【V1男子】 今週の見どころ(12/7-12/8)
<12/7-8週の見どころ>
2019-20 V.LEAGUE DIVISION1 MEN(V1男子)は、先週末から2レグがスタート。今週末は12月7日に3会場(和歌山市、世田谷区、松本市)で計5試合、8日に2会場(世田谷区、松本市)で計4試合が行われる。
先週末、11月30日のパナソニックパンサーズ対サントリーサンバーズ戦では、パナソニックのオポジット清水邦広が、「Vリーグ栄誉賞」の表彰基準であるVリーグ通算230試合出場を果たすとともに、Vリーグ通算得点数を「4057点」とし、日本記録を更新した。
サントリー戦の第2セット21-18の場面で、ライトからストレートのコースにバックアタックを決めて22点目を奪い、これまでの日本記録だった宮崎謙彦(松下電器パナソニックパンサーズ)の「4049点」を抜き、新記録を打ち立てた。
2009年1月10日の堺ブレイザーズ戦で初出場して以来、度重なる怪我も克服し、持ち前のパワフルなスパイクだけでなく、技も磨きプレーの幅を広げて記録を更新した。
清水は、「いろいろな人の支えがあったからこそ達成できた記録。まだまだ記録を更新していけるように頑張りたい。怪我で2、3年分は出られなかったので、人より3年は長くやりたい」と語った。また、ずっと清水の得点を見てきたリベロの永野健は、「彼が途中であきらめたり、下を向いたりしていたら、この記録は達成できなかったと思う。どんな時も前を向いて、一生懸命、前進を続けてきたからこその記録」とたたえた。
その清水や永野、白澤健児、クビアク,ミハウ、深津英臣といった経験豊富な選手が柱として支える前年度覇者のパナソニックは、盤石の強さでサントリー、堺に勝って1レグからの連勝を6に伸ばし、首位をキープしている。今週末はFC東京、東レアローズがパナソニックに挑む。
現在10位のFC東京は、11月23日に大分三好ヴァイセアドラーから今季初勝利を挙げて以降、好ゲームを展開しており、今週末はホームの駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場で、パナソニック、ウルフドッグス名古屋を相手に今季2勝目を目指す。
東レは4勝7敗の7位だが、徐々に持ち前の粘り強さ、熱さが出てきており、先週末は上位のジェイテクトSTINGS、JTサンダーズ広島とフルセットの熱戦を繰り広げた。毎シーズン後半戦に強い東レだけに、そろそろ巻き返しが始まりそうな予感。
5位のWD名古屋は先週、堺、サントリーに連敗し3連敗となった。ベテラン、新人を問わず、様々な選手が戦力となり、新たなスタイルを構築中。今週は東レ、FC東京から勝利し、自信をつかみたいところだ。
VC長野トライデンツがホームゲームを開催する松本市総合体育館には、ジェイテクト、JT広島、大分三好が集結する。8位のVC長野は先週、大分三好に勝利し、昨季は果たせなかったシーズン2勝目を早くも挙げた。今週はJT広島、ジェイテクトという上位チームに挑戦する。
今季まだ1敗で2位につけているジェイテクトは、西田有志やカジースキ,マテイが得点源となりながら、新加入の伏見大和、饒書涵、そして新人の小林光輝や藤中優斗といった選手も着実に戦力となり勝ち続けている。
3位のJT広島は、先週、東レとのフルセットの激戦を制し3位をキープした。東レ戦では小野寺太志と山本将平が4本、チームとしても16本ものブロックポイントを挙げ、決定本数1位のブロックが威力を発揮している。
9位の大分三好は7連敗中と苦しんでいるが、今季アジア枠で加入したバグナス,ブライアンが試合ごとに成長して高い攻撃力を開花させており、チームは爆発力を秘めている。今週はその力をジェイテクト、JT広島にぶつけたいところだ。
※大分三好のバグナス,ブライアン選手は、母国フィリピンにて開催される「2019東南アジア競技大会(Southeast Asian Games)」にフィリピン代表として出場するため、12月7日(土)、8日(日)の松本市総合体育館での試合には出場致しませんのでご了承ください。詳細はこちら
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【コラム】今週の見どころ(10/26-27)