試合
【レポート】久光製薬が5連覇を達成!~天皇杯・皇后杯 全日本選手権大会ファイナルラウンド女子決勝
平成28年度 天皇杯・皇后杯 全日本選手権大会のファイナルラウンドは12月25日(日)、大田区総合体育館(東京都)にて男子の決勝戦に続き、女子の決勝戦も行われ、久光製薬スプリングスが日立リヴァーレを寄せ付けずにストレート勝ち。5年連続の皇后杯優勝を飾りました。
昨シーズンのV・プレミアリーグ ファイナルと同じカードであり、今シーズンもここまで首位争いを演じる両チームの対戦は、第1セット序盤から取り合いとなりました。久光製薬が先行して日立が追い上げる展開で進みますが、中盤以降は長岡望悠選手や石井優希選手のスパイクで久光製薬が抜け出し、25-16で先取しました。
第2セットは日立が先行しますが、中盤から久光製薬が巻き返します。サーブも効果を見せ、日立攻撃陣を水田祐未選手やトカルスカ,マヤ選手らセンター陣がブロック。日立の追い上げを許さず、第2セットも久光製薬が25-18で連取しました。この日合計で5ブロックを記録した水田選手は「これまで日立と当たったときは全てをブロックしようと飛んでいました。それをある程度割り切って、コースを切ってレシーバーに任せ、自分のマークや決めたところに迷わず飛びに行くという意識で出来たことが良かったのだと思う」と用意した準備が奏功したことを明かしました。
第3セットも勢いそのままに久光製薬がペースを握ります。日立が攻撃のリズムをつかめないため、久光製薬のセッター・中大路絢野選手は余裕を持ってトスを散らし、センター線も効果的に使います。中盤に日立がレシーブで粘りを見せますが、久光製薬は慌てずにこのセットも25-17で奪取。久光製薬が全てのセットで18点以下に抑え、ストレートで日立を下して、皇后杯5連覇を達成しました。
久光製薬の酒井新悟監督は試合後、「チームの5連覇がかかっていたので、選手には意識しないで一戦一戦やろうと言っていましたが、実際に勝ててホッとしています」と結果に安堵しつつ、「選手も最後は自分たちで決めないといけないという気持ちでやっていました。今季一番の試合だった」と見事なパフォーマンスを披露した選手たちを称賛しました。
長岡選手は、「試合前はどうなるか分からなくて色々な思いがありましたが、我慢強くやって結果が出たことはチームとしての自信になったと思います。メンバーが全員同じではないですが、V・プレミアリーグだけでなく国際大会で得たこういった(重要なトーナメントの)試合でのこれまでの経験も生きていると思います」とチームの成長を口にしました。石井選手も「連続失点をしたときでも集中力を切らさずにいれたことが良かった。どんな大会でもてっぺんを獲るということは気持ちがいいです」と笑顔を見せました。
一方の日立・松田明彦監督は「“3回目の決勝”でまた負けてしまい、今日は散々な結果でした。セカンドのトスが良くなく、佐藤美弥も本来の落ち着きやトスさばきが出来なかった。そこでサーブレシーブも崩されてしまったことが敗因です。決勝戦のような試合への意識や気持ちの弱さがもろに出てしまったと思います」と唇を噛みました。キャプテンの佐藤美弥選手も「単調な攻撃になって相手を崩すことが出来なかったです。リーグだと修正したりやり直せたりするところもありますが、後のない試合で勝ちきれない自分たちの弱さも受け入れ、そこに立つことを意識してやっていきたい」と口を揃えました。
昨シーズンのV・プレミアリーグ ファイナルと同じカードであり、今シーズンもここまで首位争いを演じる両チームの対戦は、第1セット序盤から取り合いとなりました。久光製薬が先行して日立が追い上げる展開で進みますが、中盤以降は長岡望悠選手や石井優希選手のスパイクで久光製薬が抜け出し、25-16で先取しました。
第2セットは日立が先行しますが、中盤から久光製薬が巻き返します。サーブも効果を見せ、日立攻撃陣を水田祐未選手やトカルスカ,マヤ選手らセンター陣がブロック。日立の追い上げを許さず、第2セットも久光製薬が25-18で連取しました。この日合計で5ブロックを記録した水田選手は「これまで日立と当たったときは全てをブロックしようと飛んでいました。それをある程度割り切って、コースを切ってレシーバーに任せ、自分のマークや決めたところに迷わず飛びに行くという意識で出来たことが良かったのだと思う」と用意した準備が奏功したことを明かしました。
第3セットも勢いそのままに久光製薬がペースを握ります。日立が攻撃のリズムをつかめないため、久光製薬のセッター・中大路絢野選手は余裕を持ってトスを散らし、センター線も効果的に使います。中盤に日立がレシーブで粘りを見せますが、久光製薬は慌てずにこのセットも25-17で奪取。久光製薬が全てのセットで18点以下に抑え、ストレートで日立を下して、皇后杯5連覇を達成しました。
久光製薬の酒井新悟監督は試合後、「チームの5連覇がかかっていたので、選手には意識しないで一戦一戦やろうと言っていましたが、実際に勝ててホッとしています」と結果に安堵しつつ、「選手も最後は自分たちで決めないといけないという気持ちでやっていました。今季一番の試合だった」と見事なパフォーマンスを披露した選手たちを称賛しました。
長岡選手は、「試合前はどうなるか分からなくて色々な思いがありましたが、我慢強くやって結果が出たことはチームとしての自信になったと思います。メンバーが全員同じではないですが、V・プレミアリーグだけでなく国際大会で得たこういった(重要なトーナメントの)試合でのこれまでの経験も生きていると思います」とチームの成長を口にしました。石井選手も「連続失点をしたときでも集中力を切らさずにいれたことが良かった。どんな大会でもてっぺんを獲るということは気持ちがいいです」と笑顔を見せました。
一方の日立・松田明彦監督は「“3回目の決勝”でまた負けてしまい、今日は散々な結果でした。セカンドのトスが良くなく、佐藤美弥も本来の落ち着きやトスさばきが出来なかった。そこでサーブレシーブも崩されてしまったことが敗因です。決勝戦のような試合への意識や気持ちの弱さがもろに出てしまったと思います」と唇を噛みました。キャプテンの佐藤美弥選手も「単調な攻撃になって相手を崩すことが出来なかったです。リーグだと修正したりやり直せたりするところもありますが、後のない試合で勝ちきれない自分たちの弱さも受け入れ、そこに立つことを意識してやっていきたい」と口を揃えました。