初のホームゲームを開催する。
13日には、現在負けなしで首位を走るトヨタ自動車サンホークスに挑む。無傷のトヨタ自動車に黒星をつけることはできるだろうか。また三重大会では、2位大同特殊鋼レッドスターのホームゲームが行われる。1敗でトヨタ自動車を追う大同特殊鋼は、6位きんでんトリニティーブリッツ、7位つくばユナイテッドSun GAIAとの負けられない2連戦となる。

 

 

 

【DIVISION3 MEN】

 

 

V.LEAGUE DIVISION3 MENでは、現在3位の奈良ドリーマーズが地元・奈良でホームゲームを開催し、2位のヴィアティン三重、4位近畿クラブスフィーダ、6位東京トヨペットグリーンスパークルの4チームが集まる。
今週末は首位のヴォレアス北海道の試合がないため、結果次第では三重、奈良がポイント数で上回り、首位に立つ可能性がある。今シーズンまだポイントを獲得できていない東京トヨペットは、三重、奈良を相手に初勝利を目指す。

 

 

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