コラム

【V2男女】今週の見どころ(11/14-11/15)

11/14-11/15見どころ/V2男子

全チームがシーズン開幕

 

 14試合を終えて、現在首位に立つのはヴォレアス北海道。昨シーズン準優勝の悔しさを晴らすべく、開幕4連勝と無敗街道を突き進む。チームランキングでいえば、アタック決定率(バックアタックを含む)で1位(54.4%)、サーブ効果率(8.1%)と1セット当たりのブロック決定本数(2.85本)はそれぞれ2位と、試合数に関わらず攻守ともに好成績をあげている。ヴォレアスのサーブの要と言えるのが、張育陞。力強いジャンプサーブを武器にノータッチエース5本、エース5本をマークし、効果率は20.3%、と現在V2男子の個人ランキング2位の成績をたたき出している。失点も少なくないが、20歳の若き台湾の怪物の成長は、ヴォレアスの優勝に欠かせない。





そんなヴォレアスは今週末、川崎市会場にて長野GaRonsと対戦する。長野GRはサーブレシーブ成功率が57.1%で、チームランキングの下から2番目の8位。ヴォレアスの強烈なサーブを相手に、どのように対応していくかが勝利への鍵となるだろう。

 張を押さえ、サーブ効果率で個人ランキングリーグトップはきんでんトリニティーブリッツの小林空で、効果率22.9%。きんでんは今のところ消化したゲームはつくばユナイテッドSunGAIA1-3で敗れた1試合のみだが、そのゲームで小林は2本のノータッチエースを決めている。同ランキング5位の谷川結人もサービスエース2本をマークしていることもあって、きんでんのサーブ効果率8.2%はヴォレアスを押さえ、チームランキング1位。昨季も同ランキングで1位だったきんでんは、今週末の大同特殊鋼レッドスターと兵庫デルフィーノとの2連戦でも得意のサーブを駆使し、今季初白星をつかみたい。





 そのきんでんと対戦する大同特殊鋼と、同日に富士通カワサキレッドスピリッツと対戦する東京ヴェルディは今週末がチームにとってシーズン初戦。大同特殊鋼といえば、昨季サーブ賞を獲得した田中尚が所属している。昨季はサーブによる得点は少なかったものの、失点も少なく、効果率は10.1%とV2男子唯一の二桁効果率をマーク。初戦白星発進といきたい14日のきんでん戦、昨季優勝の富士通と対戦する翌15日では、田中を筆頭に安定したサーブで攻めたい。





 その富士通は、今季初のホームゲーム開催。リモートでの試合となるが、画面越しでもファンを楽しませてくれるに違いない。V2男子史上初の4連覇に向けて、選手たちがどのように自らを盛り上げるのか、画面の前で応援しながらぜひご覧を。



11/14-11/15見どころ/V2女子

昨季女王・群馬銀行が初戦以来の登場

 

2020-21 V.LEAGUE DIVISION2 WOMENV2女子)は1114日(土)、15日(日)に酒田市会場、軽井沢市会場にて、計8試合が実施される。ここまで4戦を終え、31敗で首位を走るのがプレステージ・インターナショナルアランマーレ、ルートインホテルズブリリアントアリーズ、JAぎふリオレーナの3チーム。1114日の第1試合には軽井沢風越公園総合体育館にてJAぎふとルートインが対戦する。

 JAぎふはここまでサーブ効果率2位(11.4%)で、中でも唐川愛璃はサーブ得点がリーグ1位。セッターとしても多彩なトスワークから山本裕香らの攻撃を演出する。対するルートインはアタック決定本数(1セットあたり)が2位(16.67本)と、アタッカー陣が好調。フルセットの末勝利した8日の大野石油戦のように、ルーキーの村山美佳の活躍に注目だ。昨季は2勝1敗でJAぎふが勝ち越しているが、2試合がフルセット。今季初対戦も接戦となりそうだ。





 同会場の第2試合はGSS東京サンビームズとブレス浜松が対戦。総得点で上位を争うGSS東京の張心穆意(1位タイ/78点)と浜松の中野祐希(3位/75点)、両スパイカーの打ち合いが見もの。さらに浜松はサーブレシーブ成功率1位(79.5%)の松川美咲キャプテンを起点に、水上真悠子、中野らのバックアタックを絡めながら多彩な攻撃を仕掛ける。一方、昨季2位のGSS東京は2勝2敗とここまで波に乗れておらず、この週末を浮上のきっかけにしたい。





 一方で酒田市会場の第1試合、アランマーレと千葉エンゼルクロスの対戦は、両ミドルブロッカーに注目。ブロック決定本数(1セットあたり)では、1位に徳石あかり(千葉/1.00本)、2位に菅原里奈(アランマーレ/0.93本)が続く。また、サーブ得点が1位タイ(16得点)のアランマーレは、サーブから相手の守備を崩し、菅原を筆頭にチームブロック得点が1位(52点)の力を見せたい。千葉は8日(日)のブレス浜松戦で初勝利をあげており、その勢いに乗って首位を走るチームを破れるか。





 同会場の第2試合には、昨季女王の群馬銀行グリーンウイングスが今月1日(日)の初戦以来の登場。ストレート勝ちを収めたそのルートイン戦は田中瑠奈坂本陽菜30%を超える効果率のサーブで相手を崩し、田中やミドルブロッカーの鈴木日葵が得点を重ねた。今季まだ1試合しか戦っていない昨季女王に対し、1勝目をあげたいのがフォレストリーヴズ熊本。4敗のここまでサーブレシーブ成功率が最下位(51.5%)と苦しんでおり、群馬銀行のサーブに対応して攻撃につなげたい。





 翌15日も対戦カードを変えて、計4試合が行われる。軽井沢市会場は両日ともにV2女子では初となるリモートマッチでの開催。画面越しに選手たちのハイレベルなプレーを応援しよう。

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