試合
【レポート】東レが3年ぶりの優勝!~天皇杯・皇后杯 全日本選手権大会ファイナルラウンド男子決勝
平成28年度 天皇杯・皇后杯 全日本選手権大会のファイナルラウンドは12月25日(日)、大田区総合体育館(東京都)にて男子の決勝戦が行われ、フルセットの大熱戦の末に、東レアローズが豊田合成トレフェルサに勝利し、3年ぶりの天皇杯優勝を果たしました。
第1セットは序盤の点の取り合いから、徐々に東レが先行。ディフェンスが好調な東レは、相手の得点源であるイゴール,オムルチェン選手のアタックには、富松崇彰選手を中心に果敢に3枚ブロックへ行くなど、対策を講じます。
第2セットも東レがペースをつかみました。豊田合成の攻撃を粘って全員で守り、セッター・藤井直伸がトスを散らし、大事なところではエースのジョルジェフ,ニコラ選手に打たせてポイントを稼ぎました。李博選手の「1、2セット目は自分たちのバレーボールが出来た」との言葉通り、第1セット25-22、第2セット25-20と東レが2セットを連取し、優勝に王手をかけました。
ここから豊田合成がリズムを作って、反撃を開始します。追い込まれたことでサーブで積極的に攻めた豊田合成が東レのレシーブを崩しました。イゴール選手のスパイクや高松卓矢選手の連続得点で第3セットを25-21で取り返します。第4セットも豊田合成の勢いが衰えず、東レも盛り返して終盤までシーソーゲームとなりました。東レが先に24点目を奪ってマッチポイントとなりますが、イゴール選手が強引に決めて豊田合成がデュース。最後は高松選手が押し込み、26-24で豊田合成がタイスコアに持ち込みました。
最終セットも追い上げの勢いそのままに豊田合成が先行しましたが、中盤以降は立て直した東レがディフェンスで粘り、再びデュースとなります。豊田合成が傳田亮太選手のスパイクで15点目を奪い、続けて16点目も挙げて勝利したかに見えましたが、最後のプレーに東レが「チャレンジ」を申請しブロックタッチのビデオ判定へ。東レのチャレンジが成功し、試合は続行となりました。ヒートアップした熱戦は双方一歩も譲らないラリーが続きましたが、最後は東レが22-20で振り切り、3年ぶりの優勝を飾りました。
東レの鈴木悠二選手は「こちらも悪くはなかったですが3、4セット目は体力的にもきつくて落としてしまいました。でも5セット目は結果的に勝負強く戦うことができた」と勝負所で勝ちきれた結果に満足した表情を見せました。富松選手は「最後は立て直して勝つことが出来ました。チーム全員に粘りが出ましたし、それが東レのバレーなので、その粘りを出せたことが勝てた要因」と勝利を分析しました。
小林敦監督は「選手が本当によく頑張ってくれたと思います。2年前にチームの事情で天皇杯を辞退して、Vリーグでは入替戦にも回りましたが、そこから立ち直り、強化して今日まで来ました。選手が耐え忍んで頑張ってきました」と感無量。
一方の豊田合成・アンディッシュ監督は「我々はすごい精神力で、よく0-2から戦った。自分たちを信じる気持ち、戦う姿勢があったと思います。5セット目も取れるチャンスがありました」と自軍の選手を讃えつつ、「ただ試合を通して、東レのサーブとサーブレシーブが予想以上に良かった」と激戦の末に敗れた相手へ称賛を贈りました。
第1セットは序盤の点の取り合いから、徐々に東レが先行。ディフェンスが好調な東レは、相手の得点源であるイゴール,オムルチェン選手のアタックには、富松崇彰選手を中心に果敢に3枚ブロックへ行くなど、対策を講じます。
第2セットも東レがペースをつかみました。豊田合成の攻撃を粘って全員で守り、セッター・藤井直伸がトスを散らし、大事なところではエースのジョルジェフ,ニコラ選手に打たせてポイントを稼ぎました。李博選手の「1、2セット目は自分たちのバレーボールが出来た」との言葉通り、第1セット25-22、第2セット25-20と東レが2セットを連取し、優勝に王手をかけました。
ここから豊田合成がリズムを作って、反撃を開始します。追い込まれたことでサーブで積極的に攻めた豊田合成が東レのレシーブを崩しました。イゴール選手のスパイクや高松卓矢選手の連続得点で第3セットを25-21で取り返します。第4セットも豊田合成の勢いが衰えず、東レも盛り返して終盤までシーソーゲームとなりました。東レが先に24点目を奪ってマッチポイントとなりますが、イゴール選手が強引に決めて豊田合成がデュース。最後は高松選手が押し込み、26-24で豊田合成がタイスコアに持ち込みました。
最終セットも追い上げの勢いそのままに豊田合成が先行しましたが、中盤以降は立て直した東レがディフェンスで粘り、再びデュースとなります。豊田合成が傳田亮太選手のスパイクで15点目を奪い、続けて16点目も挙げて勝利したかに見えましたが、最後のプレーに東レが「チャレンジ」を申請しブロックタッチのビデオ判定へ。東レのチャレンジが成功し、試合は続行となりました。ヒートアップした熱戦は双方一歩も譲らないラリーが続きましたが、最後は東レが22-20で振り切り、3年ぶりの優勝を飾りました。
東レの鈴木悠二選手は「こちらも悪くはなかったですが3、4セット目は体力的にもきつくて落としてしまいました。でも5セット目は結果的に勝負強く戦うことができた」と勝負所で勝ちきれた結果に満足した表情を見せました。富松選手は「最後は立て直して勝つことが出来ました。チーム全員に粘りが出ましたし、それが東レのバレーなので、その粘りを出せたことが勝てた要因」と勝利を分析しました。
小林敦監督は「選手が本当によく頑張ってくれたと思います。2年前にチームの事情で天皇杯を辞退して、Vリーグでは入替戦にも回りましたが、そこから立ち直り、強化して今日まで来ました。選手が耐え忍んで頑張ってきました」と感無量。
一方の豊田合成・アンディッシュ監督は「我々はすごい精神力で、よく0-2から戦った。自分たちを信じる気持ち、戦う姿勢があったと思います。5セット目も取れるチャンスがありました」と自軍の選手を讃えつつ、「ただ試合を通して、東レのサーブとサーブレシーブが予想以上に良かった」と激戦の末に敗れた相手へ称賛を贈りました。