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<V.LEAGUE 今週のみどころ>“堅固な守備で勝利に導く” リベロ・座安琴希 (久光製薬)

【DIVISION1 WOMEN】

 

 

V.LEAGUE DIVISION MEN(V1女子)は先週末に全チームが年明けのゲームを消化した。
V・レギュラーラウンド後半に受けて、今週も新生V.LEAGUEのテーマ「WE NEVER DROP THE BALL」にちなんで、リベロを中心に見どころを紹介する。

 

ウエスタンカンファレンス首位を走る久光製薬スプリングスは先週末からのホームゲーム4連戦は後半2試合へ。ホームの佐賀県で、3位のトヨタ車体クインシーズ、イースタンカンファレンス2位の日立リヴァーレの上位チームと争う。現在、10連勝中と盤石の戦いぶりにおいて、日本代表でも中心となるアタッカー陣や攻守でワールドクラスの存在感を放つアキンラデウォ, フォルケの貢献度が高い。また、1月13日のJTマーヴェラス戦では戸江真奈をスタメンに、第2セットからは経験豊富な座安琴希をコートに送り出し、堅固な守備でストレート勝利を収めている。
敗れたJTだが、今シーズンからキャプテンを務める小幡真子を守備の要に据え、久光製薬戦ではアジア枠で加入したカムンタラー,ケオカラヤーがコートに立つなど、新戦力も交えながらチーム力を高めていく。
JTの背後にポイント1差でつけるトヨタ車体は榊原美沙都が正リベロを務め、実績ある佐藤澪が控える一方、高卒2年目の安井由香子は日本代表ジュニア経験者と、伸びしろを十分に感じさせる存在だ。
そのトヨタ車体と今週20日に対戦する東レアローズは4位につけている。今シーズンからガラリと様変わりしたチームにおいて、新人・中島未来は唯一のリベロであり、開幕戦から全試合に出場し奮闘している。
ウエスタンカンファレンス最下位の岡山シーガルズだが、先週末のホームゲームでは2連勝を果たすなど、十分に弾みをつけた。今週20日にPFUブルーキャッツのアウェーに乗り込むが、それをクリアすれば翌週は地元でのホームゲームが待っている。連勝を伸ばし、凱旋したいところだ。

 

イースタンカンファレンスは上位4チームが2ポイント以内にひしめく、混戦の模様を呈してきた。首位のNECレッドロケッツは新年初戦となる先週12日のトヨタ車体戦でストレート負け。出鼻をくじかれたが、2018年のアジアクラブ選手権でベストリベロ賞に輝いた岩﨑紗也加が爆発力を秘めた攻撃陣を後ろから支える。
2位につける日立リヴァーレは今シーズン、粘り強さが印象的。リベロの齋藤加奈子を中心に、レシーブ力に定評あるルーキーの窪田美侑や、守備への積極的な姿勢が伺える長内美和子らスパイカー陣の奮起も、躍進の要の一つだ。今週末の19日には今シーズン初めての東レとの対戦をむかえる。
デンソーエアリービーズは昨年最終戦から3連敗中。3位に転落する結果となったが、出場機会を与えられている新加入のルーキー・早坂梢依や佐野伶奈らの台頭も伺える。キャプテンの山田美花を筆頭に4人のリベロがチームにいる中で、小口樹葉が今シーズンはスタメンに君臨し、チームを支えている。
対象的に年明けから3連勝を果たし好調なのが埼玉上尾メディックスだ。昨年、日本代表に登録された山岸あかねが正リベロとしてチームを導いている。シーズン序盤はチームとしてもサーブレシーブで崩れる場面が見られたが、改善の兆しも見られ、サンティアゴ,アライジャダフニらアタッカー陣が高い攻撃力を発揮できている。今週末は船橋アリーナにてホームゲームを開催し、JTやNECら上位チームと対戦、勝利を収めて後半戦で突き抜けたい。
5位のKUROBEアクアフェアリーズはリベロの馬場ゆりかが引き続きサーブレシーブ成功率で個人技術ランキング1位をキープしている。今週末は試合がなく、リフレッシュさせて翌週の岡山大会に臨んでくるだろう。
シーズン中盤を迎える中、いまだ勝ち星に恵まれず苦境に立っているPFUブルーキャッツは、まずレシーブやつなぎの面からチームを立て直したい。そのためリベロの谷七海や和田実莉がチームを安定させる鍵として期待がかかっている。今週末のホームゲームでは、地元の応援を背に初勝利を掴み取りたいところだ。



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https://www.vleague.jp/topics/news_detail/21044

 

 

 

【DIVISION2 WOMEN】

 

 

V.LEAGUE DIVISION2(V2女子)は年を越して、シーズンが再開。ヴィクトリーナ姫路が開幕から無敗街道を突き進む。直接対決に敗れたJAぎふリオレーナが2位につけ、群馬銀行グリーンウイングスはその上位2チームに喫した黒星のみで3位。シーズン後半に入り、残りの試合数が少なくなるにつれ、徐々に1試合の結果の重みが増すだけに、取りこぼしには要注意だ。
先週12日に群馬銀行に敗れた4位のGSS東京サンビームズだが、まだ勝ち星が先行しており、大崩れさせることなく巻き返したいところ。プレステージ・インターナショナルアランマーレ、柏エンゼルクロス、ブレス浜松の順に5位から7位となっているが、成績はそろって4勝6敗。柏のリベロ鶴ヶ崎佳寿葉はサーブレシーブ成功率81.1%で個人技術ランキングトップに立ち、そのレシーブ力は今後チームが抜き出るためには必要不可欠だ。
すぐ後ろの8位・大野石油広島オイラーズが中位グループを追っている。9位のトヨタ自動車ヴァルキューレ、最下位の大阪スーペリアーズはともにチームのサーブレシーブ成功率も順位に比例し下位になっており、まずは守備から、立て直したいところだろう。

 

 

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