【V2男女・V3男子】今週の見どころ(1/16-1/17)
1/16-1/17見どころ/V2男子
個人成績3傑の守備が鍵に
2020-21 V.LEAGUE DIVISION2 MEN(V2男子)は今週末につくば市、須坂市で行われる。1月9日、10日に予定されていた6試合が中止となり、2021年に入って初めて行われる試合。各チームはここまで11試合から7試合を消化し、首位に立つのが富士通カワサキレッドスピリッツ。開幕から無傷の10連勝で4連覇に向けて突き進む。1敗で追うのが昨季と同様ヴォレアス北海道で、その2強に待ったをかけるチームが現れるかに注目が集まる。
16日、17日の試合では、守備に定評のあるサーブレシーブ成功率トップ3の選手たちが登場する。
16日のつくば市会場第1試合では、1位の富士通と6勝3敗で4位の東京ヴェルディが対戦する。栁田百織キャプテンや浅野卓雅、そしてルーキーのエバデダンジェフリー宇意など、高い攻撃力で圧倒的な強さを誇る富士通。安定した守りから攻撃に流れを生み出しているのがリベロの小林慎平だ。サーブレシーブ成功率はトップに0.1%差で迫る2位(75.7%)。今試合でも守りからチームに勢いをもたらすか。対する東京Vは澤瑞貴や内定選手の大村翔哉ら、若い攻撃陣の奮起に期待。昨年11月に行われた同カードでストレート負けを喫しており、リベンジを目指す。
続く2試合目にはチームサーブレシーブ成功率が1位(64.9%)の大同特殊鋼レッドスターが出場。その安定感を生んでいるのが、大同大から加入したルーキーの備一真だ。ここまで全8試合に出場し、成功率はリーグトップの75.8%。安定したサーブレシーブから攻撃につなげ、総得点ランキングで1位(204点)の上場雄也擁するつくばユナイテッドSunGAIAに、攻撃で対抗したい。また、同会場では17日につくばと東京Vの試合が行われる。
そして16日の須坂市会場はホームチームの長野GaRonsがヴィアティン三重と対戦。得点力不足に悩み、2勝6敗に沈むヴィアティンはチームのサーブレシーブランキングが2位(63.9%)。個人では大浦坂健太が3位(68.7%)と安定しており、守りから攻撃にリズムをもたらしたい。6勝3敗の3位と好調を維持する長野は、キャプテンの酒井駿が総得点3位(150点)をあげて攻撃陣を引っ張り、勝利した前回の対戦に続く活躍に期待。ほかにも、同会場では17日に、ヴィアティンとサフィルヴァが対戦する。
リモートマッチへの変更など、楽しみにしていたファンにとっては残念だが、全試合V.TVにて配信予定。画面越しに選手たちの勇姿を目に焼き付けよう。
1/16-1/17見どころ/V2女子
新年最初の連戦は好レシーブも見どころ
新年第1週の試合がいったん中止になり、ようやく再開を迎える2020-21 V.LEAGUE DIVISION2 WOMEN(V2女子)は、1月16日(土)、17日(日)に岐阜市の1会場のみで計2試合のみ行われる。岐阜市会場での群馬銀行グリーンウイングス対ブレス浜松(16日)、JAぎふリオレーナ対群馬銀行の2戦、流山市会場での千葉エンゼルクロス対大野石油広島オイラーズ(16日)、千葉対GSS東京サンビームズ(17日)は中止(代替日程等は調整中、決定しだい発表)が決まった。
注目されるのは、首位を走るルートインホテルズブリリアントアリーズ(10勝1敗)が登場する2戦。16日はJAぎふ(6勝4敗・4位)、17日にはブレス浜松(5勝3敗・5位)と対戦する。
ルートインのリベロを務める水谷真友はここまでサーブレシーブ成功率69.1%で個人ランキング4位につけており、新人のアウトサイドヒッター富澤結花とともにディフェンス面で貢献。チームの躍進を支えている。JAぎふでサーブレシーブを担当するリベロ目加田莉央は成功率8位(63.6%)と安定感を発揮、もう一人のリベロ岡田倫奈もディグで活躍を示している。ブレス浜松の守護神はキャプテンを務める松川美咲。昨季に続いてサーブレシーブ成功率はトップを走っており、コート内外でのリーダーシップも抜群。終盤戦でますます注目のプレーヤーである。
いよいよ本格的な受験シーズンを迎える中、決してボールを落とさない!というリベロたちの気迫は、受験生だけでなく、観戦するすべての人たちに勇気を与えるはず。勝敗はもちろん重要だが、チームを問わず好レシーブが飛び出した際は、どうぞ惜しみない声援を送っていただきたい。
1/16-1/17見どころ/V3男子
シーズン開幕。今季は超短期決戦
今週1月16日、2020-21 V.LEAGUE DIVISION3(V3男子)が西部生涯スポーツセンター体育館で開幕する。昨シーズンは4チームで行われていたが、今シーズンは千葉ZELVA、クボタスピアーズ、アイシンティルマーレの3チームが新規参入。ライセンスの関係でサフィルヴァ北海道がV2に昇格したため、合計6チームで行われる予定だった。しかしコロナ禍でトヨタモビリティ東京スパークルと、アイシンティルマーレが不参加を決定。最終的に4チームで3回戦総当たりを、約2ヵ月の短期決戦が行われることになった。
初戦は昨季1位の奈良ドリーマーズと昨季2位の近畿クラブスフィーダの対戦。順位としては奈良の方が上位だが、直接対決では近畿が3勝2敗で勝ち越している。昨季の得点王の片野坂拓人を中心に攻撃する奈良と、ずば抜けた記録を出す選手はいないが、チームとして安定したブロックと、若手の力が特徴の近畿。短期決戦の初戦で勝利し、勢いに乗るのはどちらのチームだろうか。
同日2試合目は千葉対クボタの新規参入対決。地域リーグでの実力・実績は十分で、満を持してVリーグの舞台にやってきたクボタ。平均年齢の高さはあるが、その分選手層の厚さは備わっている。一方の千葉は2017/18シーズンまで当時のV・チャレンジリーグⅡに所属し戦っていた。今回、心機一転Vリーグへ再挑戦となる。ベテランと若手の力の融合で、勝利を目指す。
V3男子は全試合をV.TVで配信予定。ぜひ、そちらでも熱戦の模様をご覧いただきたい。
※大会日程、会場は変更になる可能性があります。
最新の情報は、チームのHP、ならびにVリーグ機構オフィシャルサイトなどでご確認下さい。
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