2022.03.10 コラム

【V2・V3男子】今週の見どころ（3/12-3/13）

3/12-3/13 見どころ／V2男子

※新型コロナウイルス感染症の影響により、大会日程、会場は変更になる可能性があります。

最新の情報は、チームのHP、ならびにVリーグオフィシャルサイトなどでご確認下さい。

2日間11試合と見応えたっぷりのV2男子

　15チームのうち５チームが自動降格というシビアな条件の中、２回戦総当たりリーグ戦が繰り広げられる2021-22V.LEAGUE DIVISION2 MEN（V２男子）。今週末は、土曜日が４会場、日曜日が３会場で、合計11試合が行われる予定だ。

今季最後のホームゲームとなるつくばユナイテッドSunGAIAは、桜総合体育館（茨城県つくば市）千葉ZELVAと初対戦。応援してくれているファンの前で勝利をあげて、残りのアウェー戦に臨みたいところ。一方対戦相手の千葉は、警視庁フォートファイターズから１勝をあげたものの、いまだ最下位で苦しんでいる。残る試合ですべて勝利してもV２残留は厳しい状態だが、少しでもV２での手応えをつかんで、来季以降に生かしていきたい。

　
　津市産業・スポーツセンターサオリーナ（三重県）では、２日間とも１日３試合が行われるので、見応えたっぷりだ。中でも、先週に続きホームゲームを行うヴィアティン三重は、現在３位（21勝3敗）で、２位の富士通カワサキレッドスピリッツ(21勝2敗)とは僅差。V･レギュラーラウンド優勝をかけて一つも負けられない試合が続いている。土曜日に控えているのは４位の埼玉アザレアとの対戦。勝数に差があるため、順位が入れ替わる可能性は低いが、前回対戦時はセットを取られており、ポイントやセット率を考えると、順位を上げるためにストレートで勝利しておきたい。

　同日、同会場では、大同特殊鋼レッドスター（5位・11勝8敗）対サフィルヴァ北海道（7位・10勝11敗）と、きんでんトリニティーブリッツ（11位・7勝15敗）対東京ヴェルディ（14位・5勝16敗）の試合が行われる。大同特殊鋼とサフィルヴァはともに２桁勝利をあげているが、現在11位に位置するきんでんと勝数の差は３～４試合と、自動降格のボーダーラインに対してまだ安全圏とは言い難い。一方のきんでん、東京Vはそれぞれ11位、14位と降格圏内の２チーム。前述のように勝ち数に大きな差はなく、今週末を入れても６～７試合が残っているため、這い上がることは十分可能だ。

V2男子はＶ・レギュラーラウンドが４月３日（日）まで延長されており、これまで中止となっている21試合の再試合も含めて、熱い戦いは続いていく。

＜前試合の振り返り＞
サフィルヴァ vs クボタ　大同特殊鋼 vs デルフィーノ　ヴィアティン vs 千葉

＜3月6日現在の順位＞

＜BACK NUMBER＞
【コラム】V2・V3男子今週の見どころ（3/5-3/6）

3/12-3/13 見どころ／V3男子

※新型コロナウイルス感染症の影響により、大会日程、会場は変更になる可能性があります。

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今季活躍した選手の個人ランキングにも注目！

　V・レギュラーラウンドにおいて現時点で確定しているスケジュールでは、この週末が最終週となるV.LEAGUE DIVISION3 MEN（V3男子）。チームの順位争いとともに、個人の技術統計ランキングも白熱してきた。

　現在、7勝5敗で2位につける近畿クラブスフィーダは在籍2季目のエース後藤陸翔が攻守で大車輪の活躍を見せている。総得点201点はリーグトップ、ブロック決定本数（1セットあたり）0.54本は同4位、アタック決定率46.3％とサーブレシーブ成功率63.4％はいずれも同5位、と、あらゆるプレーでリーグにおける5本の指に入るというパフォーマンスだ。

その近畿とこの週末に対戦するのは、12日（土）がトヨタモビリティ東京スパークル（4位・1勝8敗）で、13日（日）がアイシンティルマーレ（1位・9勝2敗）。トヨタモビリティはミドルブロッカー西岡泰成がブロックで存在感を放ち、決定本数（1セットあたり）は0.73本でリーグ2位につけている。期待の新戦力が、近畿の攻撃をどのようにはね返すか、見ものだ。また、リベロの新山駿もサーブレシーブ成功率79.6％で堂々のリーグ1位に立つ。今季はここまで1勝のトヨタモビリティだが、個々のパフォーマンスがキラリと光る。

　一方で、アイシンは現在9勝2敗でリーグ優勝も視野に収める。総得点176点でリーグ3位の岡森怜夢、同4位の新保遥己の攻撃力はもちろんのこと、サーブ効果率でリーグ1位の久保下航平やサーブレシーブ成功率で同2位の斎藤総人といった面々が持ち味を発揮し、チームに勝利を呼び込んでいる。

そして地元・須坂市市民体育館（長野県）での3週連続開催を2勝4敗で終えた長野GaRons（3位・5勝7敗）は、ルーキーながらチームのポイントリーダーを担うオポジットの福池凌太が奮闘中。総得点では1位の後藤と18点差の2位（183点）につけており、目指すリーグ得点王へ向けて、この週末の2連戦でラストスパートをかける。また、アタック決定率52.6％でリーグ2位、ブロック決定本数（1セットあたり）で同3位につける石坂ハスナヌも、この週末のパフォーマンス次第では個人賞獲得も見えてくる。とはいえ当然、勝ち星を一つでもあげて今後につなげたいのは各選手が抱く思いだろう。