【V1男子】今週の見どころ(10/22-10/24)
10/22-10/24 見どころ/V1男子
熱戦が繰り広げられた開幕戦
コロナ禍の中ではあるが、先週は各会場に観客を迎えて(上限50%)開幕した2021-22 V.LEAGUE DIVISION1 MEN。行われた全10試合中、ストレートで勝負がついたのは2試合のみだった。いきなり熱戦の連続で、序盤から見どころ満載の試合が続く。
今週末は4会場で10試合が行われる。10月22日(金)は紫波町総合体育館(岩手県)で、好スタートを切ったホームの東レアローズ(2勝)と堺ブレイザーズ(1勝1敗)の1試合が行われ、23日(土)には同カードを含む5試合が、24日(日)には各地で全4試合が実施される。
注目の舞台はパナソニックパンサーズ(1勝1敗)のホームのパナソニックアリーナ(大阪府枚方市)。土日両日でパナソニック対VC長野トライデンツ(2敗)、ジェイテクトSTINGS(1勝1敗)対FC東京(2敗)の2試合がそれぞれ行われる。FC東京とVC長野以外の8チームは開幕週に白星をつかんでおり、この2チームにとっては何とかここで勝利を手にしたいところ。特に即戦力メンバーが加わってパワーアップしたFC東京は、昨季を含めてフルセット負けが多くなっているだけに、次戦へと懸ける思いはいっそう強いのではないだろうか? その戦いぶりに注目が集まる。
また開幕週に活躍が光った選手たちとして日本人オポジットの存在があげられ、同会場にてあわせて注目したいポイントの一つ。今秋に行われたアジア男子選手権にも出場したルーキーの宮浦健人(ジェイテクト)と大竹壱青(パナソニック)が総得点でそれぞれ2位と3位につけており(1位はJTサンダーズ広島のエドガー,トーマス)、長いシーズンにおいてどれだけの決定力を示していけるかは大きな楽しみである。
JT広島のエドガーはサーブでも存在感を示しており、開幕2試合で5本のサービスエースを記録。ミスもやや多かったため、サーブ効果率は現在7位にとどまっているが、アグレッシブな姿勢を貫いていけば他チームにとっては非常に手ごわい相手となりそうである。JT広島(1勝1敗)の新キャプテン・小野寺太志はブロック得点10(2試合合計)でブロック決定本数1位を走っており、王者サントリーサンバーズ(2勝)を迎えて維新大晃アリーナ(山口県山口市)でのホームゲームではどんな戦いを見せるのかも興味深いところ。エントリオ(愛知県稲沢市)で行われるウルフドッグス名古屋と大分三好ヴァイセアドラー(ともに1勝1敗)の対戦を含めて、どこが勢いをつかむのか。注目の第2週が始まる。
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【コラム】V1男子開幕戦見どころ