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【女子大会】年内総括

【DIVISION1 WOMEN】

 

 

今月8日(日)をもって年内のリーグ戦を終えたV.LEAGUE。シーズン序盤での手ごたえや課題を踏まえながら、各チームとも年明けからのスタートに臨んでくるだろう。


V.LEAGUE DIVISION1(以下、V1女子)のウエスタンカンファレンスは上位3チームが2点差以内と実力伯仲の様相だ。
年内を終え、首位に立つのは久光製薬スプリングス(22ポイント)。12月7~8日に佐賀県で開催されたホームゲームで2連勝をあげて、年内を締めくくった。11月下旬から合流した外国人ミドルブロッカーのアキンラデウォ, フォルケとの連係が徐々に高まる一方、岩坂名奈や石井優希、新鍋理沙ら経験豊富な主力選手がチームを牽引。また、新人の井上愛里沙も出場機会の中で活躍し、総合力の高さは健在だ。開幕2戦目で早くも黒星を喫したが、以降は磐石の戦いぶりで白星を積み重ねている。昨シーズン女王は、連覇へ歩みを止めない。
2位のJTマーヴェラス(21ポイント)は、ミハイロヴィッチ,ブランキッツァと田中瑞稀の両エースがフル稼働。吉原知子監督が口にする「安定感」が今後の鍵を握るだろう。今シーズン唯一、久光製薬に黒星をつけたことからも力はある。
トヨタ車体クインシーズ(20ポイント)はオズソイ,ネリマンが総得点トップの279点をマーク。また、交流戦すべてで3ポイントを獲得し、3位につけている。今後は同カンファレンス内での直接対決で、白星獲得といきたいところだ。
そのトヨタ車体に勝利した東レアローズ(11ポイント)は新加入したスロバキア出身のクラン,ヤナと黒後愛の両エースがポイントゲッターとして活躍。勝ち負け同数で年内を終えたが、コートに立つ経験値の浅い選手たちがプレーしていく中で徐々に勝利数は伸びていくだろう。
ウエスタンカンファレンス最下位の岡山シーガルズ(8ポイント)はフルセットでの負けが3つ、と勝ちきれない点が痛い。それでも年内最終戦でトヨタ車体から勝利したことは弾みとなるはず。

 

一方のイースタンカンファレンスはNECレッドロケッツ(20ポイント)とデンソーエアリービーズ(18ポイント)が首位を争っている。直接対決となった年内最終戦ではNECがストレートで勝利した。
デンソーは新加入のジャック・シニアードがアタック決定率(バックアタックを含む)が53.2%、ブロック決定本数(1セットあたり)1.29の数字をあげ、いずれもトップだ。
3位の日立リヴァーレ(15ポイント)は、年内最終戦で埼玉上尾メディックス(12ポイント)にフルセットの勝利。これまでの7勝のうち6つはフルセットを制したもので、第5セットに持ち込めば勝率100%と驚異の粘りと勝負強さは今シーズンの特徴だ。
4位の埼玉上尾はシュシュニャル・カタリナが得点源としてチームをリード。サンティアゴ・アライジャダフニも要所で決定的な役目を果たし、同カンファレンス内のチームを相手に勝利を挙げている。
KUROBEアクアフェアリーズ(7ポイント)はPFUブルーキャッツ(2ポイント)から今季2勝目をあげている。そのPFUはシーズン序盤の課題だったサーブレシーブに改善の兆しも見えている。初勝利をあげて浮上のきっかけをつかみたい。

 

 

 

【DIVISION2 WOMEN】

  

 

 V.LEAGUE DIVISION2 WOMEN(以下、V2女子)は、ヴィクトリーナ姫路が年内を無敗で終えて首位に立つ。
その背後には1ポイント差でJAぎふリオレーナがつけており、直接対決の結果が最終的に命運を分けるか。3位からは群馬銀行グリーンウイングスとGSS東京サンビームズがともに17ポイント、プレステージ・インターナショナルアランマーレが続く。その下では、柏エンゼルクロス、ブレス浜松、大野石油広島オイラーズ、は3勝5敗と並んでいる。トヨタ自動車ヴァルキューレはここまで1勝、大阪スーペリアーズは未だ未勝利と苦しい戦いが続いている。

 

 

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