【V2男女】今週の見どころ（3/6-3/7）

3/6-3/7 見どころ／V2男子

 

※大会日程、会場は変更になる可能性があります。

最新の情報は、チームのHP、ならびにVリーグ機構オフィシャルサイトなどでご確認下さい。

無敗で首位の富士通は今季最終戦

　2020-21 V.LEAGUE DIVISION2 MEN(V2男子)は、旭川市総合体育館（北海道旭川市）で、計４試合が行われる。本来は今週末が最終戦のはずだったが、再試合が設定できていない中止（延期）試合が25残されており、３月28日まで大会期間が延長された。

　その中で、今週末で全日程を終了する富士通カワサキレッドスピリッツは、３月６日（土）の第１試合でサフィルヴァ北海道戦に自力で勝利するか、同日の第２試合で、ヴォレアス北海道が埼玉アザレア戦に敗れた時点で優勝が決まる。

　６日に富士通の優勝が決まらなかった場合は、７日（日）のヴォレアスとの直接対決に勝つことが条件。

　開幕から18連勝の富士通の高い攻撃力を支えてきたのが、ルーキーのエバデダン・ジェフリー宇意と、キャプテンの栁田百織だ。エバデダンは、アタック決定率（バックアタックを含む）でリーグ唯一の６割超えの61.9%をマークし、ブロック決定本数（１セット当たり）も３位（0.70本）で、チームにとって欠かせない選手になった。栁田もアタック決定率で２位（58％）、総得点で３位（279点）に入り、大黒柱として牽引する。

   

　その富士通と６日に対戦するサフィルヴァ、７日にぶつかるヴォレアスはともに前回、ストレート負けを喫しているだけに、強力な攻撃陣を抑えて勝機を見出したいところだ。

　
　富士通への雪辱に燃えるヴォレアスは、持ち味のサーブに注目。サーブ効果率はチームランキングトップの8.9%をマークするものの、富士通との前回対戦ではわずか1.7%止まり。期待の張育陞も、その試合こそ４度のサーブで２度失点し、サーブ効果率-6.2%の成績に終わったが、個人ランキングでは１位（17.9%）。力強いサーブから相手の守りを乱せるかどうか。

　


　ヴォレアス、サフィルヴァとアウェーで対戦する埼玉は、連動したサーブとブロックが武器。その中心が、サーブ効果率個人ランキングで２位（12.2%）の笠原啓太と、ブロック決定本数（１セットあたり）２位（0.78本）の佐藤匠。自分たちのリズムに持ち込み、白星を狙う。

　V3から昇格し、現在９位のサフィルヴァで注目すべきは、柏田樹と奥田基嗣の両ミドルブロッカーだ。アタック決定率（バックアタック含む）で奥田がリーグ５位（54.2%）、柏田が９位（50.7%）、ブロック決定本数（１セットあたり）でも柏田が６位（0.62本）に入り、チームを引っ張る。前回0-3で敗れた富士通と、今季初対戦の埼玉から白星を挙げ、上位を目指す。

3/6 見どころ／V2女子

※大会日程、会場は変更になる可能性があります。

最新の情報は、チームのHP、ならびにVリーグ機構オフィシャルサイトなどでご確認下さい。

群馬銀行の連覇か、浜松の逆転劇か

　今週末の１戦で、V・チャレンジマッチ（入れ替え戦）に進む２チームが決定する2020-21 V.LEAGUE DIVISION2 WOMEN（V2女子）。決戦の地は静岡県袋井市。現在３位のブレス浜松がホームで、現在首位の群馬銀行グリーンウイングスを迎え撃つ。

　
　V２女子は、勝率の高いチームを上位とする形に順位決定方法が変更になっており、現在２位のルートインホテルズブリリアントアリーズは勝率0.79で、今週末の結果に関わらずV・チャレンジマッチ進出を決めている。そして、V・チャレンジマッチに進むもう１チームを争うのが、浜松と群馬銀行である。

　群馬銀行は、勝利すれば勝率0.83で1位、浜松の勝率は0.67で4位となり、群馬銀行とルートインが、トヨタ車体クインシーズとKUROBEアクアフェアリーズとのV・チャレンジマッチ行きの切符を手にする。

　一方、浜松が勝利した場合、両チームともに12戦9勝の勝率0.75で並ぶ。この時点でルートインの1位が確定するため、残る１枠をセット率の差で争うことになる。

浜松がストレートで勝利した場合のセット率は浜松2.00、群馬銀行1.87で、浜松が２位になるが、１セットを群馬銀行に奪われると、浜松が1.88、群馬銀行が1.93で、セット率が逆転する。つまり、浜松がV1チームへの挑戦権を得るためには、ストレートでの勝利が必須条件だ。

　中野祐希ら若手の力も加わり、今季飛躍的成長を遂げた浜松。1カ月以上公式戦を行ってない状態だが、前回対戦時には群馬銀行にストレート勝ちしている。有終の美を飾り、V・チャレンジマッチ進出を決めることができるか注目だ。

　逆に、群馬銀行は１セットでも奪えばV・チャレンジマッチ進出が確定するが、もちろん、それにとどまらずに浜松に勝利し、連覇を成し遂げたいところ。鈴木日葵や田中瑠奈、安福若菜ら安定したスパイカー陣を、シーズン中に移籍加入したセッター松尾奈津子が巧みに操り、V2女子1位でのV・チャレンジマッチ進出を目指す。

 

   

 

 

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