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【V1女子】今週の見どころ(12/4-12/6)

12/4-12/6見どころ/V1女子


上位勢は外国籍選手の得点力が光る

 

2020-21 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN(V1女子)は先週末をもって、V・レギュラーラウンドの1レグが終了。この週末が年内最後のゲームウィークとなる。

 ここまでの戦いを振り返ると、今年は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、多くのチームで外国籍選手の合流の遅れが見られたが、リーグが開幕して試合を重ねるごとに徐々にチームにフィットしている印象だ。今回の見どころは、外国籍選手にスポットを当てて、今週末のカードを占うとしよう。

 まず開幕から無傷の11連勝で首位をひた走る東レアローズは在籍3年目のクラン,ヤナが今季も好調だ。先週末を終えた時点で総得点229点はリーグトップの数字であり、チームメイトの信頼を集め、きっちりと役目を果たしている。その東レに対し、今週末の秋田市会場では5日にPFUブルーキャッツ、6日に日立リヴァーレが挑む。




PFUはイタリアやブラジルのリーグを渡り歩いてきた経歴を持つ新外国籍選手のアコスタ,ロスランディが先月28日(土)の日立戦でチーム最多27得点を挙げて今季初勝利をゲット。翌日も勝利し、反撃の狼煙を上げた。一方の日立も開幕2連勝としたあとは8連敗を喫したが、29日(日)のヴィクトリーナ姫路戦でフルセットを制し、連敗をストップさせている。



日立は昨季ブロック賞のタップ,ハンナが今季も前衛で存在感を発揮。5日の東レ戦ではクランのアタックを、持ち味のブロックではね返したいところだ。



 

闘争心を持って、シーズンを戦うものたち

 今週末の佐賀市会場では開幕戦以来の、JTマーヴェラスと岡山シーガルズによる昨季ファイナルのカードによる対戦が6日に行われる。昨季女王のJTは在籍2年目の大型サウスポー、ドルーズ,アンドレアの迫力満点のアタックが健在。総得点208点、アタック決定率(バックアタック含む)48.6%はともに個人ランキング2位につけている。連覇を目指すうえで欠かせないピースであることに異論はないだろう。



 その佐賀市会場でホームゲーム2連戦に臨む久光スプリングスは、強力助っ人がカムバック。2018-19シーズンでチームの2連覇に貢献し、最高殊勲選手賞に輝いたアキンラデウォ,フォルケが2シーズンぶりに復帰し、さっそく代名詞である機動力を生かしたアタックと高さを生かしたブロックで高い貢献度を示している。入団会見では「久光は私にとってファミリーのようなもの」と語っており、ここまで黒星が先行するチームを救う存在となれるか。



 その久光と6日に対戦する埼玉上尾メディックスは、今季からアントニオマルコス,レルバッキ監督が就任した。男子ブラジル代表の礎を築いた同氏が、監督としてVリーグに臨むのは初めて(V1男子・堺ブレイザーズでコーチ歴あり)。「これまで以上のファイティングスピリッツを選手たちにもたらしたい」と話し、昨季3位と爆発力を秘めた埼玉上尾をさらに押し上げようと手腕を振るう。

 そして最後に川崎市会場では4日にNECレッドロケッツがヴィクトリーナ姫路をホームに迎え、今季初のナイトゲームを戦う。NECは過去2度のVリーグ得点王に輝いたオズソイ,ネリマンを加えたことで、攻撃に厚みが増した。5日には28日にフルセットで敗れたばかりのデンソーエアリービーズとさっそくリベンジマッチが控えており、後半戦に向けて弾みをつけるためにも勝利して、年内のVリーグを締めくくりたいところだ。




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