【V1女子】今週の見どころ(11/12-11/14)
11/12-11/14 見どころ/V1女子
昨シーズンから躍進する注目チーム
前週、東レアローズとの昨季優勝×準優勝チーム対決で連勝したJTマーヴェラスが、開幕から唯一となる無傷の8連勝。一方で、昨シーズンは下位に沈んだチームも白星を積み重ねている。
岡山シーガルズを相手に連勝した昨シーズン10位のヴィクトリーナ姫路は、開幕戦で負傷した荒谷栞に代わって宮地佳乃が活躍。本職のアウトサイドヒッターではなくミドルブロッカーとして出場しているが、10月24日の日立Astemoリヴァーレ戦ではチームトップのアタック決定率(58.3%)をマークした。新加入でリーグ総得点1位(202点)のプラク,セレステとともに、3連覇を目指すJTに土をつけられるか。
JTは東京2020オリンピックに出場し、開幕以降は途中出場やベンチ外が多かった林琴奈が、東レ戦で初のフル出場。11/6(土)にはチームトップタイの17得点をあげ、いきなり結果を残した。ここまで一度もセッターの籾井あきがベンチ入りしていないものの、同試合では林と同じ金蘭会高出身の西川有喜が同じく17得点を決めるなど、連覇したシーズンとはまた違う布陣でチーム力を高めている。
姫路とともに躍進を続けるのが、前週でKUROBEアクアフェアリーズに連勝し、すでに昨シーズンの勝利数(4勝)を上回る5勝目をあげた6位のPFUブルーキャッツ。ルーキーながらここまでリーグ総得点3位(155点)、バックアタック決定率で1位(46.2%)のバルデス・メリーサの活躍が目立つが、チームランキングでも各部門の上位に食い込む。ブロック決定本数(1セットあたり)2位(2.26本)、サーブレシーブ成功率2位(63.2%)、サーブ効果率4位(9.0%)をマークし、個人でも綿引菜都美がブロック決定本数(1セットあたり)で2位(0.85%)、新加入の田原愛里がサーブ効果率5位(12.5%)と上位に入る。現在5位の東レから勝利し、一気に上位進出を狙いたい。
開幕から全敗のKUROBEは6勝2敗で3位と好調の久光スプリングスと対戦する。道下ひなのがアタック決定率2位(53.8%)と好調だが、10月30日のJT戦で負傷した舛田紗淑の穴をいかに埋められるかがポイント。新加入の206㎝のアウトサイドヒッター、ラッツ,メレーテやコクラム,ピンピチャヤらの力も借りて、この苦境を乗り越えたい。
同じく全敗のトヨタ車体クインシーズは日立Astemoと、4連敗と苦しむ岡山は、7勝1敗の2位でJTを追うNECレッドロケッツと戦う。
<BACK NUMBER>
【コラム】V1女子今週の見どころ(11/6-11/7)
<前試合の振り返り>
デンソー vs トヨタ車体 NEC vs 日立Astemo KUROBE vs PFU 東レ vs JT 埼玉上尾 vs 久光 姫路 vs 岡山