【V1女子】今週の見どころ(11/28-11/29)
11/28-11/29見どころ/V1女子
北の大地でデンソーがホームゲーム
2020-21 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN(V1女子)はV・レギュラーラウンドの前半戦がいよいよ大詰めをむかえる。先週末を終えた時点で首位に立つのは無敗の東レアローズ(25ポイント)で、2位にNECレッドロケッツ(24ポイント)、3位に昨季女王のJTマーヴェラス(23ポイント)、そして、4位にデンソーエアリービーズ(20ポイント)、5位に岡山シーガルズ(17ポイント)と続く。この5チームはいずれも、ここまで勝ち星を先行させている。とはいえ、今季は2回戦総当たりの短期決戦。気の抜けない戦いが続く。
今週末には、それら上位勢の直接対決が見ものだ。まず28日(土)の札幌市会場ではNECとデンソーが対戦。デンソーは福島県郡山市に続き、北海道札幌市をサブホームタウンとしており、これが北の大地で開く初のホームゲームとなる。今季は工藤嶺や中元南ら若手が攻撃の軸となり、2人とも身長は170㎝中盤ながら思い切りのいいスパイクフォームで300㎝を超える高さから力強いアタックを繰り出す。対するNECは成長著しいミドルブロッカーの山田二千華が自慢のブロック力で存在感を放つ。身長184㎝の山田は最高到達点310㎝と、その高さが魅力だ。デンソーのパワフルなアタックをNECのブロックがはね返すか、注目の一戦はDAZNで配信予定。
岡山市会場では29日(日)に東レとJTが対戦する。焦点となるのは、両チームの大砲だろう。現在、総得点でリーグトップに立つのは東レのクラン,ヤナ(183得点)で、JTのドルーズ,アンドレア(171得点)が続く。身長198㎝のクランは最高到達点318㎝から、身長191㎝のドルーズは最高到達点316㎝から、コートへ突き刺すようなスパイクを打ち込む。また、東レは在籍2年目の石川真佑が、身長174㎝、最高到達点300㎝とその数字自体は目立つものではないものの、持ち前の攻撃センスを発揮し、ここまでアタック決定率(バックアタック含む)45.7%と、規定打数に到達する選手の中ではチームトップの数字をマーク。両チームの自慢のアタッカー陣が激しく火花を散らすと予想されるゲームはV.TVで配信予定だ。
かほく市会場で下位を抜け出すのは!?
そして、かほく市会場では下位4チームが集結する。9位のKUROBEアクアフェアリーズは11月に入って勝ち星を重ね、現在3勝。勝利数で8位のトヨタ車体クインシーズと並んでおり、この週末はジャンプアップするチャンスだ。とはいえ、28日の日立リヴァーレ戦、29日のヴィクトリーナ姫路戦は一筋縄ではいかない。日立、姫路はともに現在7連敗中で、そろそろ歯止めをかけたいところ。日立は身長188㎝の入澤まい、191㎝のタップ,ハンナとミドルブロッカー陣の高さが魅力である一方、身長171㎝の窪田美侑も弾むようにジャンプし、スパイクとサーブでチームを引っ張る。また、姫路もサウスポーの田中咲希が、身長170㎝とけっして大柄ではないものの、跳躍力を生かして300㎝手前の高さから切れ味鋭いスパイクを放ち、チームトップの145得点をあげている。
後半戦に向けて、反撃の狼煙を上げるのはどのチームか。両日ともにV.TVで配信される予定のかほく市会場も見逃せない。
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