勢いに乗るサントリーサンバーズが決勝進出~2022アジア男子クラブ選手権大会5日目~
「2022アジア男子クラブバレーボール選手権大会」5日目の準決勝で、サントリーサンバーズはイランのシャダヤズドと対戦。
完全アウェイの中、序盤は相手にリードを許すも、得意のサーブで流れを引き寄せました。第1セットを落としたものの、その後は徐々にサントリーのペースに引き込み、セットカウント3-1でシャダヤズドに勝利し決勝戦進出を決めました。
優勝をかけた5/20(金)のファイナルラウンドの相手は、予選リーグで敗れたイランのテヘランペイカン。2021-22 V.LEAGUE 優勝に続き、初のアジア制覇を目指してリベンジに挑みます!
試合は現地時間18時30分(日本時間23時)から開始、V.TVで配信予定です。
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5月19日(木) セミファイナル
サントリーサンバーズ 3(20-25, 25-22, 25-22, 25-20)1 シャダヤズド(イラン)
【戦評】
第1セット
完全アウェイの中、スタートした。シャダヤズドの強力なアタッカー陣の前に序盤リードを許してしまう。しかし、ムセルスキーの好レシーブから、そのまま強烈なアタックを決定して五分の展開に戻す。終盤ムセルスキーのアタックが決まるものの、サンバーズの痛いミスが続き第1セットを先取された。
第2セット
第2セットは、ラリーの応酬からスタートする。シャダヤズドの高いブロックに苦しめられるものの、柳田の連続サービスエースで流れを引き戻す。最後は、ピンチサーバーで出場した西田の好レシーブから、柳田の技ありのアタックが決定し第2セットをとることができた。終盤、ブロックとディグの関係が上手くいき、サンバーズの思い描いた展開となった。
第3セット
序盤、柳田の活躍でチームに勢いをもたらす。その勢いに乗り、藤中のアタックも決定する。中盤、シャダヤズドに流れが傾きそうになるが、ムセルスキーのアタックで追撃を許さない。終盤は、小野・彭の両ミドルブロッカーがクイックを決定して第3セットを手にした。サーブで優位に立つことができたセットであった。
第4セット
序盤からムセルスキーの勢いが止まらない。アタックだけでなく、ブロックも炸裂してシャダヤズドがどうすることもできない展開となった。中盤は、柳田と藤中のアタックでリードをさらに広げ25-21で勝利することができた。
【試合後コメント】
山村宏太監督
「まずは決勝にコマを進めることができてうれしく思っています。今日の試合に関しましても、シモン選手という世界のトッププレイヤーがコートにいるという事でチームとしては彼に仕事をさせないという戦略をとりました。準決勝の相手としてとても強敵でしたし、ブロックの高さ、パワーどれも今までの対戦相手よりも間違いなく強かったと思います。決勝の相手は予選ラウンドで一度敗れてしまっている相手ですが、サンバーズは日々成長していくチーム、チャレンジしていくチームですので、最後まで全力で戦い勝利することを目標に戦いたいと思います。」
柳田将洋選手
「難しい試合になることは想像できていて、相手の高いレベルに対して自分たちが対策を取ったことが形になって勝利できたことがとてもうれしいです。予選リーグの対戦をしっかり活かして、今日の試合同様レベルの高い選手がコートにいるので、まずそこにチーム全体が対応できるよう準備して挑みたいと思います。」