コラム

【V1男子】今週の見どころ(3/25-3/26)





3/25-26 見どころ/V1男子:首位争いも4位以内をめぐる争いもここで決着 必見の週末を迎えるV1男子



※新型コロナウイルス感染症の影響により、大会日程、会場は変更になる可能性があります。

最新の情報は、チームのHP、ならびにVリーグオフィシャルサイトなどでご確認下さい。

 

 2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 MEN(V1男子)のV・レギュラーラウンドは、いよいよ最終週を迎える。大混戦となっている今季、前週の試合でようやく1位ウルフドッグス名古屋(25勝9敗)と2位サントリーサンバーズ(25勝9敗)がV・ファイナルステージ進出を決めた。

 前週はその2チームの直接対決2連戦が行われ、両日ともフルセットとなる熱戦の末、1勝1敗で星を分けた。その結果両チームは勝数、ポイントともに並び、首位争いのゆくえは最終週に持ち越された。

 

 V・ファイナルステージの残り2枠を懸けた争いはさらにし烈だ。前週は3位パナソニックパンサーズ(22勝12敗)と4位堺ブレイザーズ(22勝12敗)の直接対決で1勝1敗。その結果、3位パナソニック、4位堺、5位東レアローズ(22勝12敗)の3チームが同じ勝数で並び、6位ジェイテクトSTINGS(20勝14敗)もまだ進出の可能性を残している。

 今週末はまた注目の上位対決が行われる。V・ファイナルステージ進出を決めたいパナソニックはサントリーと、堺は東京グレートベアーズ(8位・10勝24敗)と、東レはWD名古屋とそれぞれ対戦する。

 パナソニックはリベロの伊賀亮平を中心とした安定したサーブレシーブを起点に、リズムよく攻撃を仕掛けて高いアタック決定率を残し上位対決で3連勝していたが、3月19日(日)の堺戦ではアクシデントでアウトサイドのクビアク, ミハウ、大塚達宣が相次いで離脱。代わって入った仲本賢優、渡辺奏吾や途中出場のオポジット西山大翔の活躍でフルセットに持ち込んだが惜敗した。最終週、パナソニックアリーナ(大阪府枚方市)で行われるホームゲームも総力での戦いとなりそうだ。サントリーも、V・ファイナルステージ進出を決めているとはいえ、V・レギュラーラウンド1位通過を目指し、最後まで勝ち星を取りにいく。

 

 1位通過を目指すチーム対V・ファイナルステージ進出を目指すチーム、という構図は、パークアリーナ小牧(愛知県)で行われるWD名古屋対東レも同じ。東レは前週、JTサンダーズ広島(7位・16勝18敗)に初戦を取られて苦しんだが、2戦目はブロック決定本数(1セットあたり)のトップを走る髙橋健太郎の6本をはじめ、計14本のブロックポイントを挙げて勝利。最後の2枠をかけた争いからは最終日まで目が離せない。

 一方で、V・チャレンジマッチ出場が決まった9位大分三好ヴァイセアドラー(5勝29敗)と10位VC長野トライデンツ(3勝31敗)の順位を争う直接対決も重要な戦いとなる。VC長野は三輪大将のスパイク賞(アタック決定率)、備一真のサーブレシーブ賞(サーブレシーブ成功率)獲得もかかる週末。その他の個人賞争いも含めて、最後まで大混戦となった今シーズンのレギュラーラウンドを象徴する熱い戦いが期待できそうだ。


 

<3月19日現在の順位>


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