コラム

【V1男子】展望(4/3-4/4)

展望/V1男子


※大会日程、会場は変更になる可能性があります。

最新の情報は、チームのHP、ならびにVリーグ機構オフィシャルサイトなどでご確認下さい

頂点に立つのは、どのチームだ?!

 2020-21 V.LEAGUE DIVISION1 MEN(V1男子)は、先週末にV・レギュラーラウンドが終了し、今週末のV・ファイナルステージで、シーズン王者が決定する。
 V・ファイナルステージは、「ファイナル3」、「ファイナル」の2試合が、船橋アリーナで開催される。

 43日(土)のファイナル3では、レギュラーラウンド2位のパナソニックパンサーズと、3位のウルフドッグス名古屋が対戦。その勝者が、4日(日)のファイナルで、V・レギュラーラウンド1位のサントリーサンバーズと対決する。

 V・ファイナルステージは、V・レギュラーラウンドの上位チームにアドバンテージが与えられる。ファイナル3、ファイナルともに、レギュラーラウンド下位のチームが5セットマッチで勝利した場合は、その後にゴールデンセットを行い、勝敗を決定する。

 まずは、ファイナル3。今季のV・レギュラーラウンドの4度の対戦では、パナソニックが3勝、WD名古屋が1勝。また、昨年12月の天皇杯では、パナソニックが勝利している。

 過去3季連続でファイナルに進出しているパナソニックは今季、男子フランス代表監督も務めるティリ,ロラン監督が就任。過去の実績にこだわらない選手起用は、チームに新しい風を吹かせた。ミドルブロッカーの小宮雄一郎や、アウトサイドヒッターの渡辺奏吾らが出場機会を増やし、不動のレギュラーも試合展開や調子によってスパッと交代するなど、選手起用の幅が広がった。

とはいえ、優勝がかかる最終決戦ではやはり、清水邦広深津英臣クビアク,ミハウ山内晶大永野健と、ファイナルの経験豊富な選手が健在なのは強み。昨季失った王座を取り戻しにいく。


   



 WD名古屋は、新加入の男子ポーランド代表オポジット、クレク,バルトシュが得点王の活躍でチームを牽引してきた。プレーだけでなく、優れた人間性で精神的支柱にもなっている。今季サーブレシーブ賞を獲得したリベロの小川智大や、アウトサイドの高梨健太といった若手の成長と、5年前の優勝を知るベテラン、そして世界的オポジットが融合し、頂点を目指す。



    



サントリーは14年ぶり優勝を目指す

 

 ファイナルでは、V・レギュラーラウンドを313敗という圧倒的勝率で制したサントリーが待ち受ける。

 センターエリア、両サイドに攻撃力の高い選手が揃い、それをセッターの大宅真樹が生かし、V・レギュラーラウンドではアタック決定率1位(54.5%)で他を圧倒した。サーブで崩されても、身長218cmのオポジット、ムセルスキー,ドミトリーだけでなく、4季ぶりにチームに復帰した柳田将洋や、攻撃力が増した藤中謙也がハイボールを得点につなげられるのは大きい。ブロックとディグの組織力も高く、今季はサーブ力が向上したことで、さらに守備が機能した。




    




 V・レギュラーラウンドでは、パナソニックに対し4戦全勝、WD名古屋にも2勝と、両チームに対して負けがない。ただ、WD名古屋とは昨年10月の開幕2連戦以来対戦がなく、パナソニックとの試合も131日以来のため、互いにチーム状況は変化しているだろう。

サントリーにとっては6年ぶりのファイナル。硬さが出るであろう舞台で、いかに早くふだんのバレーに持っていけるかが、14年ぶりの優勝へのポイントになる。

 コロナ禍の中、多くの関係者の協力を得ながら約半年に渡って開催されてきた今季のV.LEAGUE。その集大成の舞台が、いよいよ幕を開ける。



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