コラム

【コラム】V1男子 今週の見どころ(11/9-10)

<11/9-10週の見どころ>

 
 10月26日(土)に開幕した2019-20 V.LEAGUE DIVISION1 MEN(V1男子)。
 今週末は11月9日(土)に3会場(松山、墨田、北九州)で5試合が、10日(日)に2会場(墨田、北九州)で4試合が実施される。

 
 今週末の注目は9日に北九州会場で行われるJTサンダーズ広島とジェイテクトSTINGSの全勝対決だ。JT広島は現在4勝0敗(12ポイント)、失セット数0で首位に立つ。先週3日のサントリーサンバーズ戦ではミドルブロッカーの小野寺太志が5本のブロックポイントをマークしストレート勝利を収めた。対するジェイテクトはエース西田有志、世界を知るトッププレーヤーのカジースキ,マテイが攻守で中心となり、3勝0敗(9ポイント)と好スタートを切っている。

 JT広島の小野寺が防ぐか、ジェイテクトの西田が打ち破るか、日本代表でも活躍したもの同士の対決、第1ラウンドのゴングが鳴り響く。

    



 また先週末の福井会場でホームゲーム2連戦を2勝で終えたパナソニックパンサーズも3勝0敗(9ポイント)。両日ともオポジットの清水邦広が地元福井でチーム最多得点をマークし、ベテランの存在感を発揮している。





 そのパナソニックを今週末、ホームの墨田会場で迎えるのはFC東京。4試合を終えて未勝利だが、先週3日の堺ブレイザーズ戦ではアウトサイドヒッターの手塚大が3本のブロックポイントを含むチーム最多の18得点をあげるなど奮闘し、今季初のセット獲得となった。
 同様に、いまだ勝ち星なしと苦しい状況が続くVC長野トライデンツとは、今週10日に直接対決を控える。9日の試合結果を含め、この週末は下位チームに変動が見られそうだ。



 

 上位3チームはいずれも全勝、4位から6位までは2勝2敗で3チームが並んでいる。4位の堺ブレイザーズは新外国籍選手のモーリス,トーレスがパワフルなアタックで、またミドルブロッカーの出耒田敬松本慶彦らベテラン勢も若手選手の台頭に負けぬプレーでチームをリードしている。黒星と白星が交互に続いており、今週こそ連勝をあげられるか。

 




 5位のサントリーはJT広島戦の負けから切り替えて、今週末はVC長野、パナソニックと戦う。まずはサーブで相手を効果的に崩すことができるか、またオポジットのムセルスキー,ドミトリー以外のアタッカーたちの奮起に期待したい。

 6位の東レアローズは、今週9日にセカンドホームタウンの松山会場で大分三好ヴァイセアドラーと対戦する。この日は、同じ会場で東レ女子チームも試合を行う。“男女アベック勝利”となれば、弾みもつくはずだ。





 対する大分三好は先週2日にVC長野を下し、今季初勝利をあげた。その試合では、アジア枠での新加入バグナス,ブライアンが3本のブロックポイントを含む最多18得点、オポジットに入った濱本豊が15得点と続いた。アウェーとなる東レ戦で2勝目を目指す。

 大分三好と同じく現在1勝のウルフドッグス名古屋は、チームづくりを進めながら戦っている印象。先週2日のジェイテクト戦では2セットダウンとなり、第3セット開始時に4人を交代する采配も。コートに送り出される永露元稀高梨健太ら若手選手はそれぞれの持ち味を発揮している。堺、JT広島と対戦する今週末はどんな顔ぶれがコートに並ぶか、注目したい。





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