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【レポート】久光製薬と豊田合成がファイナル進出決定!~V・ファイナルステージ ファイナル3京都大会(3/12)~
2016/17V・プレミアリーグ V・ファイナルステージは3月12日(日)、島津アリーナ京都(京都府立体育館)にてファイナル3の第2日目が開催されました。
第1試合は久光製薬スプリングスが日立リヴァーレをセットカウント3-1で下し、連勝で翌週のファイナル進出を決めました。第2試合は豊田合成トレフェルサがジェイテクトSTINGSにストレートで勝利を収めました。これにより男子は1勝1敗と並び、ゴールデンセットに突入した結果、豊田合成が25-22で勝ち取り、ファイナルへの切符をつかみました。
<第1試合>V・プレミアリーグ女子 久光製薬スプリングス 3(25-18・20-25・25ー23・25ー21)1 日立リヴァーレ
前日にストレート勝ちした久光製薬がこの日も快調に試合へ入ります。久光製薬が3-0と先行したところで日立は早くもタイムアウトを挟んで修正を図りますが、久光製薬は野本梨佳や新鍋理沙の攻撃を軸にリズムを崩さず、第1セットは25-18で久光製薬が先取します。第2セットは日立の選手起用が奏功します。渡邊久恵に代わって入った栗原恵がチームを引っ張り、20-25で日立が取り返しました。第3セットは、取り合いから徐々に久光製薬がリードします。日立も終盤から粘りますが、25-23で久光製薬が振りきって王手をかけました。第4セットは追い込まれた日立が先行します。しかし中盤から久光製薬が盛り返し、トカルスカ,マヤや新鍋の攻撃でリードを奪います。日立の松田明彦監督は「リードしたときに慌てたプレーが出てしまった」と悔やみましたが、反撃は及ばず。久光製薬が25-21と勝負所で勝ちきり、セットカウント3-1で勝利を収めました。
これで久光製薬はファイナル3を2連勝で3月17日、18日に東京体育館にて開催するファイナルでNECレッドロケッツとの対戦が決まりました。
VOMは久光製薬スプリングス・トカルスカ,マヤ選手が受賞しました。
選手コメント
■久光製薬スプリングス
古藤千鶴 選手
「今日は絶対に勝って自分たちの手でファイナルの切符を取ることが一番の目標だったので、それが達成できたことは本当に良かったと思います。昨日も言いましたが、個人的にはゲームメークや展開を作ることの質が悪かったと思うので、ファイナルにはしっかり立て直していきたいです」
新鍋理沙 選手
「ファイナル進出が決まったことは良かったですが、今日も2セット目などは自分たちの手で流れを切ってしまったり、スタートで走れなかったりしました。決勝はもっと苦しい場面が増えると思いますし、簡単に勝てる相手でないことは分かっているので、自分たちのバレーができるように準備していきたいです」
岩坂名奈 選手
「昨日今日と2試合を勝って、みんなでファイナルの切符をつかめたことは良かったと思います。でも修正しないといけない部分もたくさんあるので、しっかり切り替えてみんなで頑張っていきたいと思います」
■日立リヴァーレ
佐藤美弥 選手
「昨日の試合後に選手で話をして、相手の対策という意味では昨日よりも対応出来たと思います。でも点が欲しいときに1点を取れずに、自分の弱さが出てしまったかたちになり、非常に悔しい試合になりました」
■栗原恵 選手
「昨日の負けから全員が切り替えて今日に臨むというのは、非常に難しいことではありました。昨日対策して結果が出た部分もありましたが、最後に勝ちきれなかったことが今の自分たちの実力なのだと受け入れたいと思います。今シーズンはチームの流れが悪いときに出る役割でしたが、それに加えて勝ちきる力がまだ自分にはなかったのかなと感じました。まだ黒鷲旗もあるのでそこに向けて意識して頑張っていきたいです」
<第2試合>V・プレミアリーグ男子 豊田合成トレフェルサ 3(25-18・25-23・25ー20)0 ジェイテクトSTINGS
<ゴールデンセット> 豊田合成トレフェルサ 1(25-22)0 ジェイテクトSTINGS
立ち上がりから豊田合成が優勢を保ちます。前日にストレートで敗戦した豊田合成は、調子の出ていなかったイゴール,オムルチェン、山田脩造らが奮闘して第1セットを25-18で奪います。第2セットも豊田合成が先行しますが、中盤からジェイテクトがカジースキ―,マテイの活躍や福山汰一のブロックなどで挽回して終盤まで競り合います。豊田合成は勝負所ではイゴールにボールを集め、イゴールもそれに応えて力強いスパイクでチームをけん引し、第2セットを25-23で連取しました。第3セットも豊田合成の勢いは衰えず、25-20で取って、ファイナル3の2戦目をストレートで勝利し、前日の借りを返しました。
これで豊田合成とジェイテクトが1勝1敗で並んだため、ここからゴールデンセット(ファイナル進出チームを決める25点制の1セットマッチ)に突入。ゴールデンセットが行われるのはVリーグならびに日本のバレーボールで初めてのこととなります。
先に流れをつかんだのはジェイテクトです。第2試合でストレート負けを喫しながらも、「」8-5と先行します。ジェイテクトはカジースキ―、豊田合成はイゴールの両エース同士の打ち合いとなりました。レシーブで粘ってカジースキ―や清野真一につなげるジェイテクトが優勢でしたが、中盤から豊田合成が巻き返します。イゴールを中心に、ここに来て調子を取り戻した高松卓矢も躍動します。ジェイテクトも気迫を表に出して反撃しますが、わずかに及ばず。最後は傳田亮太のブロックで、豊田合成が25-22で勝ちきり、このゴールデンセットに勝利しました。豊田合成は東レアローズの待つ翌週のファイナルへ駒を進めました。
VOMは豊田合成トレフェルサ・イゴール,オムルチェン選手が受賞しました。
選手コメント
■豊田合成トレフェルサ
古賀幸一郎 選手
「非常に難しい状況から這い上がった強さをコートで証明できたと思います。大変満足した結果が出ました。昨日負けてから、どうやったら良くなる方向にいくのかを選手一人ひとりが本当に考えて、それぞれが強い気持ちを持ってそれを発揮できたと思います」
山田脩造 選手
「負けが続いているなかで厳しい試合でしたが、それを払拭していいバレーができたと思います。昨日の夜は個人的に反省することが多く、全体ミーティングだけではなく、他の選手と話をして切り替えました。ゴールデンセットの前は、3セットがいい形だったので、その流れを切らないように意識しました」
イゴール,オムルチェン 選手
「3試合連続で負けているなか、今日は我々がファイターだと証明できたと思います。我々豊田合成だけが3年連続でベスト3に入っているというこの結果にも満足しています。昨日は監督、コーチ、他の選手たちとたくさん話をして、これは本来の姿じゃないという結論になり、今日は本来の豊田合成を見せられたことが良かったです」
■ジェイテクトSTINGS
カジースキ―,マテイ 選手
「4セットを負けてしまったので非常に残念な結果でした。大きなチャンスがありながら、それを逃してしまったことは残念ですが、昨シーズンより良い結果で終わらせることが出来たことは、いいシーズンだったのではないかと思います。でもやはり我々選手としては今日負けたことがとにかく悔しいです」
■金丸晃大 選手
「昨日とは違う緊張感がありましたが、ファイナルを意識しないで、目の前の一つひとつをやろうと思っていました。(カジースキ―)マテイも言った通り、リーグを通してステップアップをしていると思うので、まずは黒鷲旗に臨んで、さらにレベルアップしてまた来年この舞台に帰ってきたいと思います」
第1試合は久光製薬スプリングスが日立リヴァーレをセットカウント3-1で下し、連勝で翌週のファイナル進出を決めました。第2試合は豊田合成トレフェルサがジェイテクトSTINGSにストレートで勝利を収めました。これにより男子は1勝1敗と並び、ゴールデンセットに突入した結果、豊田合成が25-22で勝ち取り、ファイナルへの切符をつかみました。
<第1試合>V・プレミアリーグ女子 久光製薬スプリングス 3(25-18・20-25・25ー23・25ー21)1 日立リヴァーレ
前日にストレート勝ちした久光製薬がこの日も快調に試合へ入ります。久光製薬が3-0と先行したところで日立は早くもタイムアウトを挟んで修正を図りますが、久光製薬は野本梨佳や新鍋理沙の攻撃を軸にリズムを崩さず、第1セットは25-18で久光製薬が先取します。第2セットは日立の選手起用が奏功します。渡邊久恵に代わって入った栗原恵がチームを引っ張り、20-25で日立が取り返しました。第3セットは、取り合いから徐々に久光製薬がリードします。日立も終盤から粘りますが、25-23で久光製薬が振りきって王手をかけました。第4セットは追い込まれた日立が先行します。しかし中盤から久光製薬が盛り返し、トカルスカ,マヤや新鍋の攻撃でリードを奪います。日立の松田明彦監督は「リードしたときに慌てたプレーが出てしまった」と悔やみましたが、反撃は及ばず。久光製薬が25-21と勝負所で勝ちきり、セットカウント3-1で勝利を収めました。
これで久光製薬はファイナル3を2連勝で3月17日、18日に東京体育館にて開催するファイナルでNECレッドロケッツとの対戦が決まりました。
VOMは久光製薬スプリングス・トカルスカ,マヤ選手が受賞しました。
選手コメント
■久光製薬スプリングス
古藤千鶴 選手
「今日は絶対に勝って自分たちの手でファイナルの切符を取ることが一番の目標だったので、それが達成できたことは本当に良かったと思います。昨日も言いましたが、個人的にはゲームメークや展開を作ることの質が悪かったと思うので、ファイナルにはしっかり立て直していきたいです」
新鍋理沙 選手
「ファイナル進出が決まったことは良かったですが、今日も2セット目などは自分たちの手で流れを切ってしまったり、スタートで走れなかったりしました。決勝はもっと苦しい場面が増えると思いますし、簡単に勝てる相手でないことは分かっているので、自分たちのバレーができるように準備していきたいです」
岩坂名奈 選手
「昨日今日と2試合を勝って、みんなでファイナルの切符をつかめたことは良かったと思います。でも修正しないといけない部分もたくさんあるので、しっかり切り替えてみんなで頑張っていきたいと思います」
■日立リヴァーレ
佐藤美弥 選手
「昨日の試合後に選手で話をして、相手の対策という意味では昨日よりも対応出来たと思います。でも点が欲しいときに1点を取れずに、自分の弱さが出てしまったかたちになり、非常に悔しい試合になりました」
■栗原恵 選手
「昨日の負けから全員が切り替えて今日に臨むというのは、非常に難しいことではありました。昨日対策して結果が出た部分もありましたが、最後に勝ちきれなかったことが今の自分たちの実力なのだと受け入れたいと思います。今シーズンはチームの流れが悪いときに出る役割でしたが、それに加えて勝ちきる力がまだ自分にはなかったのかなと感じました。まだ黒鷲旗もあるのでそこに向けて意識して頑張っていきたいです」
<第2試合>V・プレミアリーグ男子 豊田合成トレフェルサ 3(25-18・25-23・25ー20)0 ジェイテクトSTINGS
<ゴールデンセット> 豊田合成トレフェルサ 1(25-22)0 ジェイテクトSTINGS
立ち上がりから豊田合成が優勢を保ちます。前日にストレートで敗戦した豊田合成は、調子の出ていなかったイゴール,オムルチェン、山田脩造らが奮闘して第1セットを25-18で奪います。第2セットも豊田合成が先行しますが、中盤からジェイテクトがカジースキ―,マテイの活躍や福山汰一のブロックなどで挽回して終盤まで競り合います。豊田合成は勝負所ではイゴールにボールを集め、イゴールもそれに応えて力強いスパイクでチームをけん引し、第2セットを25-23で連取しました。第3セットも豊田合成の勢いは衰えず、25-20で取って、ファイナル3の2戦目をストレートで勝利し、前日の借りを返しました。
これで豊田合成とジェイテクトが1勝1敗で並んだため、ここからゴールデンセット(ファイナル進出チームを決める25点制の1セットマッチ)に突入。ゴールデンセットが行われるのはVリーグならびに日本のバレーボールで初めてのこととなります。
先に流れをつかんだのはジェイテクトです。第2試合でストレート負けを喫しながらも、「」8-5と先行します。ジェイテクトはカジースキ―、豊田合成はイゴールの両エース同士の打ち合いとなりました。レシーブで粘ってカジースキ―や清野真一につなげるジェイテクトが優勢でしたが、中盤から豊田合成が巻き返します。イゴールを中心に、ここに来て調子を取り戻した高松卓矢も躍動します。ジェイテクトも気迫を表に出して反撃しますが、わずかに及ばず。最後は傳田亮太のブロックで、豊田合成が25-22で勝ちきり、このゴールデンセットに勝利しました。豊田合成は東レアローズの待つ翌週のファイナルへ駒を進めました。
VOMは豊田合成トレフェルサ・イゴール,オムルチェン選手が受賞しました。
選手コメント
■豊田合成トレフェルサ
古賀幸一郎 選手
「非常に難しい状況から這い上がった強さをコートで証明できたと思います。大変満足した結果が出ました。昨日負けてから、どうやったら良くなる方向にいくのかを選手一人ひとりが本当に考えて、それぞれが強い気持ちを持ってそれを発揮できたと思います」
山田脩造 選手
「負けが続いているなかで厳しい試合でしたが、それを払拭していいバレーができたと思います。昨日の夜は個人的に反省することが多く、全体ミーティングだけではなく、他の選手と話をして切り替えました。ゴールデンセットの前は、3セットがいい形だったので、その流れを切らないように意識しました」
イゴール,オムルチェン 選手
「3試合連続で負けているなか、今日は我々がファイターだと証明できたと思います。我々豊田合成だけが3年連続でベスト3に入っているというこの結果にも満足しています。昨日は監督、コーチ、他の選手たちとたくさん話をして、これは本来の姿じゃないという結論になり、今日は本来の豊田合成を見せられたことが良かったです」
■ジェイテクトSTINGS
カジースキ―,マテイ 選手
「4セットを負けてしまったので非常に残念な結果でした。大きなチャンスがありながら、それを逃してしまったことは残念ですが、昨シーズンより良い結果で終わらせることが出来たことは、いいシーズンだったのではないかと思います。でもやはり我々選手としては今日負けたことがとにかく悔しいです」
■金丸晃大 選手
「昨日とは違う緊張感がありましたが、ファイナルを意識しないで、目の前の一つひとつをやろうと思っていました。(カジースキ―)マテイも言った通り、リーグを通してステップアップをしていると思うので、まずは黒鷲旗に臨んで、さらにレベルアップしてまた来年この舞台に帰ってきたいと思います」