【V1男子】今週の見どころ(11/12-11/14)
11/12-11/14 見どころ/V1男子
過酷な順位争いに目が離せない
早くも5週目を迎え、1~6位の上位陣と7~10位の間が少し開きつつあるV.LEAGUE DIVISION1 MEN(V1男子)。ジェイテクトSTINGSと大分三好ヴァイセアドラーは試合のない今週末、残り8チームによる4カードの連戦が各地で行われる。
4つの対戦カードの中で、最も順位が接近しているのは7位のFC東京と8位のJTサンダーズ広島の激突である。いずれも2勝6敗だが、ここまでの流れは必ずしも同じではない。
FC東京は昨季8位。V・レギュラーラウンドでは35試合中9回のフルセット負けを喫していた。今季はクヴァーレン,ヨナスとエスペホ,マークという外国籍の2選手を獲得し、対角に配することで持ち味を発揮させている。新人ミドルブロッカー山田大悟も出場し活躍を見せるなど、チームとしても奮闘していたが、6試合を終えた時点で勝ち星なし、3試合でフルセット負けと苦しんでいた。しかし先週末は大分三好との対戦で今季初勝利をあげると、そのまま連勝。ムードよく、今週末に臨む形ができている。
一方昨季6位のJT広島は今季、開幕戦でジェイテクトを相手に勝利を飾り、その後は2敗を喫したが、10月24日のホームゲームでは昨季王者サントリーサンバーズをストレートで倒すなどまずまずの立ち上がりだった。だがそこから昨季準優勝のパナソニックパンサーズ、現在首位の堺ブレイザーズといった強敵を前に4連敗。坂下純也ら新人を含むさまざまなメンバーがコートに立って奮戦しているが、次こそ勝利をつかんで上昇気流に乗りたいところ。それぞれの思惑を胸に迎える今週末は、金曜日から墨田区総合体育館(東京都)で行われる。どのような連戦が展開されるのだろうか。
これまで8試合で4セットを獲得しているものの、唯一勝ち星0で最下位と苦しむVC長野トライデンツは、ホームの松本市総合体育館(長野県)でサントリーと対戦する。各種の技術集計を比べてもサントリーが優位な部分は多いが、チームの1セットあたりブロック決定本数に限ってはVC長野の数字(1.54本)がサントリー(1.48本)を上回っており、流れを左右するプレーだけに見逃せないところ。中村竜輔(VC長野)と小野遥輝(サントリー)のテクニシャン同士によるブロック対決なども、一つの見どころとなるのではないだろうか。
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【コラム】V1男子今週の見どころ(11/5-11/7)
<前試合の振り返り>
VC長野 vs WD名古屋 ジェイテクト vs パナソニック 東レ vs サントリー 堺 vs JT広島 大分三好 vs FC東京